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キミがいなくなった冬の海

kimi ga inakunatta fuyu no umi

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表題作キミがいなくなった冬の海

忽那 柊
社会人
藤春 瀬波
大学3年

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

もう一度あのまばゆい海で"キミ"に会いたい──。

高校卒業間近の冬の海。
一度だけ言葉を交わした同級生の柊と瀬波。
それぞれの道に進んだ2年後、同じ海でふたりは再会した。
互いの心の隙間を埋めるように一緒に過ごすようになって1年。
想いを告げられず、曖昧な関係のままだったある日、
その交通事故は起こってしまった。
病院で目を覚ました柊が瀬波のもとへと急げば
「忽那」と久しぶりに名字で呼ばれ……?
キミが俺との1年を忘れたら終わる恋のはずだった──。

きっとこの想いのせいで俺はキミからいなくなった。

作品情報

作品名
キミがいなくなった冬の海
著者
斎藤屑 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Canna Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784829686911
3.4

(41)

(10)

萌々

(11)

(9)

中立

(9)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
12
得点
130
評価数
41
平均
3.4 / 5
神率
24.4%

レビュー投稿数12

【俺は正しいとかそうじゃないとか関係なしに忽那といられるだけで・・・幸せだったんだよ(瀬那)】


エロス度★★

柊と瀬波が紡ぐ恋物語♡

同級生だった2人の再会ラブもの。
記憶喪失や2人の背景にあるトラウマが絡んでくるためストーリーは切なめ。

おやおや、お互いに好き合っていたのに気持ちを伝えられずに曖昧な関係を続けてきた結果、瀬波が記憶を失くしてしまう。
記憶を失っても瀬波との関係を続け、終わるはずだった恋が消えずに燻り続けている柊の想いがとても刺さりました。

また、普通であろうとした事で呼吸がし辛くなっていた柊にとって瀬波の存在が特別であったり、瀬波にとっても自分を見つけてくれた柊が特別であるのが尊かった。

0

No Title

絵が綺麗で凄く好きです。表紙買いでしたが、買って良かったです。
2人の気持ちの駆け引きが丁寧に描かれていて、読んで心に響きます。
Hのシーンも2人の愛というものがめちゃ伝わって最高です。
最初は記憶喪失物か〜よくあるパターンになるかな〜と思っていたんですが、なんだか私の知ってる記憶喪失物じゃなかったです。
すごーーく好きです。
2人の少し未来の話も読んでみたい。
買って良かったです。タイトルもすごく好きです。
これはぜひ読んでほしい。

0

一冊完結なのが勿体無い...

canna連載時から気になっていた作品。

あらすじからとても好きな感じがしていたのですが、とても良かったです。
終始暗いんですが、表紙の印象そのままで期待以上でした☺︎
結末もすっきりしていて良かったです。

ただ、尺の問題なのか、話の展開が急ぎ足でわかりにくいところは少し気になりました。

「親のネグレクト」も流行りの題材ですが、扱うのであればもっとしっかり向き合うべきかな、とも。
これも尺の問題ですね...

絵柄も台詞やモノローグの雰囲気も好きなので、次回はじっくりめの作品が読めたら嬉しいです!

4

さくさく読める

私は表紙を見て買うような人なのであらすじとか全然見てないけどサクサク読めるような感じです!1話1話のお話が軽くて理解するのにも時間がかかりました…
個人的にはもう少し話が濃くても良きかなと思いました!
絵が素敵でほんとにイケメンが沢山いるって感じです。受けはイケメン+かわいいの二刀流、攻めはイケメン+イケメンというイケメンとしか言いようがない感じです…(語彙力皆無)
海とかの描写が多い為、表紙や見開きのページがすごい綺麗です…✨️


ここからネタバレ注意です⚠️

柊(攻め)が交通事故に合ってショックを受けた瀬波(受け)が記憶喪失になってしまうという結構記憶喪失では王道っていう感じがする話です。

(個人的な性癖ですが柊(攻め)が事故で血を流しながら倒れてるところがまじで好きなんですよね…ほんとに最高です…)

2

愛に怯えつつも、愛を求める

柊×瀬波


孤独な2人の等身大の恋が、
お互いにとって必要不可欠な関係なのに、
すれ違うばかりで・・・。
記憶喪失が絡みつつ、記憶の壁を越えて、
再び愛で結ばれていく過程が、
繊細でありながらも切なく、心をズキュンとさせる。


大学に進学せず社会人になった主人公の柊と、
同級生で大学3年生の瀬波が、
恋人に近い曖昧な関係であった。
事故に巻き込まれ、
瀬波が2人が付き合っていた1年間の記憶を失った。という冒頭。

ゲイで、男同士の恋愛に罪悪感を抱えた柊。
諦めようとしても本心では尽くし続ける瀬波。

高校卒業間近の冬の海で、
一瞬でひっそりとお互いに引かれ合った2人が、
話したこともなく、
瀬波はそのまま就職し、
柊は大学に進学した。

2年後、再会てから、
それぞれの寂しさを埋めることができたけど、
心の距離が遠くて・・・

そして、事故が全てを変えてしまう。
瀬波が記憶を失ってから、
すれ違っていた2つの心はリセットし、
お互いの心の奥を探り合うになるはず・・・

見慣れた柊の姿が、
もう恋人のような関係を失ってしまって、虚しい柊。

失われた記憶の中でも変わらない
ただ本能的に柊と一緒にいたい瀬波。

瀬波の記憶と共に、
もう一度と距離を詰められる2人だが、
一緒に過ごすうちにまた深まる気持ちと、
微妙な距離感がもどかしくて、辛くて、
言葉にできない想いの積み重ねが、読んで心が痛む。

傷ついている柊が、
瀬波を傷つけないように振る舞いすのに、
逆に瀬波を傷つけてしまい、
2人の間にまたすれ違いが生まれて、切なさが加速していく。

柊が荒れた動揺を乗り越えて、
ついに自分の気持ちにしっかりと向き合い、
2人の着実な場所にに向けて、

心地よくて穏やかなエッチ。
心がゆっくりと溶け合っていく2人の様子、ホッと萌える。

柊、
家族のために夢を諦めて就職することになった時の空虚感が、
初めて瀬波を見つけた時から、ずっと満たされていく。

瀬波、
家族に認めてもらえない絵の才能や存在価値を、
初めて柊にを見つけられ時から、柊だけは認めてくれる。

お互いがお互いを必要として、
2人が一緒にいないと生きられないという依存関係が、
それぞれの空洞をを埋め合うことで、
ある意味で感動的な救い合うこと。

愛に怯えながらも、
脆さと強さも含めて記憶を紡ぎ、
何度も見つけて、見つけられて、
2人の今がある。
その中で育まれる心の依存をかけて愛の形は、
息をのむほど心に残るものです。

1

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