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表題作アバウト ア ラブソング

星名 みづき
28→33歳
瀬戸 佑成
17→22歳

あらすじ

バンドマンの星名は、
そろそろ音楽でどうにかなりたいけれど
ラブソングを書くのが苦手な男。
最近はバイト先の大学生・瀬戸くんが
純粋でまぶしくて……癒やされている。

そんな瀬戸くんが雨に濡れて沈んでいた日、
星名は彼を連れ帰って一夜を明かしてしまう。
しかし翌朝、瀬戸くんが思っていたより
“年若い”ことが分かり…………………!!!

後悔に揺れる星名。
しかし瀬戸くんは、
だめ大人なりに誠実でいようとする星名に
よりいっそうの恋心を積もらせていくーー。

作品情報

作品名
アバウト ア ラブソング
著者
夏野寛子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
シュークリーム
レーベル
from RED
発売日
電子発売日
ISBN
9784910526300
4.5

(570)

(406)

萌々

(118)

(28)

中立

(8)

趣味じゃない

(10)

レビュー数
48
得点
2594
評価数
570
平均
4.5 / 5
神率
71.2%

レビュー投稿数48

音と言葉と日常で紡がれる、コップに水が湛えられているようなお話。

星名(攻)視点で紡がれる、人生への多少の諦めと瀬戸くん(受)の感情の揺れを眩しく思い、想いやる気持ちに引き込まれました。珍しくないバンドマンと高校生ですが、彼らがコンビニのバイトで出逢い、日常生活の中で惹かれあっていく何でもない流れが、夏野先生の絵と言葉でかけがえのない場面になっていく瞬間がたまらなく好きです。

<おすすめできる方>
✅だらしないが、大人としての考えや余裕を見せる攻めが好きな方
✅曇りなきまなこで凛と攻めに愛情表現する受けが好きな方
✅年の差恋愛のもどかしさが好きな方

<もっと詳しく!ここ好きポイント>
・バンドマンとして、星名が瀬戸くんに愛情を楽曲に乗せて伝えるシーン、、
・人気バンドマンになった星名が、大事なライブで瀬戸くんを見た時に感情が乱れるシーン
・年下である瀬戸くんが抱く星名への想い(勝手に一線引いて、ずるい、でも好きなんだという葛藤、、!!!)

0

美しい

なんと美しいお話なんでしょう。
やわらかい色合いの表紙通りの、さわやかで美しい物語でした。
攻めさんは30前のバンドマン、欲望には自由でちょっとずるい大人、
お相手は保育士志望の高学歴高校生。
お互い惹かれていながら年の差と立場の違いからなかなか恋人への一歩が踏み出せず、
そのモヤモヤ期間が丁寧にさわやかにちょっと切なく描かれています。
星名さんがズルいワザを繰り出してきますw
瀬戸くんと一緒にコロリとやられちゃいました♡

1

ずるくさせているのよね

 大人と高校生の恋愛がリアルに、大人のずるいところもすべて包み隠さずに描き出されているところが魅力的な作品でした。バンドマンの星名はけっして誰彼構わず手を出すようなタイプではないけれど、瀬戸のような未成年相手だと恋愛においてどうしても彼の方にアドバンテージがある。それをちゃんと本人に伝える誠実さが、瀬戸を軽んじていないことが分かるし、素敵な年上だなと。だからこそ、瀬戸も余計惚れるのだろうけど(笑)。最初少し流れに任せて手を出してしまいますが、以降は思い直して瀬戸が大人になるまで待った星名、偉い。夏野先生らしいきらきらな瞳と、若者らしい勢いと大人になる直前の思慮深さを併せ持った瀬戸も、控えめすぎず積極的すぎず、等身大で可愛い、応援したくなる受けでした。

1

切なくて泣けるけど、ちゃんとハピエンです

年上バンドマン×純粋高校生
星名さんの気持ちも瀬戸くんの気持ちもどっちも共感して泣ける
「伸ばされた手を振りほどくことが愛だったらいい」
瀬戸くんは高校生であり、頭が良くたって落ち着いてたってまだ発展途上の子供。星名さんが人生を左右できてしまうからこそ、将来万が一にも後悔をさせない為にも、伸ばされた手をとらない。
愛ですよ。
一度は手を出しちゃったけども、そこから見事軌道修正してくれました。
でも、そこから22歳まで手を出せないのは慎重すぎです笑
特典冊子でタガが外れた星名さん最高でした。
純愛最高でした。

1

No Title

相変わらず水彩画のようなタッチが素晴らしいです。
本編ではエロなし、アニメイト限定特装版にはありました。夏野先生は「冬知らずの恋」「25時、赤坂で(1)」以降はエロ少なめな感じがします。初めてBLを読む方にすすめやすいです。


歳の差、進路、売れないバンドマンとなかなかハードな要素が盛り沢山です。学校の中で守られて育ってまだ社会を知らない18歳と酸いも甘いもそれなりに味わってきた28歳。本編で星名さんがいったように簡単に丸め込めちゃうんですよね。「大人」を垣間見せてくれる余裕ありげな彼氏としてそばにいることもできたのに星名さんが選んだのは拒絶。その優しさがまるで子供扱いされているようで辛いんです。年齢なんて身長と違っていつまでも肩を並べることも追い越すこともできないし。しかも星名さん売れちゃうし!自分を拒絶した曲で売れちゃうんですよ!!悲しいことこの上ないです。テレビで聴くたびに、彼が自分を振ったことがありありと思い出されて、星名さんとの記憶も、彼の笑顔も全て蘇ってくるなんて…。

0

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