外面完璧イケメンデザイナー×片想い拗らせリーマン、ひねくれた大人の恋の駆け引き 好きな人に告白したら→ Aさらに押す× B白紙にする〇

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表題作その件は無かったことに

富田 優灯
フリーのwebデザイナー
笹崎 景
会社員

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

「断ろうと思ってたよ。あのときまでは――」

笹崎景は、大学の同級生で仕事仲間の富田優灯にひそかに片想いをしている。
外ではスマートなイケメンなのに生活能力低めな優灯の世話を焼きつつ、信用されていることに喜びを感じていた。
いつか告白したい気持ちはあるが、今は妄想だけで満足…そう思っていた矢先、食事中にうっかり告白めいた発言をしてしまった!
お断りの空気を察した景は、思わず告白をなかったことにするが、そのせいで予想外の展開になり――!?

作品情報

作品名
その件は無かったことに
著者
くらのね吉 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784796416238
3.8

(65)

(20)

萌々

(24)

(15)

中立

(4)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
11
得点
245
評価数
65
平均
3.8 / 5
神率
30.8%

レビュー投稿数11

その件をなかったことにしなければ、始まらなかったかもしれない恋。

大学の同級生で、仕事仲間の優灯にひそかに片想いをしている景。

いつか告白したいけれど、妄想だけで満足していた最中、ついうっかり告白してしまう。

が、その告白をなかったことにしてしまう景だったが、、、


結果、あの告白をなかったことにしなければ、そもそも優灯も景との関係を改めて考えなかっただろうグッジョブなテコ入れだったわけです。
景のこじらせ具合というか、関係を変えたくないから告白をなかったことにするその発言。
リアルにありそうな繊細な恋心の描写に、共感したまりあげは。


そして、優灯の元カレに景が会いたいと言わなければ、優灯自身もさらに気づかなかった恋心。



お仕事面とBがLする場面が見事に融合した、サクッと読める作品でした。

0

表紙で惹かれて購入〜

絵柄や表紙の感じが好きで購入。希望は右側受けかなと思いつつ、先生の作品ならどっちでも良いかなと思い購入。
そしたらやっぱり黒髪受けだったんだけど黒髪くんの一人称の僕がなんか新鮮で、尚且つ攻めくんが受け君の普段は気が強いのに、実際は恋愛ごとには内気な感じにあっという間に、胸を掴まれて好きになったっていうのが後半で分かり、受け君良かったねとなりました。

あと、最初の方で攻めくんが絶対受けくん振るだろうというシーンにハラハラして、そこも楽しめました笑

次の作品も楽しみです!

0

大人ならではな感じが良かった

景の片思いを飼いならして楽しみながら友達付き合いと両立できちゃっているのも、雄灯の考えたこともなかった相手を深く考えずにただ断ろうと思っちゃうのもなんか解る感じがした
断ろうとしたときになかったことにされて、そこから変な感じになったのが嫌で景が退く分雄灯が詰めて、そしたらなんか景の方は片思いの楽しさがあれば実際には付き合えなくても大丈夫みたいな、なんなら妄想こそが大事だから可能性をゼロにしたくない的ななんかちょっと自分勝手なこと言ってるし、それはちょっと納得いかないよね
最終的に返事をしたとき、台詞自体は妄想のときのに近いんだけど、態度が全然違ったのがまた良い!
全然作中で匂いすらしないんだけど、リバる可能性がなくもなさそうなところも好感持てる
描き下ろしの雄灯の自分がかなり甘えていて、そんな感じが好きなことに気付いてラブな感じでもいってみて笑ってるの凄く可愛いかった
それまでが頼りになるキザな感じって、自分がしてほしい感じを相手に提供してきてたんだろうな
この2人は友達みたいに楽に過ごせるし、大事なときには互いに恋人としてキッチリ喜ばせてあげられそうで、なんか理想的に見える
恋バナ大好きな柳瀬がこの2人はイケると見抜いたのも解る

2

こじれ、こじらせ、愛になる

そうそう、このかんじ。
この熱しすぎず冷めすぎず、ほんのり温かい感じが割と好きなんです。

大学の同級生で、今は仕事関係者となった優灯に長年片想いしてきた景。
てっきり男は恋愛対象外だと思って親友のポジションに甘んじてきたのに、
ある日、優灯から過去に男と付き合っていたことを聞かされると、
秘めてきた想いが口をついて出てしまい…。

くらのね吉先生の作品って大体いつもはじまりは軽いノリなんですが、
最後はなんだかんだで愛が芽生えちゃってるんですよね。

今作もまた例に漏れず、はじまりは優灯の気まぐれでした。
景からの好意を知った上で受け容れることもフることもせず、
「返事は保留」「景が俺のこと好きって知ったうえで
どういう態度を取るか見てみたい」なんて言い出す始末。

なんだそれ、中々にくそ野郎じゃん?

なのに、景ってば優灯から連絡がくれば喜んで飛んでいっちゃう
一途っぷりで、しまいには優灯の過去の恋人とごはんまで行っちゃうし…

優灯は一体何をさせたいんだろう?

そして、景はこんなに振り回されても気持ちは揺らぐことなく、
優灯のこと好きすぎやしませんか?

うーん…
健気な受けは好きだけど、一方的なのはなんか違うんだよなぁ。

ってモヤモヤしていたら、待ってました景の反撃ターン!

景に追い詰められて、遂に本音を漏らし始めた優灯。
景視点だと余裕たっぷりで優位に見えていた優灯ですが、
実は彼なりに悩んだり、景のことで頭がいっぱいになってたり、
とんだヘタレんぼでした。

なんだかんだ言ったって、
実は景のこと、ちゃんと好きだったんですねー(๑′ฅฅ‵๑)ニヤニヤ

かっこよく言えば“大人の恋の駆け引き”ってやつなんですが、
実際はそんなスマートさはなくて見え張ったり、臆病になったり、
いい年をした大人が面倒くさくて、厄介で、
じわりじわりと愛おしさが広がってゆきました。

セックスでがっついちゃうのも、だらしないのも甘ったれなところも、
恥ずかしい部分を曝け出し合える二人の関係性が心地いいんですよね。

色々と拗らせて遠回りしちゃったけれど、
最後は収まるところにすっぽりと収まってくれて、
すっかりバカップルとなった二人ににんまり笑みがこぼれてしまうのでした。

1

優灯がカギ!

先生らしい大きな仕掛けや演出は少なく、ゆっくり男性2人が関係を構築していく過程を覗かせて頂きながら見守っていくスタイルです

今回の2人のスタート時点の関係性が好きです
友人関係で、片方は恋心を抱いていて、、、というBLの萌えの原点のようなお話しです

今回の起点は間違いなく想いを抱いている景(受け)ですが物語のカギを握っているのは優灯!
この優灯のキャラを面白く思えたり、ズルいなぁ~と思いながらも”にやっ”と見守れるか?が読者としての楽しみ方の分岐点になるんじゃないかな~?なんて私は思いました

景のキャラがいじらしいだけにここの温度感の差がカギだった気がしました

私的に楽しいな~って思えたのはこの2人ならではというか、2人の程よくエロくない絡みのシーンがこの作品らしい個性で何か好きですw
このエッチシーン自体にも大袈裟な演出がない自然体な感じは普段比較的エロにまみれている私には新鮮で好きな空気感でした(〃ω〃)

1

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