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表題作冥婚の花嫁

旦那様(亡者),無縁仏の集合体
イオ,妹の身代わりに亡者の花嫁に選ばれた青年

同時収録作品冥婚の花嫁

村人たち
イオ,妹の身代わりに亡者の花嫁に選ばれた青年

その他の収録作品

  • 冥婚の花嫁 補完漫画(前編,中編,後編)

あらすじ

【本作品は同人誌となります】

ある夜、村長の屋敷へ招かれた兄のイオと妹のケイは
【冥婚】という村の因習の話を聞かされる。
それは50年に1度、村の若い娘を亡者に捧げるというものだった。
そして、その儀式に妹のケイが選ばれたことを告げられた2人。

イオはケイを先に村から逃がして、自分も後を追うつもりでいた。
しかし、先に逃げたはずのケイが山で滑落して瀕死の状態でイオの前に連れられる。
ケイの惨状に呆然とするイオに、村人たちはある条件を提示した。
『お前が身代わりになるというなら、ケイを助けてやる。
ただし、お前は逃げても抵抗してもならん。いいな?』

―――ケイを生かしてもらうため、イオは即座に頷いた……。

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【作品情報】
モノクロ漫画(トーン)

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【作者】
Luc
【アシスタント】
覇海様

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■総ページ数:56ページ

<サークル>五梅

作品情報

作品名
冥婚の花嫁
著者
五梅えるこ(Luc) 
媒体
漫画(コミック)
出版社
DLcomics
レーベル
GirlsCREATIVE
電子発売日
5

(8)

(8)

萌々

(0)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
40
評価数
8
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数2

因習・溺愛人外攻めがお好きなら

妹のために身代わりとして生贄の花嫁となった青年が、人ならざる亡者たちの手で文字通りどろどろになるまで溺愛されるお話。

成人指定の同人作品なのでちょっと…だいぶえっちなお話ではあるのですが、素晴らしく溺愛系人外攻め好きのツボを突いてくれた作品でした。
本編300P超+補完漫画の合計400P超えの大ボリュームで非常に読み応えあり。
ずっと自分を後回しにして人のために懸命に生きてきた不遇の青年が紆余曲折を経て、これでもかと徹底的に愛され尽くす図にピンとくるものがある方や、多種多様なプレイが読みたい方、溺愛人外攻めが読みたい方、因習ものがお好きな方、色気のあるシーンだけではないなにかが読みたい方はぜひ。
下衆な村人たちによる無理矢理な描写など、苦手な項目がある方はがるまにさんの詳細ページにプレイ内容その他が記載されていますのでそちらでチェックしてみてください。
全ページ絵が本当に美しくて、どこを見ても目の保養になりました…!このページ数を同人で…すごい…
このお話の続編となる、結婚後のお話が2024年1月17日にフルールコミックスから商業作品として発売予定だそうです。
Twitterで描かれていた今作のその後がどれも可愛らしくて仕方がなかったので、こちらも読めるのがすごく楽しみ。

とある山奥に狭間の村と呼ばれる小さな村がありました。
村の近辺には、冥府へ行くことが叶わなかった孤独な亡者たちが集まる狭間と呼ばれる場所があり、村に繁栄をもたらしてもらうため、50年に1度狭間で彷徨う亡者たちの孤独を埋めるべく、生者の花嫁を捧げる「冥婚」という風習が行われていて…

むかしむかし…と語られるお伽話の裏側が読める1冊です。
男の身でありながら亡者の「旦那様」のところへ嫁入りする、いわゆる身代わり花嫁ものなのだけれど、お互いが長年求めていた唯一無二のパズルのピースがカチッとハマるかのようでした。
人の形をとってはいるものの、旦那様というのは元々誰にも祀られず愛されなかった孤独な亡者たちの集合体なのです。
愛し愛される性を求めてやまない彼らの元に送られた過去の花嫁たちは耐え切れずに自害をし、そのまま亡者の集合体の一部になっていて…と、なかなかな末路。
でも、旦那様は大切な花嫁をただ愛して可愛がりたいだけなんですよね。
性愛を求める彼らの元へ送られたイオの身体と頭にじっくりと覚えこませるように何度も達させ、何人もの手と身体と言葉でほぐし開き、愛して愛して愛し尽くしていく。
両親を亡くした幼い頃から今まで、どこかずっと寂しさを抱え愛情に飢えている自分を小さな箱にしまっていたイオを、時に苦しいほどの溺愛っぷりで旦那様がこじ開け、本来の彼を引っ張り出して終わらない快楽と愛で満たしてやみません。

うーん、メス堕ち・快楽堕ちとは少し違うかなあと思うのです。
基本が複数人だったり、二輪挿しがあったりとかなり濃厚な交わりが続くのですが、何せ最初から最後まで一貫して穏やかな口調で「好きだよ」「気持ちいいね」と、旦那様がイオのことをどろどろに可愛がり続けるものですから。
快楽を与え続けて自害してしまわないようにしていたんですね。
村の人々に絶望し、死と恐怖を覚悟して来たはずだというのに、初めての快楽にわけもわからず戸惑いながらも溺愛されて素直になっていくイオ。
旦那様の元へ嫁入りしてからのイオの変化が、言葉を選ばずに言うのならものすごくえっちでみっともなくて可愛いんですよ…

そして、補完漫画がまたとっても良くって!
気になっていた妹・ケイのお話と、名前も知らず「花嫁」と呼ばれていたイオが「イオ」になるまでの少しずつ心が寄り添い合う過程も見られて最高の一言。
孤独だった者同士が唯一無二になるまでが丁寧に描かれていて、濃厚な本編と胸揺さぶる補完漫画を読んですっきりと完結するお話かなと思います。
本当に溺愛されっぷりが気持ち良いので、成人指定どんと来いな濃厚なものをお求めの方はぜひ1度読んでみてほしい1冊です。

1

不憫でえっちで泣ける

CG版も持っています。

漫画版はCG版を漫画におこした本編と、補完漫画、おまけと盛りだくさんの400ページ超えの大ボリュームです。

本編は、旅の途中で両親を事故で失い、近くの村に拾われた兄妹。
この村には、50年に一度、亡者たちに花嫁を捧げる「冥婚」の風習があり、妹の身代わりにイオが花嫁として贈られます。

モブ村人たちに花嫁として身体を仕込まれたり、嫁いだ亡者は人型をしているものの複数の集合体であり、多数の手や股間などが囲み、基本的にほぼ多数対イオの構図です。

本編途中まではイオが怯えていたり、旦那様は新しい花嫁を死なせないために快楽墜ちさせようと怒涛の攻めであまりラブは感じません。

しかし、永遠の時間を共に過ごす中で、優しい旦那様たちに愛され、大切にされてイオはどんどんえっちでかわいくなります。

本編後の補完漫画では、その後の話や妹とのエピソードなど、読んでいて自然に涙が出てきました。

とてもえっちですが、切なくて不憫で泣けます。
イオの幸せを祈りたくなります。

大好きな作品です。

ツイッターなどで描かれていた、旦那様とのラブラブエピソードが商業作品として1月に販売されるそうです。
商業は修正が気になるところですが、発売を楽しみにしています。

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