電子限定3Pかきおろし漫画付
ミステリアスな完璧人間×夢見がちな没個性男子の泥濘共依存ラブ
すっきりした絵で余白や引き絵が多く構図もかっこよくて、文字量少なく絵で見せる作風、とても好きです。
平凡で退屈な生活に飽き飽きしている晶視点の創一が怪しく、いきなり襲われても拒まずハマっていくのは日常から抜け出したい、刺激がほしいからよなぁとわかり。この先、創一には何かあるのでは?と思わせられる。
でも想像するほどのことは起こらず、創一が晶を好きだからしたことで、晶は創一に興味をなくすんだけど。
創一は晶を大切にしたい、でもめちゃくちゃにして俺だけのものにしたい、と聞いて晶は満足げな表情になる。
お互いのことをあまり理解はしていなくてもどこかでつながった2人。欲しいものが一致したと言うのか。創一の倒錯的な欲望とそれを喜ぶ晶。
協調性と言葉が足りない創一だけど
晶を描いた絵をたくさん送りつけること
同棲先でその絵に囲まれて暮らすこと
ここが不気味だなとちょっと笑ってしまいました。
自分の肖像画に囲まれて満足そうに眠る晶、創一にどうにかされたい欲望が満たされているようで、この先も2人の関係は続きそうだなと感じました。
独創的なストーリーで余白で語られる部分を考えたくなり、とても印象が強くこういう作品好きです。
萌2と迷ったんですが、全体の流れ、ぞわぞわくる中にある愛情の見せ方、クセになるおもしろさ、記憶に残る作品として神とさせていただきます(偉そうにすみません)。
先生のBLの新作をぜひ読みたいです。
朝御飯丸先生の初単行本を拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
仄暗い 2
非日常 2
日常 2
エロ 2
な感じだと思います。
ミステリアスな完璧人間×夢見がちな没個性のカプです。受けの晶くんは家、大学、バイト先の3カ所をぐるぐる回るだけの田舎生活に飽き飽きしていた。そんな晶くんのバイト先での飲み会でバイト仲間の創一くんと意気投合する。飲み会が終わり、話の流れで創一くんの家で飲み直すことになるが、酔った創一くんに身体を触られ一夜を共にしてしまう。朝を迎え疑問や困惑が残るまま、部屋で怪しげな粉を見てしまう。
攻めの創一くんは優秀で性格も見た目も良い。だからか没個性な晶くんは、バイトが同じじゃなかったら関わりがないタイプの人間だと認識している。そんな創一くんの部屋で見てしまった怪しげな粉。刺激の無い生活にうんざりしていた晶くんからしたら、それは非日常だとゾクゾクしますよね。更には開かずの部屋まであれば尚更。
しかし、創一くんが出掛けている間に、開かずの部屋の中を見てしまい、更には粉の正体も判明した途端、晶くんの中での創一くんの興味や関心が冷めてしまうのですが、流石に玲くんの心理にはちょっと共感出来なかったです。勝手に期待して夢を見ていて、それが非日常ではなくて残念なのは分かるが、そこまで創一くんを突っぱねることだろうかなと思いました。前後の物語りの展開やキャラクターの心理描写としてもう少し大袈裟な感じで描かれていた方が、晶くんの落胆の大きさが伝わってきたのかなとも思いました。
創一くんの方も何故晶くんを部屋に誘った時に手を出したのか。その理由は描かれているのですが、幼い頃の思想や周りの環境などももう少し深く描いてほしかったです。晶くんに執着する理由は分かりますが、展開や言動などでそこまで固執してなくないかなと思ってしまいました。
結末も少し仄暗い感じではありますが、個人的には右にも左にも行けない様な、もう少し振り切った仄暗さが読んでみたかったです。キャラへの共感や物語りの展開の起伏が緩やかで、なかなか萌えれなかったのですが、ほんのり仄暗い雰囲気の作品、読んでみては如何ですか。
晶の「わかる〜」って言いながら「よく分からん」って思ってるとことか、物語の中で登場人物の性格を説明調ではなく分からせるところ漫画が上手だなと思いました。
完全にアウトサイダーの話でもなく、絶妙にありそうな設定です。まさにグレーゾーン。明るい可愛いハッピーな読後感ではありません。ぞくっとします。個人的には印象に残りにくい絵柄だと思うので、こういう方向性を貫いていくなら作画に一癖ある方が良い気がする。
自分は悲観的なのでどちらかが手を離した時の絶望を想像してしまうし、晶は今まで多分流されるままといいつつそこそこ上手に生きてきただろうに、ここでこの選択をしてうまく波を乗り切れるのか心配もしちゃう。普通がうまい奴は堕落するのは意外と難しいんだぞ。
デビュー作らしいです。
1話試し読みで面白そう!って買った作品。
面白かったです。
このまま何もなく平凡な人生送ってくのかなって先が知れてきたと感じてる大学生の主人公 晶くん。飲み会後にバイト先のファミレスの同僚 創一くんの下宿先について行ったら流されてノンケなのにやられてしまって。(男女だとあるあるだけど、同性間なのにー?!)
部屋に怪しい粉(ドラッグ?!)といつも扉が閉まってる異臭がする秘密の部屋があって、気になってしまう晶くん。怪しげな創一は一体何なのか?
何も無いままの人生なのかな?と思ってたところにイレギュラーイベント発動(同棲とSEX、その相手がもしかしたら危険人物かもしれない)にワクワクしてしまう昌くん。
自分は何も持ってないけど、特別感を求めちゃう人は危険な物に惹かれてしまうんだろうなと思ってしまった。羽虫が光に引き寄せられて炎に焼かれてしまうと言うか。
片や、攻めの創一くん。母は、息子の成績にしか興味がなく外に男がいる気配。子どもの頃から同性が性対象で、求めるものを与えられず悶々とした青春時代。そんな時に、偶然入ったファミレスで昌くんを見初めて同じくバイトで働き出して接近していく。
偶然の出会いや出来事では無く仕組まれてる〜。
こーゆーのってもし後から知ったらどう思うのかな?ポジティブな人ならこんなに好いてくれてるんだー!で、ネガティブな人なら気持ち悪いストーカーか!ってなるんかな?
読後感は、そこまでひどくは無いです。ちゃんとハッピーエンドです。お互いウィンウィンです。攻めの策略にまんまとのせられてる事に気づいてないのか、のってあげてるのか。
ところで、カバー下の手書きキャラ設定とカバーのあらすじでは名前が[昌]になってますが、本編では[晶]になってます。どっちが正しいの?
紙本で購入。修正は太めの白線かなりの本数です。
バイトが一緒なだけでその接点は薄い創一と晶。なんとなく始まったハッキリしない関係やどこか不安を感じさせるような雰囲気がクセになるようなお話でした。
代わり映えしない毎日に刺激を求める晶にとって創一との日々は"非日常"そのもので、興味がなくなった途端スッと冷めていくわけですが…
確実に晶の日常は創一に染められていたのがわかる展開が面白かったです。
創一はこれまで自分を隠して生きてきたけれど、晶が受け入れてくれたことがありのままの自分を肯定する材料になっていたのかな、と。
でも晶のことを想ってはいても、彼の気持ちどうこうより自分自身が満たされたかっただけのようにも感じてちょっぴりゾクっとしました。
一緒にいることを選んだふたりはどんな道に進むのだろう…。
明確な答えがないままお話は終わりますが、深読みしたくなるような薄ぼんやりした結末にもこの作品らしさが表れていて良かったなと思いました。
