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殺し屋千夏✕盲目の少年佳澄。
作画は少年誌に近いかな。どっかで似た作画を見た覚えがあるけど、思い出せず。
ビッグコミックでありそう。
漫画なので画力は申し分ないのに、中身が薄っぺらくて勿体ない。
千夏はなぜ殺し屋として生きなければならなかったのでしょうか?父からの殺せの命令のようだけど、殺し屋のド定番は組織に拾われて生きる為に仕方なく、でしょ?
父が組織の人間だったのかなど、人物のバックボーンが分からず。
なんの為に生きてるわけよ?いったいどこが優しいの?
佳純はなぜ、目が見えなくなったんだっけ?
優しい殺し屋と盲目の少年です、さぁ泣けるやつですよーって表面だけ用意されてもね。
スマホが出てきてるから現代なんだろうけど、大正ロマンな建物が出て来て鬼滅が見え隠れしたり。
定まってないんだよ、方向性が。
ふたりの距離の近づき方も急で雑。
いきなり最終回でした。
設定からして殺人鬼×盲目青年で時代ものってところが刺さり購入しました。
表紙の絵もですが、全編に渡ってとってもきれいな絵が見られて眼福でした。
お話は冒頭からディープで暗い感じなのかなと思ってたら意外とそうでもなくてさくさく読めました。
盲目の御縁佳澄さんの目がとても澄んでて綺麗で可愛くて幸せにしたいランキング1位の子でした(笑)
事件のことだったり家族のことだったり重い話もありますがハピエンで良かったぁ!
冒頭ではほの暗いお話なのかと思いましたが、私が感じたのは圧倒的な光の作品でした。
2人が出会い、友だちになりたい…と打ち解けていく過程…その瞬間ごとの空気、距感感、それぞれの佇まいから緊張感と心情が絵から伝わってくる。
瞳、手、触れ合い、絡む絵がすばらしく好みでテンション上がりました。
そう!そこが見たいのよー!という場面を描いて下さりうれしくなりました。
絵が美しいのはもちろん、色っぽく、戸惑いや、相手への好奇心、思いやりなども表現されていて。
佳澄が本棚から本を取る時、落ちてくる本を受け止める千夏…この距離、構図、表情がとてもいい。グッとくる。
惹かれ合っていくさまが説明的ではなく、絵でわかるのがすごい。
憔悴していた千夏がどんどんかっこよくなって、こんなに色っぽかったっけ?となったり、やさしい表情をしたり。
直接的な言葉はなくても触れ合うのが自然で、そうしたい気持ちや喜びが手にとるように伝わるのがたまりません。
ずっと一緒にいたい、離れたくない…2人の絆は強いとわかる描写が最高です。
それぞれ闇の中にいたけれど、相手との出会いによって光の世界へ進むことができた。
それがいかんなく絵で表現されていて感動しました。
確かに、千夏の殺し屋稼業はどうなるのか気になりましたし、佳澄が少女ぽいなと思う所はありましたが…2人の愛、絆が強く美しく描かれているので、その辺はもういいやとなりました。
時代設定についても、最初に千夏のスマホが出てきたので現代だとわかりますし、佳澄が和服を着ていてもそういう人いるよねくらいな感じでした。
佳澄の弟、聡がいい奴でよかったです。
この勢いで番外編も読んできます。
最初読み始めたとき、時代感が混乱してしまいました
なぜかって佳澄の服が着物だから困惑
ごめんなさい♀
もりもより先生の繊細な絵のタッチと千夏と佳澄の温かな愛情
ほんわかしてるのかなと一瞬錯覚するけど、千夏ピンだとすごくシリアスな絵になる
結構リアルです
なので、血とかが無理な方はちょっと厳しいかも…
佳澄と千夏の愛を見たい方はぜひ!!
最後まで見れば、表紙で佳澄が持ってる花についてもわかります!
優しく儚げな雰囲気の絵と心温まるストーリーがよく調和しているところが私的にどストライクでした!!
作品全体に「光と闇」の対比が散りばめられていて、そこもまた素敵、!
第3者視点というか2人の姿が引きで描かれているコマでは、目の見えない佳澄さん(受け)が明るい場所に立っていて目の見える千夏(攻め)が闇の中に立ってることが多いんですけど、佳澄さん視点のコマだと千夏が光側にいて、千夏視点のコマだと佳澄さんが光側に立ってるところからお互いがお互いの前向きな未来を想像させてくれる光なんだなというふうにも感じられて見るたびに心打たれています!
少し切ない物語なので感情移入し過ぎてしまう方や少しでも悲しい場面がある作品が苦手な方はご注意ください、
