電子限定かきおろし付
はじめましての作家様です
裏表紙のあらすじ見て面白そうなので手に取りました!
自分で何かを決められない男?優柔不断というかなんか病的です。
同じようなホラーコミック思い出しました
この先生伏線張るのがすごくお上手で、最後までハラハラドキドキしながら読めました!!
表紙のイケメン紳士と美少年のラブなお話じゃな表紙のコミックって初めて見ましたた!
そしてまさかまさかのモブっぽい男?(モブにしてはイケメン)とくっつくなんてぇ〜
えーっアルとくっついて欲しかった
ビジュアルもアルのほうが好みだったのですが…でも最後にニコラスにとってとても良いことをしてくれたのですが…
アルもニコラスも同じような生い立ちで何か惹きつけるものがあったのでしょうか?
人生は選択の繰り返し!そのとおりだと思いますアルが、ニコラスに決めてもらうのも分かる気はするのです
だって人に決めてもらうって、半分は自分のせいじゃないって思えるもの
ニコラスももちろん義父から虐げられて、不憫が、過ぎるのですがアルもまた大人たちの犠牲者で悲しすぎる
でももしニコラスがアルの立場だったら、父親をあやめることなく自分が犠牲になってたかも
ニコラスとアルの決定的な違いってそこにあるんだよね〜他者を傷つけて自分の尊厳を守るのか、犠牲的精神の持ち主なのか
なかなか考えさせられる秀逸なミステリーBLです!
最後のシーンでやっとほっとできました!
まさか女ったらしのルカとくっつくなんて
でもよかったね!大事にしてくれそうです
表紙からもわかる通り、しちみ先生の絵は非常に美しいです。その美しさがビッグバンぐらいの爆発力を放つのが本作品の描き下ろしです。
できるだけネタバレのない範囲で説明すると本作品の雰囲気は暗めです。こちらの気が滅入るような描写ももちろんあり、この暗さを浄化していくのか、それともされることはないのか、ハラハラしながら読んでいましたが、最後の描き下ろしのエピソードがその爆発力でもって全てを吹き飛ばしてくれました。
他の方でも言及されている通り、しちみ先生の中ではマイルド寄りでかつ話の内容もミステリー系で面白いため、お勧めしやすいなと思います。200ページと一つの物語を終わらせるには短いページ制限の中でとても綺麗な終わり方をしているので、読後感がすごくいい作品だと思いました。
ネタバレしてます。ご注意下さい。
人生は選択の連続です。
朝、目覚めた瞬間様々な選択を迫られる。
朝はパン?ご飯?
目玉焼きには醤油?塩?
因みに私は醤油派。
BL読む?読まない?
私達には全てを選択する自由が有る。
自由とは責任を背負う事です。
その責任を誰かが請け負ってくれるのならば…少しは人生が楽になるだろうか?
もしも、あの時こうしていたら…
いやいや、
だって自分が決めた訳じゃないんだから。
何が正解かなんて誰にも分からないんだから。
決定する事が出来ないアル、決定代行するニコラス、自由な隣人のルカが繰り広げるスリルショックサスペンスの考察系BLです。
アルの選択出来なくなった理由が衝撃的でした。
まさかの幼少期の不自由な二者択一法とは…。
最初は得体の知れない胡散臭いアルですが、話が進むにつれ彼の過去や言動から本当は心優しくて弱い普通の人間なんじゃないかと思います。
弱いからこそ背中を押して欲しい。ミルグラム実験の様に、ある意味責任転嫁ですが、そうせざるを得なかった事情が有ります。
ニコラスもそんなアルに無意識に共振したんでしょうね。
ニコラス自身もある程度気付きながらも逃れられない、少しずつ嫌なものに巻き込まれて行く様な恐怖を感じました。
自分の選択が命の選択になる。
隣人にルカが居てくれて良かった。
もしアルに行ってしまったら目も当てられない。
そして対象的なルカがとても自由で自分勝手で良かったです!
自分の思うままとは、裏返すと完全に自己責任ですからね。
ニコラスの唯一の光。ヒーローの様でした。
またもスターシステムでニコラス君と会えて嬉しいです。
しちみ先生のニコラス君は相変わらず儚げ美人で華奢で聡明で、不幸体質でした。
いつもいつもいつもいつも可哀想ですが、そんな不幸の闇から光を探し出そうとするニコラス君が大好きなのですよ。
私はニコラス君にどうしても幸せになって欲しいので今作のエンドは大変嬉しかったです!
因みにニコラス君の最高の笑顔が拝見出来るのが「NTRスワッ◯ング」です。途中痛々しいですがラストのハッピーエンドと途中の笑顔が大変貴重ですのでニコラスハピエン好きさんは是非!
では、ここで最初の選択です。
皆さん、この作品を読みますか?
(かなり痛いレ◯プシーン有ります。どうか無理は無さらずに)
今作のニコラスくんは、ごく普通の大学生。
軽い気持ちで始めた「決定代行」のバイト、提示された選択肢から一つを選ぶ簡単な決定が実は…
決定代行の選択肢から漂う不穏な空気が良かった。
犯罪の片棒を担がされてるというか担わされているというか…個人的にそれを疑っているときの「きっと裏があるぞ…」な期待感が一番楽しかったので、
アルの背景含め事件のあらましをもう少し詳しく知りたかったし、
ニコラス側の知らずに殺人に関わってしまった心情ももっと深掘りしてくれるとよかった。
義父は登場した時の予感そのままニコラスくんをかわいそうな目にあわせるけど、描き方はこの作者の他作品に比べて大分マイルド。
隣人のルカは、ごく真っ当な人間。
変に裏があったりねじれたりしていないので安心感がある。
最終的にちゃんとした「ラブ」で終わるので、BLとして誰かにオススメのしやすい作品だと思った。
エロス度★★
考察&サスペンス要素が絡んだストーリーがとても面白かった!
偶然出会ったアルバートの〝決定代行〟をすることになった大学生のニコラス。
〝そんな事まで決められないの!?〟ってくらいアルバートが優柔不断で、迷う彼の代わりに答えていくニコラス・・・と、微笑ましさを感じますが、連続殺人事件が絡む事で自分の選択が誰かを害しているのでは?と暗い影を落としていくのがよかった。
他者の迷いには簡単に答えられるけど、自分の迷いには躊躇してしまう・・・。
キャラの心理の描写が素晴らしい魅力を放っていました♡