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表題作芽ぐんだ恋に恋わずらい

大地
春のアルバイト先の店主の息子,小学生→高校生
藤野春
高校2年生→サラリーマン

その他の収録作品

  • その後のふたり(描き下ろし)
  • カバー下(漫画2P)

あらすじ

「ハル兄大好き、ずっと一緒にいたい」バイト先の定食屋の息子である大地は、小学生の頃から春のことが大好き。
春も弟のように可愛がっていたが、中学生になった大地に昔のようにキスされて、今までのように素直に大地からの「好き」を受け取れなくなっている自分に気付く。
果ては、高校生になった大地の、大人の男のような裸体を直視出来なくて…!?

年下ワンコ×優柔不断で臆病な年上の、すくすく成長溺愛物語☆

作品情報

作品名
芽ぐんだ恋に恋わずらい
著者
ニラカネユキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
arca comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784866696324
4.1

(80)

(33)

萌々

(29)

(14)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
11
得点
326
評価数
80
平均
4.1 / 5
神率
41.3%

レビュー投稿数11

幼馴染の年齢差がある2人のお話

幼馴染で年の差カップル、大好きです。
愛らしい幼い純情な愛情から、どんどん恋愛感情に育っていく年下と、その成長と変化になかなか追いつけない年上のもだもだを超えた上での恋の成就、大円満、最高です。

初読み作家さんでしたが、表紙のイラストと煽り文句に惹かれて購入。
買って大正解でした。
うーん、かわいい!

尊い!素晴らしい!と思ったエピソード。

ハル兄がいっぱい泊まりたくなるように、とパジャマを選んだことを知らせる大地。(買うときのお母さんの笑顔を想像してこちらまで幸せな気分に)

子守りに関して遠慮する大人に対して、大地といると俺が楽しいので、というハル。(俺も、じゃなくて俺が)
それに対してだいぶ時間が経ってから、オレもハルくんといると楽しいよ、と返す大地。(2人だけがわかる会話)

小学生と高校生の、ハルに糸ずっと一緒にいたい、良いよ、約束だからね、大好きだよ、という無邪気で優しい約束。(尊くて拝みたい)

高校生になった大地の、つたなくかわいく、ちょっとあざとい甘え方。
一緒に寝よ、いじめた責任とってよね、年上なんだから、からの、エアコン温度設定いじって、これで文句ないでしょ!(がんばった!かわいい!)

ここからの大地はオス化していきます。
可愛い年下の弟分としての顔と、ハル兄を恋愛対象として見ているオスとしての顔が同居しているのが堪らない。

思い悩んで少し距離を置こうとしたハルのところに突撃して玄関前に座り込んでいた大地の、来ちゃった、というあざとさ。(あらゆる漫画の来ちゃった、のかわいい選手権上位間違いなし)

温度差がある2人の両片想い、いくつかの事件を経て、告白し合い、みごと両想いに。
雨降る公園で傘を差しながらの2人の会話、涙、景色も情緒もすごく美しいです。

両想いになっておしまい、ではなく、その後の2人の様子も描いてくれていて二度おいしい、重ねて楽しめ萌えました。

書き下ろしのいちゃいちゃラブラブもとても幸せで素敵でした。

0

【ずっと好き!ハル兄にキスしたいしーーー触りたいってずっとずっと思ってた・・・!(大地)】

エロス度★★★★

大地と春♡

弟のように可愛がっていた大地を1人の男として意識していく春。そして、小学生〜高校生と成長していく大地の変化がたまらなかった⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾

大地のハル兄大好きな年下わんこ攻めに萌えまくり(๑´ڡ`๑)さらに、大地が自分に向ける気持ちが特別なものと気付き離れようとする春の臆病さ(๑˃̵ᴗ˂̵)

まっすぐに想いをぶつける大地や大地の存在が特別になっていく春が尊く、大地には甘い春のちょろさや春の気持ちを揺さぶっていく大地の頑張りなどがよかったです╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !

0

これはよきワンコ

あー、かわいい!!!
その無邪気な笑顔とまっすぐなアプローチに
キュンキュンが止まりません!

年下ワンコ好きにはたまらぬ1冊でした♪

高校生の頃、バイト先の家の息子の大地と出会って以来、
実の兄弟のように一緒に過ごしてきた春。

春を見つけると犬のようにまっしぐらに駆けてきて、
目を輝かせて懐く大地が可愛くて仕方ない春ですが、
大地が成長するにつれて一挙一動にドキドキするようになってしまい…。

二人の出会いは春が高校生、大地が小学生なので
出会ったばかりはショタだった大地ですが
その懐きっぷりがもう可愛すぎるんです…!

膝の間に入り込んで座ってきたり、
手をつないでとおねだりしてきたり、無邪気なワンコ最強!!

…こんな癒し力満点な生き物に懐かれてしまったら
愛おしくならないわけがありませんよね(* ´艸`)

けれど、中学生、高校生と成長してゆくと春の中で
大地への感情がじわじわと変わり始めてゆきます。

自分を慕ってくれる大地も、
大地を愛おしく思う気持ちも変わらないはずなのに、
大地からの「好き」に「キス」にどぎまぎしてしまう春。

そんな自分の変化に戸惑う春は大地と距離を置くのですが…

高校生に成長した大地がかっこよくなっている~!

春への“好き”も持ち前のワンコみも面影を残しながらも、
ちゃんと大人の男の片鱗が見えてるんです。

だけど、相変わらず「一緒に寝よ」は譲らないところはニヤニヤ(๑¯﹀¯๑)

そして、すっかり大人の男に成長した大地と狭いベッドで
一緒に寝ることになってしまう春ですが、大地が自慰を始めてしまい…。

大地が自分を兄ではなく、恋愛対象として見ていると知ってしまった春は
大地を避け始めます。

でも、これって大地が嫌いとか同性愛に嫌悪感を抱いたとかでは
ないんですよね。

だって、春自身もまた大分前から大地にドキドキしてしまっていたのだから。
当の本人はそのことには無自覚なので遠回りしてしまうのですが…。

春の中の大地への“好き”のが弟のような存在から
恋愛対象へと変わってゆく過程に年の差ラブの醍醐味が感じられました。

年長者だからこそ、大地の想いを受け容れてはいけないと
自分の気持ちに蓋をしてしまう春が切なく、じれじれしてしまいました。

けれど、対する大地もめげません。
春に避けられようと、拒まれようと、押しの一手!
強引に、年下の占有特許わがままと甘えたを武器に
諦めない大地に年下攻めの良さが詰まっておりました♡

最後は盛大な勘違いから大地を誰にもとられたくないと
大地への恋をまざまざと自覚させられてしまった春。

これまでずっと抑えてきた感情が溢れ出し、
涙を溜めて大地に想いを告げるこの瞬間、お待ちしておりました~♪

晴れて恋人同士になってからは年上の体面を保ちつつも
嫉妬してしまったり、大地への執着を見せたり、
ちゃんと恋人の顔をしている春にニヤけてしまいました♡

1

小さい頃から育んだ想いが叶うほっこりBL

BLではよく見る幼なじみのお兄ちゃんと弟のような存在の健気な年下の長年募った想いを叶える設定とても好きなんですが例に漏れず大変よかったです…!!

まず絵柄はシンプルで綺麗めなんですが照れ顔や笑顔が素直で可愛い!とくに攻めの大地くんの素直な幼い頃、思春期入りかけの中学生、ちょっと生意気でお兄ちゃん的存在から見たら急に大人っぽく感じる高校生の成長がとてもわかりやすく、でも共通して春くん大好きは伝わってくる感じがとても推せる!!

そして春くんは大地くんに惹かれていることをなんとなく自覚しつつ自分が道を曲げてしまったことに責任を感じて避けようとするあるあるお兄ちゃんムーブをするもどかしさはあるのですが、付き合ってからの素直な姿があまりに可愛くて推せすぎる…

すれ違いの切なさはあるものの最後までとても可愛くてほっこり読める1冊でした!すごく好き!

2

花開くまで

とってもかわいらしい作品でした!
年の差・年下攻め・年上受け・一途攻めのおいしいところを全部食べたい方にぴったりの作品ではないでしょうか?

ハルくんハルくん!と、アルバイト先の子供がずっと一途に尻尾を振るように懐いてくるなんてそりゃあかわいいですよね。
かわいい弟分だと思っていたはずの大地の目線がいつの間にか同じくらいの高さになり、顔も体つきも少年から大人へとどんどん体は成長していくけれど、ハルのことが好きなまっすぐな気持ちだけは幼い頃と変わりません。
むしろ思春期なのも相まってパワーアップしているというのだから、これは絆されない方が無理ってもんですよねえ。

年の差もので、相手がまだ学生ならば年上の反応としてはこうなるよねと分かっていても良いものは良い。
あるあると王道の良いところが詰め込まれつつ、始まりから結びまで順を追うようにとても丁寧に描かれていて好感が持てましたし、大地もハルも人柄が良く終始安心して読めました。
さらりと描かれていてあれっとなりましたが、大地の家庭は少々複雑なんですよね。
この辺りも深刻すぎない塩梅でありながら印象的なエピソードのひとつになっていて上手いです。

土の中からひょっこりと頭を出した芽が少しずつ葉を増やし、やがて手のひらほどの花を咲かす。
決して大きくも派手でもない花なのだけれど、すごく綺麗な色の恋の花。そんな印象を抱く作品かなと思います。
王道の年の差ものを読みたい方や、柔らかな雰囲気のお話が読みたい方、BLをあまり読んだことがない方におすすめしたいバランスの良い1冊です。
個人的には、もう少しこの作品ならではの何かがもうひと味ほしかったかなとこちらの評価に。
柔らかな作風と恋の描き方は好みでした。

0

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