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ほど先生の「フロムヘブンヘブン」が大好きで、何度も何度も読み返しています。
先生の他の作品も読んでみたくて、紙で注文していたこちら。
もう、読みながらぼろぼろ泣けてきてしまいました( ; ; )
最高に沁みるお話だった。。今読めて本当に良かったです。
以下、ネタバレ含みますのでご注意ください↓
全編攻め視点で描かれる今作。(コミコミさん有償特典の20P小冊子は受けの高嶋視点!こちらも本当にいいお話だったので、紙派の方にはコミコミさんのものをおすすめします…!)
専門学校職員として働く佐伯。先輩の高嶋のことが好きでたまらないけれど、告白するつもりはなく…
けれどある日出張先で大雪に降られ、ホテルの予約をしていなかった二人は思いがけずラブホで一緒に一夜を過ごすことになり、佐伯は勢いで高嶋に想いを告げてしまいー
と続くお話です。
どこか寂しげな顔を身せる高嶋には、実は忘れられない人がいてーーと明らかにされる高嶋の事情が本当に切なくて、、
で、素晴らしいなと思ったのが、佐伯(攻)の高嶋への寄り添い方。
”亡くなった人には勝てない”とかそんなふうに落ち込むんじゃなくて、何があっても離さないという意思で寄り添おうとする。
そっと手を離して「俺はお前に想われるようなやつじゃないよ」と言った高嶋に返したセリフ、その一途さにもう胸がいっぱいになってしまって、気付いたらぽろぽろ泣いていました。(ぜひ本編で確認してみていただきたい…!!)
その直後のシーンでも、
「俺は何かを変えて欲しくて高嶋さんと一緒にいるわけじゃありません」
「変わらなくていいんです そのままでいいんです」
「一人でいないでください 俺を望んでください」
もう、こんな言葉を年下ワンコ攻めにかけられたら、陥落だよ…!!という言葉が重ねられていて、胸がいっぱいに。
そして、作中で2回かな?攻めが泣くシーンがあるんですが、その涙が美しかった。。
攻めが見せる涙に弱い自分は、とんでもなくグッときてしまいました。
途中に出てくる高嶋の、高校時代の祥吾との思い出エピソード。
こちらもこれでもか、というほど”青春”を感じさせてくれるものでした。美しいからこそ、これから先二度と得られないものになってしまった悲しみが胸を刺す気がして切なかった。。
そんな切なさや悲しみを経た上での、終盤の「一年後のふたり」の微笑ましさ!
すぐ涙ぐんじゃう佐伯が愛おしいです笑
記念日を大切にしてくれる彼氏、いいじゃないか!最高じゃないか〜!
ツンデレ高嶋と、どんな1周年記念の1日を過ごしたのかな、と想像してふふっとなり、幸せな気持ちで本を閉じました。
はー…
「フロムヘブンヘブン」と並び、何度も読み返す一冊になりそうです。出会えて良かった。。✨
好きだった人が既に亡くなっている話。なかなか過去の男に勝つのって難しいです。
好きだった人との思い出って、どれも綺麗で尊いですから、記憶の中の好きな人にはなかなか勝てません。
高嶋さんは、平松の事を好きだったのか。そこが曖昧なところも余計に過去を引きずる原因になっているのかもしれません。
こういう人には年下ワンコが合いますね。それもちゃんと「待て」ができると尚よし、です。
佐伯は好きとなったら、一直線なところもあるけど、平松との過去を忘れられない高嶋さんを無理やり体の関係に持ち込むことなく、彼から来てくれるのを待っていたところが良かったと思います。
そして、自分には価値がないと思い込んでいる高嶋さんに、真っすぐに愛を伝える所も素敵です。
平松はきっと高嶋さんの幸せを願っているし、それが佐伯なら喜んでくれるんじゃないでしょうか。
今まで心から楽しめなかった高嶋さんが、佐伯と一緒にいて幸せを感じてくれるといいな。そのためにも佐伯は健康でいなくちゃ。
ふたりとも末永くお幸せに。
何かが私の琴線に触れてしまい、中盤から終盤にかけて号泣しながら読みました。
涙が止まらなかった...
最初は、攻めからの好意に対して煮え切らない態度をとる受けにイライラしていたのですが...過去がわかれば、納得できました。
清算できていない感情があったからこそ、ああいう態度だったのだと。
今作の功労者は、確実に攻めですね。
受けからどんな反応が返ってきても、決して諦めない。
一途に想い続ける気持ちの強いワンコ攻めでした。
主役である2人よりも感情移入してしまったのが、受けの憂いの原因である平松でして...彼のことを考えると苦しくて仕方ありませんでした。
今までのほど先生の作品は、悪人のいない優しい世界でした。
それとは一変した今作は、切なさを含みこちらに幸せとは何かを訴えかけてきます。
新しい世界を見せていただきました。次の作品も楽しみにしています。