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  • 愛さないと言われましたが、やり直したら騎士が溺愛してきます

愛さないと言われましたが、やり直したら騎士が溺愛してきます

aisanai to iwaremashita ga yarinaoshitara kishi ga dekiai shitekimasu

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表題作愛さないと言われましたが、やり直したら騎士が溺愛してきます

エディアール・カラムス
アルカムの幼馴染で侯爵家の三男
アルカム・レイムンド
騎士を多く輩出する伯爵家の嫡男

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

アルカムが目を覚ますとそこは前世の世界で、騎士の友人・エディアールに告白して玉砕し命を落とした時から、三年前の時空に転移していた。伯爵令息のアルカムは、騎士として名高いレイムンド家の嫡男だったが、華奢で力が弱く騎士になれなかったため、今世も文官として仕事に尽力し、エディアールにも告白などせず、末永く友人関係で居続けようと努力する。しかし、なぜかエディアールは優しく触れてきて、更に一緒に住まないかと提案してきて!? 前世の時と展開が違う事に戸惑うしかなくて……。
生きている年数は還暦オーバー。男性同士の知識は現代で得た純情青年とクール騎士侯爵令息との転生&転移&溺愛ラブ!


初版のみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記が掲載されている場合でも無くなり次第、終了となりますのでご了承ください。

作品情報

作品名
愛さないと言われましたが、やり直したら騎士が溺愛してきます
著者
火崎勇 
イラスト
カトーナオ 
媒体
小説
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
カクテルキス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784866695761
3.5

(24)

(2)

萌々

(12)

(8)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
6
得点
82
評価数
24
平均
3.5 / 5
神率
8.3%

レビュー投稿数6

続きをあと10ページだけでも書いてあれば!

面白かったです!イラストも良かった!

続きをもっと書いてくれてたらなお良かったのに…。

気の毒な育ちの主人公アルカム。騎士の家系の伯爵家に政略結婚の末に嫡男として生まれるも、人を剣で傷つけるのが怖いと騎士になれず。父にも親戚にも罵倒され心の支えは親友のエディアール。
なのに…(泣)なところで…。

転転生こそが本番ですね!
エディアールとのイチャイチャに照れるアルカム。自分を戒めて切ないです。
いつかエディアールは結婚する。自分は家族を失う。一人ぼっちだ…と。

最後まで読むと、なんてこったい!あの時あのタイミングじゃなければ?もしかして?
いやでも今世で知恵を持ってたアルカムだからこそ上手くいったのかも。

しかも義弟がこんな子だったなんて〜!
二人のラブラブ新婚生活と義弟とのあれやこれやも読みたかったよ〜!

両想いが最後の最後に少しだけなのが惜しい!

読み終えて気になって見てみたら、なんと!Kindle Unlimitedに入ってた〜!SSまで!
知らずに紙で買ってしまった…。
ショックですけど、アンリミに入ってる方はぜひ読んでみてください(泣)

1

今度こそ長生きしなよ。

やり直しの人生だからこそできる生き方が、ハピエンに向かっていて、よかったねぇ。

受け様は文官のアルカム。
長年想い続けてきた幼なじみのエディアールに告白するも「友人でいい」と玉砕。
その場を去ろうとして落馬して亡くなった。
そんな前世を思い出して生きていた現代の日本ではバイク事故で亡くなった。
ーハズなのに、自分が失恋して落馬した時より、3年前の時間に目覚めたアルカム。
今度こそ、告白はせず、ずっと親友ポジションで側にいたい。
距離感ゼロのエディアールに対して、勘違いしない、と自ら言い続ける。

攻め様はもちろん騎士のエディアール。
どう見てもアルカムの事、好きだよね。
アルカムに対してだけ見せる笑顔とか態度とか、特別枠なのがまるわかり。
いや、これはドキドキしちゃうよ!
惚れられてるって期待しちゃうよ!

アルカムは騎士でなければ、という騎士一族の嫡男。
なので、騎士にはなれず文官として生きてきたアルカムは、自己評価が低い。
父親は愛人の子に家を継がせる、とか言い出すし。
(°⊿°`)ケッ
アルカムが順調に文官として昇進していくのを指をくわえて見てるがいい。
跡継ぎになった子は兄ちゃん大好きっ子だしな(°∀°`)ヘッ

エディアールの隠していた本音を知って、これがやり直しでよかった、と思いました。
目の前で愛しい人が亡くなるなんて、エディアールの慟哭やその後を想像したら、辛すぎるもの。

想いを告げ合う事ができてよかった。
欲を言うなら、2人やアルカムの家のその後、特にアルカムに構われたいオリバーと、独占欲の塊のエディアールとの攻防とか、もう少し読みたかったかな~。

もう事故にあわないよう気をつけてね、アルカム(笑)

2

シナリオみたい。

初読み作家さん。
辛辣な評価なのでファンの方はすみません。

地の文は1文ごとに改行されて、まるでシナリオや脚本を読んでいるみたいでした。
脱字も商業作品とは思えないほどあったし、数行の中で同じこと何度も言っていた。

昔からのファンで読み慣れてる方には問題ないのかもしれませんが、
「ドガン、とすごい音がした。」とか私には無理でした。少しもすごさが伝わってこない…。
一人称で文章が淡々としているせいか全体的に主人公の頭が悪い感じがして、何の感情移入もできませんでした。
地の文で「顎クイだぞ、顎クイ。」とか、いったい誰に向かって言ってるの?
ちなみにキスバージョンもありました。

あと転生は必要なかったと思う。
売れセンを狙った感じが透けて見えたし、うまく使えていない。ただ書いただけ。
高評価はファンの贔屓目を含んでるんじゃないでしょうか。

3

巻き戻った人生は違う道を進みます

今回は侯爵家三男の騎士と伯爵家嫡男の文官のお話です。

攻様に失恋した受様が異世界転生後に
巻き戻った人生で攻様と結ばれるまで。

受様の生まれた伯爵家は
代々優秀な騎士を輩出する名家で
受様は侯爵家から嫁いだ母が生んだ一粒種です。

しかしながら受様は人に剣を向けることができず
跡継ぎでありながら父に好かれていませんでした。

学園に通うと座学の学力は学年トップクラスで
優秀と呼ばれ、文官となり、出世街道を歩いても
父は騎士でない受様を認めませんでした。

実は父には母との縁談前から恋人だった平民の女性がおり
結婚後は愛人として父似の息子も授かっていたのです。

受様は彼の存在を知っても跡継ぎにしたいと言われても
「やっぱり」という気持で親戚筋から反対は出るものの

義弟が跡継ぎになる事で騎士でいなければならない、
結婚しなければならない人生から逃れられる事は
落胆ではなく、安堵ですらあったのです。

受様は母方の親戚で幼馴染で親友でもある攻様を
愛していたのです。

この世界では同性同士の恋愛はタブーではなく
受様は攻様を遠乗りに誘いだして告白するのてすが
「お前とは友人でいい」と断られ
受様は落馬で1度目の人生を閉じるのです。

その後、受様は現代日本に転生し
階段から落ちた事で前世を思い出すと攻様を想って過ごし
バイク事故で2度目の人生も終わりを迎えるのですが

次に受様の目を覚まさせたのは
受様の名を必死に呼ぶ呼ぶ攻様の声でした。

なんと受様は1度目に死んだ人生を巻き戻り
1度目の人生の3年前に回帰していて!?

騎士伯の嫡男ながら騎士になれなかった受様と
受様幼馴染で騎士となった攻様の恋物語になります。

本作は受様が現世での死後、
異世界で1回人生を過ごてまた現世に戻ってくるという
巻き戻しファタジ―になっていて

ちょっとややしいかと思ったのですが
異世界転生の利点、巻き戻りの利点を上手に活かし
2度目の現世を変えていく様子はとても面白かったです。

受様は騎士を輩出する家の嫡男なのに騎士になれなかった
負い目というか、トラウマのために
受様の自己評価が低いです。

これは騎士である事が何より絶対な一族意識にも
かなり影響を受けていてそうした結果
攻様に告白してお断りされても「仕方ない」と
思ってしまうのですが

読者にしたらタイトルからも流れからも
2人が両片思いなのは間違いないと思うので
どんな理由かとワクワクしです♪

受様が1度目の人生では諦めた恋を掴むまで
とっても楽しく読ませて頂きました (^O^)/

1

ドジっ子?

ここ最近の火崎勇先生は転生ものが続いてますね。
個人的にはこの作品の前に出た他レーベルの「愛を誓って転生しました」の方が好みでした。

火崎勇先生らしい飾り気のない真っ直ぐな文章で、2回に渡る前世がアッサリ短く書いてあり、そこら辺が思い切ってると思いました。

3度目の転生が1度目の前世の亡くなる3年前というのが、転生に当たるのかちょっと謎に思いましたが、1度目と違う出来事から何となく1度目の前世にアルカムが振られた理由が想像出来てしまいました。

この3度目のアルカムの人生から思ったのは、ドジっ子だということでした。エディアールや上司からの忠告を聞かずに危機に陥るし、転生のチートは事務能力だけというやや平凡な才能でした。

ただ、義弟をレイムンド家の跡取りにするべく奔走する姿は逞しく、この辺りが1番読み応えがあったように思いました。

お話は綺麗にまとまっていたんですが、エディアールがアルカムをふった理由を知ってしまうと、目の前でアルカムを喪ってしまった1度目の前世のエディアールはどんな気持ちだったのだろうと考えてしまい、何だかモヤモヤが残ってしまいました。

2人が結ばれたところで終わるのではなくて、あとがきにあったようなその後の義弟との関係とかエディアールとの関係を公にしたのかとか書いて欲しかったです。ちょっと尻切れトンボのような感じで物足りなかったです。

1

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