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表題作あの夏から戻れない

四辻柊,小田牧村に住む青年,8→23歳
櫛原夏生,大学生,8→18歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

お前と俺はずっと一緒だ、死んでも離れない

十年前の夏休み、夏生の大切な幼馴染みの柊は目の前で謎の霧に攫われ、消えてしまった。
大学生になり、柊が生きていると信じて彼が行方不明になった山へ向かうが、あの日と同じ霧に包まれ、気が付けば不思議な村へと迷い込んでしまった。「おだまき様」という神を信仰し、昭和時代のような生活様式の村には、雄々しく成長した柊がなぜか暮らしており「ずっと会いたかった」と激しく抱きしめられて――。
あの夏の続きが、はじまる。

作品情報

作品名
あの夏から戻れない
著者
宮緒葵 
イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
電子発売日
ISBN
9784773063431
4.2

(87)

(47)

萌々

(23)

(11)

中立

(1)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
16
得点
361
評価数
87
平均
4.2 / 5
神率
54%

レビュー投稿数16

最高です!

先の読めないストーリー展開で、
最後までハラハラしました!!
最高です!

今年の猛暑にぴったりな、
ちょっぴりホラー混じりの表現もあり、
怖がりながらも、
受け、攻め2人の恋模様がどうなるのかも
目が離せず、いい意味でヤキモキします。

加えてイラストが綺麗でカッコいいんですよ。
目の保養をしつつ、
物語世界を堪能できるという、贅沢な作りになっています♪

斬新な物語設定であり、かつ、
受けを溺愛する攻め様が、尊くて、
一気読みすること間違いなしです。オススメします。



0

色々すごいです

執着攻めなら宮緒先生が1番だと思いますが、予想のはるか上をいく濃さです。おどろおどろしいくらいの濃さなので、ライトがお好きな方にはおススメ出来ませんが、ストーリーの複雑さや人間関係のしっかりした話が読みたい方にぜひ読んで頂きたい。

0

ほのぼのとは⁉️


10年前一緒に山に入ったのに、1人だけ神隠しのように山で行方不明になった幼馴染の柊(攻め)を探しにきた夏生(受け)は、柊に会いたいと強く念じながら再び山に入ると、前回と同じく霧に包まれ、見違えるほど成長した柊に出迎えられ小田牧村という異界の村へと導かれます。
おだまき様という不変を司る神様に守られた不思議な村。
村の外に出ることがかなわない隔絶された村で、元に世界に2人で帰りたい夏生は‥




話の流れから、執着といってもいつもより軽めかななんて思いながら読んだらびっくり‼️

やっぱり宮尾先生の作品だった。
そして、やっぱり受けの身体を心配しないといけない攻めでした。

最後はこの話の元凶なるおだまき様も登場しましたが、こっちも狂ってましたね。

ちょっとホラー味のあるお話でした。

0

オカルト要素あるBL大好き

とても面白かった。
神隠し、土着信仰、異郷訪問譚。
幼馴染一家と一緒に家族旅行中、幼馴染(攻め)が山で行方不明になってしまう。10年後、攻めの生存を諦めきれずに事件現場へ向かった受けは成長した攻めと再会する話。

現世とは隔離された異界の村の世界観が面白かった。時代に取り残されたレトロな田舎と土着信仰の組み合わせが最高。気味が悪くて惨い儀式や因習もホラーで面白かった。まるで信仰のためだけに造られた箱庭のような村の歪さに、信仰している「ソレ」は神なのか怪異なのか…とゾッとしながらもワクワクできる話でした。気になっていた真相はまあBLなのでロマンティックな着地でした。

そして平行世界やループもの要素もあって面白かったです。

先生お約束の執着攻めも良かった。受けも攻め大好きっ子なのでお似合いでラブラブです。

1

素晴らしい

最初は、異世界に行っちゃった攻めを追いかけて、受けもそっちで生きていく…的になるのかと思いきや、早い段階で異世界に行っちゃったので、コレはどうにかして戻るんだろうと思っていましたけど。

想像を超えたストーリーで大変面白かったです。サスペンスともホラーとも括れないなぁ。SFが一番しっくり来るのかな。
イラストが笠井あゆみさんで、コレまたエロさも倍増されていて。(表紙から、今回は抑え気味のイラスト?と思ったら最後にね…)

攻めの執着というか、精神力と、賢さ。
受けに会いたい、想いを通じ合わせたい、という力の勝利でしょうかね。
でも、失敗の中には「攻めを好きにならない」パターンも仕込まれていて、ちょっと引くらいの執着だなぁ。思い通りにならないキャラクタだとRPGをリセットする子供を思い出しちゃいました。

そして、最後のおだまき様、、、
手のひらで世の中を見ているお釈迦さま的な感じですかね。ゼウスとかか。
世界をループさせる、、、

普段はファンタジー寄りはあんまり読まないんですが、図書館に入れていただいたので、読んだら惹き込まれる世界でした。
是非、読んでいただきたい作品リストに入りました。

1

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