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表題作月光前奏曲(表題作 月光ドロップ)

ミステリー界の貴公子と評される人気作家・天野晴人
川に投げた指輪が元で子供に戻る美大生・早川有希

その他の収録作品

  • (表題作なし)
  • 月光ドロップ
  • 月が赦してくれるまで
  • あとがき

あらすじ

美大生の早川有希は、恋人で人気ミステリー作家の天野晴人と同棲中。
洗練された美形の晴人は女性にもてもてで、有希は心配の種がつきない。
ある晩、ちょっとしたケンカで部屋を飛び出した有希は、怒りのあまりペアの銀の指輪を川へ投げ捨ててしまう。
すると有希は、三日月の魔法で幼児の姿になってしまい…!?メルヘンチックな雑誌掲載作に、アダルトタッチな大幅書き下ろしを加えた待望の文庫化。

作品情報

作品名
月光前奏曲(表題作 月光ドロップ)
著者
雪代鞠絵 
イラスト
ほづみ音衣 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
ISBN
9784592875482
2.5

(7)

(0)

萌々

(1)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
15
評価数
7
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

メルヘン

メルヘンなお話です。童話のようなファンタジーのような。
可愛い話です。好きな人ならすごく好きなお話なんじゃないかな。私はファンタジー系が苦手なので、どうしても評価が低めになっちゃうんですが。

19歳の美大生(受け)と、オトナな小説家(攻め)の恋愛。
19歳の美大生は、ガキです。ほんまにお前19歳か?と言いたくなるような言動を繰り返す。しょーもない焼きもちばかりやいてます。
で、受けは攻めに一方的に喧嘩をふっかけ、部屋を飛び出し、ペアの銀のリングを川へ捨てる。すると、三日月の魔法で幼児の姿に。
幼児のままで攻めのもとに戻り、真相をあかさぬままで面倒をみてもらううち、攻めの深い愛情に気づく、みたいな。

『違う姿になって、愛するひとの本音を覗き見する』というコンセプトは好きだなーと思ったし、萌えました。幼児でもペットでもいいよね。知りたい気持ち、わかるわかる。
ただ、19歳らしからぬしょーもない嫉妬には萎えてしまった。ぶっちゃけそこにイラッとして、萌えきれませんでした。

1

折角のメルヘンが活かされてない

攻めの愛情と優しさが深い話で、攻めが大人です。
それだけに、受けの悪い意味での子供っぽさが目立ちます。
三日月の魔法で受けが小さい子供になってしまうのですが、全くご無体な目には合わないので、そこだけは安心して下さい。
雪代さんはショタエロもたまにあるから、ついにお子様でエロエロか!と変な期待をしてしまったただけに、そういう期待外れも激しかったです。

『月光ドロップ』
ミステリー作家・天野晴人 大人抱擁攻め×美大生・早川有希(19)嫉妬心が多い子供受け
三日月の魔法で小さい子供になってしまって、恋人と言っても信じてもらえなくて、有希の弟のウキとして扱われて。
見た目は子供で頭脳は大人のままなので、小さい事を利用して恋人からお邪魔虫を追いはらったり、恋人の本音を再発見したりして。

ここで終わっていれば、中々わからない恋人の本音がわかって、よりラブラブになってよかったねと、一応、終われるレベルです。
小さい身体で、邪悪?なことを考えている有希が楽しかったりも。
好きな人を信用しきれなくてケンカしちゃうのが、子供っぽいです。
それだけネガティブで自分の魅力を信用してないから、攻めに愛情を求めすぎてしまうのだと思います。

『月が赦してくれたなら』
ちゃんとした仕事を持っている人なんだからほんのちょっとの旅行位、5歳児じゃあるまいし、寂しいのなんか我慢しろよと思ってしまう展開です。
ケンカした勢いのまま、自分が寂しいばっかりに、攻めが仕事のことなんて忘れちゃいますようになんて、月に願ってしまうのです。
それが祟ったのか、見事に受けの方の記憶を無くす展開になって、可哀想というより、自業自得な展開です。
自分に手を出してくれないからって、なにも考えずにセックスをしろと迫るし。
記憶を失っても、もう一度惚れるという展開があるとしても、有希は選ばないのではないか?と意地悪な事を思ってしまう位、甘えたで欲しがりなガキです。
成長過程なんだとは思いますが、お子様すぎてこの受けでは萌えきれませんでした。
メルヘンのほのぼのさもあまりなく、メルヘン性を求めている方にも満足出来ないかもしれません。

エロ:★2 普通
総合:★2 精神年齢が低すぎて、健気さも頑張りも伝わらず、受けがただのウザいキャラになっていた気がします。

2

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