…藤次の 無知で バカで 無神経なところが好きだった

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表題作愛だなんて言わないから

榊八千代
高校生→ 弁護士
高坂藤次
高校生→工務店の内装工

同時収録作品愛だなんて知らない

榊八千代
(高校生→)弁護士
高坂藤次
(高校生→)内装工

同時収録作品愛だなんて言わないから

聖人
藤次の彼氏,バーテンダー
高坂藤次
工務店の内装工

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

…会いたくはなかった

藤次は恋人の聖人と順風満帆な日々を送っていた。
そんなある日、祖母の葬式で高校の親友・八千代と再会する。
顔を合わせるのは八千代の結婚式以来、二年ぶりだった。

高校時代のある出来事をきっかけに、疎遠になっていったふたり。
あの時、気づけなかった、気づいた時には遅かった、苦い記憶。
見切りをつけたはずの思いは、再会を機に渦巻いて…

作品情報

作品名
愛だなんて言わないから
著者
日暮くれ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784813033691
4.1

(176)

(94)

萌々

(43)

(18)

中立

(13)

趣味じゃない

(8)

レビュー数
24
得点
709
評価数
176
平均
4.1 / 5
神率
53.4%

レビュー投稿数24

この二人に迎えて欲しいエンディング

終わり方が最高に好き!昇華しきれないぐるぐるした感情が残される、このなんとも言えない余韻が好き。関係性を明確に言葉にしない、でもちゃんとつながってて温かい、この二人に迎えて欲しいエンディングがまさにこの形!静かな雰囲気も好きでした。
高校時代から恋を自覚していた八千代と、八千代の結婚でやっと自分の気持ちに気づいた藤次のお話。一度振った事実があるせいか、二人は決定的にすれ違ってしまい、想いを残したまま別の人と生きていこうとしています。その結果、相手を傷つけてしまうのが切ない。
でも藤次も八千代も、相手の方から去っていくので、四者とも表面上の傷は浅いのかな、と。都合が良い気がしなくもないし、相手の気持ちをもっと知って欲しいと思うけど、特に藤次は無意識に自分を傷付けない相手を選んでいたのかな。聖人がイイ奴すぎて泣ける…。
最後は関係の修復をして、学生時代から続く友達以上恋人未満?な二人に。ここですっきりはっきりカップルエンドじゃないのがすごく良い!もう他の人を巻き込むことはせず、あとは二人で存分に愛について語れば良いと思います。気付けば家族になってるんじゃないかな、と感じる空気も良かったです。

1

名作!言葉選びが巧みな作家さん

台詞がとにかく良い。キャラクターが生きてる。
真っ直ぐで無垢な藤次が身近な人を残酷に傷付けてしまうのも、その惨さごと愛してしまう八千代も、全部が見えてしまう聖人も、みんな自分の愛を持ってるのに、形にするとすれ違ってしまうのが切なくてキツくて最高。聖人が潮流に例えていたのも、詩的なのにストレートで凄く良かった。
藤次と八千代の愛だけが本物って訳じゃなくて、聖人との愛、元奥さんとの愛、いろんな愛があって
藤次が八千代との間に男同士で恋愛する選択肢があるなんて知らなかったっていうのもリアルだった。
会いたくない程、会いたい人がいる。
選んだからこそ離れる人がいる。
愛してるから渡さなかった。
愛や〜
ずっと気になってたのに自分で買えなかったパン
聖人はそれを買ってきて、美味しさを教えてくれた。
これは同性との恋愛についてって意味もかかってるのかな。いやほんまにデビュー作なんこれ?全てに技光りすぎてて恐ろしいレベル。
過去と現在をいったりきたりする構成だけど、回想に入るシーンも静かでドラマティックで、映画を見ているようだった。
絵、セリフ、ストーリー、魅せ方全部が素晴らしくて、漫画を描く才能を見せつけられた。ゲレンデマジック101号も読みましたが、めちゃめちゃ良い作家さんです。続編も読みます。

2

カフスの行方

結婚式で八千代から返された第二ボタンを、藤次がずっと持っていたことを知っていた聖人。

聖人がカフスを手作りしたものをあげようとした時、藤次が本当に嬉しそうな、純粋に喜んでいる顔をしているを見て、
聖人は藤次にずっと幸せでいてほしい。その為には自分は身をひこうと決意したんだなと。
カフスを未完成だからやっぱり返してと言ったのは、カフスをあげてしまった後別れたら、藤次は返された第二ボタンのように、カフスもずっと取っておくことを知っているからなのかなと。思いました。聖人の藤次への愛が凄いです。
好き故の別れ 
きっとあのカフスは藤次に渡すことはないんじゃないかな。

自己犠牲の聖人を思うと切なくなりました。幸せになってほしい。
聖人の話も見たいなと思いました。

2

デビュー作でこの高クオリティ。これから始まる、スタートの巻

表紙がすごく印象的で手に取った初読み作家さん。
よく見かける表紙だし、初コミックスなのに約500点も獲得されててかなり高評価だったので気にはなってたんです。

ノンケDK同士「物静かなイケメンx一見 天真爛漫、ややデリカシーに欠ける黒髪短髪」

この高クオリティでこの終わり方なら続編が決定したのも大いに納得だし、タイトル「愛だなんて言わないから」の意味もちゃんと理解できました。
本当にすっっっごく良作だってのはわかるんですけど…読み進めていくうちに、セリフやモノローグがポエミーすぎて うっ、となりました。
言い回しもすっごいわかりにくい…。
DKや20代がこんなこと言う(思う)か…?って。
おかげで発言者が言いたいことの真意がぼやけるんです。
(実際本当に分からなかった箇所がいくつかあった)
ボタンや絆創膏というアイテムの絶妙な使い方とか、全体的な構成・設定・ストーリーはレベル高いのに、すごくもったいないです。
あと1ページも使って同じシーンを繰り返したのは余計かな、って私も思ってしまいました。

<あと最後にこれだけは言いたい>
作中で言われる通り、ほっぺにチューは欧米でも相手に許可ないとセクハラです。
欧米の挨拶で見かけるアレは「エアキス」といい、お互い正面を向いて、お互いの頬をギリギリ触れるか触れないかぐらい(もちろん触れてもいい)近づけて「チュッ」と空中でキスの音を鳴らすだけです。
その際、お互いの唇はどこにも触れません。横向いちゃダメです。
ここを「欧米人は挨拶でほっぺにチューする」って本気で勘違いしてらっしゃる日本の方ホンットーーーーにすっごい多いので…。

ワンコたちがかわよいのでオマケの☆4。
トータルで大満足です。

1

ゲレンデから参りました♡

新刊読了後、こちらの作品を拝読させていただきました。
あまりの作風の違い!
繊細な心情描写が胸に迫ります。

主人公が無自覚に相手を翻弄する点が
共通点かと思いました。
こちらの作品は登場人物全員が
ひしひしと切なく痛みを抱えていて
各々に感じ入ります。

一方ゲレンデマジックは
コミカルに描かれていますが
あら不思議!?こちら読了後に
じっくり気持ちを汲み取りながら
読みかえすと違う風景が見えてきます
二度美味しかったです。

さらにこちらの作品は続編があるということで、とても楽しみです。
二人、いや三人、みんな幸せになってほしいと思う作品でした!

2

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