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朝が来たら、ふたりは

asa ga kitara futari ha

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表題作朝が来たら、ふたりは

藤井隼人
営業課リーマン,29歳
甲斐悠介
IT本部システム課リーマン,25歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし 1LDK

あらすじ

営業課で働く藤井隼人(ふじいはやと)は隠れゲイで、自分の性的思考のことはひた隠しにして平穏に過ごしていた。
ある日、同期の部下であるシステム課の甲斐悠介(かいゆうすけ)から、バーで自分が男とキスしている写真を見せられる。
「僕と一回だけ、どうかなって」
写真を消す代わりに1回だけ自分と寝てくれと提案された藤井は、渋々承諾してしまう。
そんな甲斐は自分がゲイであることを採用試験の時から堂々と公言しており社内では有名だったのだが、強引だった割に、行為中はどこか初々しさが残る様子で、その姿になんとなく違和感を覚える藤井だが…?

性格も境遇も異なるふたりが紡ぐ、甘く切ないオフィスラブストーリー。

作品情報

作品名
朝が来たら、ふたりは
著者
81 
媒体
漫画(コミック)
出版社
MUGENUP
レーベル
エクレアコミック
発売日
電子発売日
ISBN
9784434324345
4.5

(218)

(155)

萌々

(45)

(12)

中立

(3)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
31
得点
994
評価数
218
平均
4.5 / 5
神率
71.1%

レビュー投稿数31

静かに育ってゆく恋が心に沁みる良作

何だろう、読後感がめちゃくちゃ良かったんですよね、この作品。
攻めと受けの関係の始まり方が、クローゼットゲイの攻めに対して「バラされたくなかったら僕と寝てください」と受けが迫っていたものだから、まさかこんなにもピュアで一途で心震えるような純愛が展開されるとは思ってもいませんでした。

BLはファンタジーだから、わりと簡単にラブラブな恋人同士になる展開も多いんですけど、現実の世界で男性同士が愛を見つけることって、なかなか難しいと思うんです。
この作品の受けの子も、自分には恋愛する事は難しいと思っていて、だけど好きになった人に、たった一度でいいから抱かれたいと思っていた。
それで、慣れているふりして攻めに吹っかけるんですよ・・・。
そういう背景を知ると、行為が終わってからの受けの涙には胸を打たれます。

攻めの方もクローゼットゲイでいるのには理由があって、彼は彼で「自分には恋愛する資格が無い」と思っている。
悲しいですよね。
「自分は恋をしちゃいけない人間なんだ」と思って生きなければならないなんて・・・。

関係を持つのは一晩きりだと思っていた二人は、その後も何だかんだで関係が続いていき、やがて攻めの受けに対する気持ちにも変化が訪れるのですが、この過程が丁寧に描かれていて、するっと感情移入できます。

派手な事件が起きたりや強力な当て馬が出てくるという事はなく、日常生活の中で二人の関係が育ったり変化していくのがとても良かったです。

81先生の絵柄やコマ運びセンスと相まって、静かな感動がある素晴らしい作品でした。

0

No Title

良かった!良かった!これ、間違いなく名作ですよね。読んでいてほろりと涙が出ちゃうシーンも有り、すごい読み応えがありました。

とても絵がお上手で、それぞれのキャラクターの個性がしっかり伝わる絵だなと思いました。特に甲斐の強さや可愛いらしさは半端じゃなかったです!藤井はどんどん優しい顔になっていくし。

強いだけのやつも、弱いだけのやつも、いない。
本当に刺さりましたね。
読んで共感できるだけでなく、考えさせられることも多いお話でした。

0

大人である事≠強い人である事

甲斐君は藤井さんの事を「大人」だと言い、藤井さんは甲斐君の事を「強い」と言う

それは事実でもあるけれどそれが全てでもない
大人である、という事は=(イコール)強いって事ではない
弱さを知っても尚立ち続ける強さ、それは先ず自分と見つめ合い自分の脆さを知る事から始める
甲斐君の前で「臆病者だから」と言えた時から藤井さんの学生の時から止まった時間が動き出したのでしょうね

そしてそれでも尚補えない弱さを救い上げて2人で強く、2人らしい大人になっていく

そんな姿にとても胸を打たれる物語でした

丁寧な雰囲気を崩さずにベッドシーンではしっかり濡れ場としての官能性も感じさせてくれるバランス感覚もデビュー作とは思えぬ出来栄えに驚きました!!

2

強いだけの人も、弱いだけの人もいない

81先生のこちらの作品、名前だけは存じていたのに
読んでこなかったことを後悔ー...!

攻め・隼人が高校時代のトラウマを告白するシーン、
思わず涙が零れました( ; ; )

1話試し読みをして迷わず購入しましたが、
ページを開いてまず最初、目次のページの色合い、夜空の星月と、
黄色〜宵闇のグラデーションに目を奪われました。美...!!

そんな目次ページのデザインが示すように、
強く見える人にも抱える悩みや「弱さ」があり、
弱く見える人にも信念や覚悟、誰よりも強い思いがあったりする。

強いか弱いかー
そういった二択ではなく、人も皆それぞれ
”グラデーション”のある存在なのだな、と感じさせてくれる、
最高に沁みる一冊でした

クローゼットゲイの隼人とオープンゲイの悠介、
2人の対照的な姿、考え方が描かれているのがとても印象的です。

私自身は、セクシャリティに関する部分は
無理にオープンにする必要は全くない、と思う方なので
悠介と付き合うからといって、隼人の同期にカミングアウトしたりしなくても良いのでは?と
チラッと思ったりしたのですが。

でも一途健気な隼人のことだから、
きっと社内で何事もないかのように振る舞うなんて難しいですよね( ̄▽ ̄)

同期の林さんにカミングアウトした後の、
隼人の晴れ晴れとした嬉しそうな表情が印象的でした。

ストーリーの構成もまたこう、
グイグイ引き込まれ読ませる力のあるもので、見事だったなあ…!

バーで男とキスしてるところを写真に撮られ、
後輩社員に脅されてー

と始まり、悠介、策士で嫌な奴なのか!!
と思わせておいて、1話を読むと分かる切ない片想い。

そして実は初対面の時から既に惹かれていた、と
判明する後半、3年前(かな?)のエピソード。

もーーー悠介の純情っぷりピュアラブっぷりに
目が潤みます。。

本当に本当に良かったね…!と力強くハグしたい(隼人が許さないと思いますが)。

すっきりとした線の細い絵柄で、ちょっと好みの分かれるところかな?
とも思いますが、リーマン同士の切なくも温かく深みのあるストーリー、
ぜひこれからも沢山の方に読んでいただきたい!
と思える一冊です。


想いを確認し合い、恋人となった2人。
おやすみ、と行って悠介の家を去る際、
隼人がちゅっとキスするシーンに萌え転がりました✨

自分の行為に自分でも驚き、赤面して
電柱に頭ぶつけてる隼人が可愛い笑

隼人の同期、そして悠介の妹と、
出てくる女性キャラがとっても好感度の高い人たちだったのも、
良かったなあ。

お互いの持つ強さと弱さ、それを互いに差し出して包み込んで、
2人は愛を育んでゆくんだなあ…と、
うるうるしながら本を閉じました。

新刊の続編も、じっくり味わいながら読みたいと思います☺︎

★修正: tn白抜き(電子シーモア)

1

シンプルな美しい絵で表現力抜群

この作品が初めてとは感服の、美しい絵柄と、表情の表現力の高さにやられました。
切ない程に健気な美人可愛いウケ君が、ちょっと拗らせたイケメン攻めに、近づく最初のシーンと、涙。
胸をつかまれ、リアルさと優しさが詰まったストーリーにじ~んとしました。
続編も、楽しみです。
応援したい作家さんです。

1

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