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なんで今まで読もうとしてなかったんだろう…?ってくらい好きなお話でした…ので、ちゃんと今読めてよかったです!ちなみに、てっぺんの苺は最初に食べる派です。
お菓子の甘い匂いが漂ってきそうな描写がたくさんあって、紅茶と美味しいお菓子が欲しくなりました。幼い頃のふたりのエピソードが可愛いくて心がほっこりします。「おいしい!」の笑顔ってプライスレスですよね。大切にしている誰かの嬉しそうな顔が見たいという志があるということはとても幸福なことなんだな~と思いました。奥さんに美味しいものを食べさせたいっていう矢島さんとか…お菓子を通じて優しさの輪が広がっていくのがほんとうに素敵だなぁ~と思いながら読みました。
イケメンを有効活用できてないりっくん、かっこいいのに可愛い。スパダリのポテンシャル高いDKです。無自覚に彼氏力を発揮してしまっているりっくんが、徐々に特別な感情に気づく変化がとても萌え…。後半、意図して彼氏力を発動させていくっていうところで2巻へ~っていう演出もよいですよね~。可愛くて優しいので何度も読みたくなっちゃう作品でした!
BL漫画の両片思いのパターンはたくさんあるけどどろっとしたものやちょっと面倒くさいタイプの両片思いが多いように思います。今作の理久と遥太の場合はお互いに持っている気持ちが綺麗な愛情で、やりとりの根底に信頼感があるのが素敵です。
矢島のおじいちゃん音信不通事件からのお母さんや学校の友達、登場人物の交差があり、遥太を取り巻く人たちが一気に増え、ひと騒動あってからの仲直り、そして突然のキス。急展開なようだけど、この2人の関係では腑に落ちました。
理久はずっと遥太が好きだったので両想いになって嬉しくてその先のことをあまり考えていない状態に対し、遥太は家族や社会の中での2人の関係に対して問題があるだろうと指摘します。遥太は年上だし、社会人経験もあるし、家族ぐるみのお付き合いのこともあるし、いろいろと考えているからこそ、付き合えない、と理久に伝えるところ、年齢、経験、性格の違いがはっきりと見える場面だと感じました。
しかし、そこで理久が、諦められないし親のこととか男同士付き合うこともちゃんと考えてみるとはっきり言うのがとてもかっこよくて痺れました。
両想いになったようでまだ片足は両片想いという感じの2人の様子が、甘酸っぱくかわいらしくときめきました。
山田先生の描くイケメンが大好物です。今作も始まって数ページ目の、あれから10年〜のりっくんにやられました。眼福!
引きこもってしまった幼なじみの遥太が少しづつ復活していこうとするストーリー展開も自然で、さすが山田ユギ!と思いました。これから遥太に何があったのか過去が語られると思いますが、りっくんの潔い攻めっぷりを見てるだけでなんか安心。
お菓子も美味しそうでやっぱり先生の作品好きだなぁ〜早速2巻を読もう。
こちらタイトル通り美味しそうなお菓子が沢山出てきます。
ストーリーは幼馴染の理久と遥太、遥太はパティシエとしてパリに留学後現地で働いていたものの帰国してからひきこもりに。
理久は高校生になったけど、昔のように遥太にめちゃくちゃ懐いていて。
遥太は現地の職場の人間関係に疲れて帰国。人前に出られなくなっていたところ理久に高校の文化祭のカフェで出すお菓子の作り方を教えることに。
理久とクラスメートが家に来たものの人前に出られずリモートで教えることに。
理久きっかけで、徐々に人に慣れてきたところに自宅で1人のおじいちゃんにお菓子作りを教えることに。
1巻ではまだ理久と遥太は自分たちの気持ちに気付いたところで、恋愛面での進展はあまりありませんでしたがその分お互いの心の動きが丁寧に描かれていたので満足です。
次巻はもう少し二人の関係が進展してることに期待してます。
可愛いけど芯の強そうな年上の遥太くんと、まだ高校生だけどこれからフェロモン全開になりそうな理久くん。この2人の恋もさることながら、毎回キーになるスイーツが本当においしそうで。夜中に読むと危険です。
