ずっとこいつに抱かれたかった

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できそこないαのユートピア

dekisokonai alpha no utopia

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表題作できそこないαのユートピア

杉原拓巳、新たな抑制剤の研究に挑む大学生・ベータ
竹井国影、抑制剤の効かない大学生・アルファ

その他の収録作品

  • 10年目のほりでぃ

あらすじ

Ωの権利が尊重され、αの抑制剤の服用が必須になった世界。抑制剤が効かない特異体質のα・国影は周りから疎外される中、唯一昔から傍にいてくれるβ・拓巳に密かに想いを寄せていた。ある日、国影は彼の研究室で誤ってΩのフェロモンを嗅ぎ、発情してしまう。「拓巳に抱かれたい」という秘めていた欲望を抑えきれず、熱に浮かされるまま彼を求めてしまい――!?

作品情報

作品名
できそこないαのユートピア
著者
野田のんだ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784866575698
3.3

(20)

(3)

萌々

(5)

(10)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
5
得点
65
評価数
20
平均
3.3 / 5
神率
15%

レビュー投稿数5

美しいオメガバース

よかったぁ〜〜なんか読み終わってポロポロ泣いて、元気出ましたありがとうございます。(?)

β×αのオメガバースです。
抑制剤が効かない特異体質αと幼馴染β。

絵がめっっっちゃ好きなのよ…綺麗。色気凄い。
いろんな表情見られて眼福。

どんな時でも傍にいてくれたーー
そんなふたりはいつ何時でも美しいよ。

4

新しい感じのオメガバース

のんだ先生作家買いです!

こういうオメガバースもあるんだなぁー
と新鮮な気持ちで読めました。

まさか当て馬(?)が逮捕されるとは思わなかったですが、向こうのカップルのお相手が警察にもびっくりです!!
これどっちがどっちなの?
お巡りさんが受かな?(´∀`)ウフフ

どうなるんだ?!ページ数もうないよ?!とか思いながら最後までハラハラしました。

幸せになってくれて本当によかったです。

無自覚で攻めのこと大好きな受けちゃんがめっっっちゃ可愛いです。

1

ピラミッドの頂点にいないアルファ

今回は新たな抑制剤の研究に挑む大学生と
特殊なマスクを強要される大学生のお話です。

攻様が夢を諦めた受様の夢を叶えるまでと
パートナーとなった2人のご室談短編を収録。

この世界には男女に性別の他に
アルファ、ベータ、オメガという性別が存在します。

定期的に発情するオメガは虐げられ続けてきますが
「誰もが平等てあるべき」と言う声の元、
オメガを保護する運動が始まります。

オメガの権利を守るための法律が制定され
発情の抑制薬も開発されますが
オメガの人権侵害は跡を絶ちません。

そんな中、善良な政治家が
「悪いのはオメガの発情に誘発されるアルファなのでは?」
と声を上げるのです。

それによりアルファのための抑制剤が開発され
服用が義務化されるのですが

アルファである攻様には合う抑制剤がなく
オメガと出会う可能性のある場所では
特殊なマスクの着用を強いらています。

マスクはアルファをオメガの発情から守るモノですが
受様は抑えるすべのない狂暴なアルファだと
周りに知らしめる目印にしか思えません。

事実、受様が抑制剤の合わない特異体質者として
マスクの常用化を義務付けられると
両親も兄弟も受様を"できそこないの犯罪予備軍"と呼び
一戦を引かれていたのです。

そんな受様にとって幼馴染でベータの攻様だけが
変わらずに傍に居てくれる大切な存在だったのですが

薬学部の研究室で実験中の攻様を訊ねていき
試薬を吸引し、発情を誘引されてしまいます!!

攻様は受様には内緒にしていましたが
アルファのための抑制剤を作っていたのです。

攻様はベータなので首を噛まれても問題ありませんが
受様を怖いと思ったことの無い攻様ですら
発情した攻様を前にした事で
身体が勝手に委縮してしまいます。

果たして受様の発情をとめる事はできるのか!?

WEB配信作をまとめての書籍化で
アルファでありながらも"出来損ない"と呼ばれる受様と
受様の幼馴染でベータの攻様のオメガバースです。

帯の「特異体質オメガバース」
「幼馴染想いの一途なβ✖不器用で孤独なα」
というキャッチに惹かれて手にした1冊になります。

ベータ✖アルファというカップリングが
まず変わっていて目を引くのですが

優れた資質をもつのに
オメガを守る事に特化した抑制剤が効かないだけで
アルファが枷を付けられるアルファという設定は
かなり異質で面白かったです。

本作はオメガの保護のために
オメガの発情に負けるアルファこそが悪として
アルファを規制されるという
従来にない世界観で物語が進みます。

受様が両親に結婚を強いられたり
攻様が研究のために留学を希望したり
受様が同じ体質のアルファに迫られたり

受様の恋が実るまでどうなる事かと
先が見えず、ハラハラ&ドキドキでした。

2

安堵感

できそこないのαってどんなだろうという興味から手に取りました。

社会的地位が高くすべてのステータスが高い、そんなαのイメージへ別角度からの切り込みが入りました。
抑制剤の効かないαは、特殊なマスクを着けて日常を過ごさなければならない。
けれどそのマスクは特徴がありすぎて、着けているだけで”そう”であると周りに伝えているのと同義。

そんな状況だからと、夢も現状さえも諦めてしまっている受け。
もう彼を早く幸せにしてほしくて堪りませんでした。
少しの希望を抱いてみても、両親からの反対に合う。彼が絶望感を抱くところはつらかったです。

最後、彼がきちんと自分の気持ちに整理をつけたところは安堵します。

ページ数の少なさから若干の物足りなさはあるものの、受けの感情の変化を丁寧に描かれていました。
個人的には、彼の体質に関するところを、ダイジェストではなく見られたら良かったなと思いました。

1

苦しみのαを救うのは

新解釈のオメガバース作品。

主人公は、αの国影。
幼い時は利発そのものだったのに今では…

Ωが発情で差別されるのは誘発されるαが悪いという主張が主流となり、α用の抑制剤が義務となった時代。既存の抑制剤がどれ一つ合わない体質のαは外では特殊なマスクをしなければならない。
そのマスクは「抑えがきかない凶暴なα」のしるし…

その特殊体質とわかった国影は、家族から見放され周囲から遠巻きにされ暗い性格に。
ただひとり、幼馴染の拓巳(β)だけが変わらず親友でいてくれた。
だがある日⁉︎

…という冒頭。
オメガバース作品では珍しく、マスクαが差別されて生きづらい設定。
将来が見通せず縮こまっていた国影が、発情を通じて拓巳との関係を深め、再び夢を実現させようと前向きになっていくお話。
同じ境遇でありながら逆手にとって悪事に手を染めるマスクαも登場したりして、面白いアクセントになっています。
お相手となる拓巳はいかにもβっぽく、ちょっと凡庸で、でも努力家で。国影を支えたくて一生懸命なのです。
そして…国影が受けです!

ラスト描き下ろしでは、正式なパートナーとなって10年後の温泉旅行。
安定の結婚生活のようでよかったよかった。
総合「萌」で。

0

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