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表題作ホームレス・ロンリネス

正木良太、大手広告会社企画部
タカ(孝彰)、公園に住むホームレス、ウリ専

あらすじ

恋愛よく分かってない【年下エリート】×春を売る【おじさんホームレス】がおくる、
あまエロ年の差BL!

ウリのホームレスにハマったエリート。
だけど、恋の仕方が分からない。

夜に眠れない悩みを持つエリートリーマン・正木良太。
ある日、正木はホテルにウリの男・タカを呼び出すが、
その正体はチャラけたホームレスだった!

価値観も立場も合わないと思いきや、
年上のタカのセックスは、
全身で甘やかすような糖度で、正木は溺れに溺れた。

その晩、タカを抱きしめてぐっすりと眠れた正木は、
数日後には「また会えますか?」と連絡していた――。

作品情報

作品名
ホームレス・ロンリネス
著者
七海リキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784396785765
4

(44)

(18)

萌々

(15)

(8)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
177
評価数
44
平均
4 / 5
神率
40.9%

レビュー投稿数9

ホームレスにハマるエリートリーマン・・・恋の行方が素晴らしい

【全身で甘やかされてるみたいで、勘違いしそうになる(良太)】

エロス度★★★★

おやおや・・・年下のエリートリーマンがウリ専をするホームレスのおっさんにハマってしまう恋模様が凄く良かったです。

長い夜を眠れずに過ごす良太が出逢えた傍に居て安心できる人。
生き方も価値観も違うけれど、無自覚に孝彰に対して執着していく良太がたまらないです。

好きを自覚してからは孝彰に意識して貰うために頑張る良太の健気さがツボり、まあまあ、恋の仕方が分からず不器用な年下攻めがなんともキュンとしますね。

落ちてしまったからこそ孝彰がとった行動、孝彰のために変わろうとする良太が尊いです。

0

不器用攻めと孤独に震える受けの救済BL

ハイスペスパダリ系に見えて人としての常識というか情緒がどこか欠けているリーマンの正木と現状を楽しんでいるようにすら見える掴みどころのないホームレスの孝彰

表面的に見ればイケメンでハイスペでBLによくいる優秀な攻めのように見える正木が恋愛はもちろん人間関係を構成するのが本当に不器用で、そのくせ孝彰を捕まえるべくグイグイいくので言動に予測がつかずあまり見ない暴走キャラで愛しかったです!後半になるにつれ周囲ともうまく付き合えるようになったり1人で生活をできるようになっても孝彰を側において助けたいという気持ちが一貫して変わらず暴走気味だったのが可愛い。

そして最初は暴走気味な正木と浅くうまく付き合って飄々としていた孝彰が実は孤独に震え、大切な人ができて失うことを恐れて寂しい気持ちを抱えているのが徐々に見え隠れして暴かれていく過程がとてもとてもよかったです。

傷つくのを恐れ逃げてしまえる孝彰だからこそ不器用にも繋ぎ止めようと必死に攻めれる正木でよかった。とてもピッタリくる2人で読後はほっと心が温かくなりました。

1

No Title

エリート会社員×ホームレス。

仕事もできて周囲からも羨望の眼差しを受ける会社員の正木は
その華やかな表の顔とは裏腹に、不眠症に思い悩んでいました。

ある日、公園のベンチで寝落ちした正木は
ホームレスの男の膝枕で目を覚まします。

そして、その晩、睡眠不足解消のためにデリヘルを呼ぶと、
相手は昼間のホームレス・タカで…。

はじめは傲慢エリートに見えた正木ですが、
蓋を開けてみればそうではなく、世間知らずで純粋。
だからこそ、恋を知ると相手がホームレスだろうとまっしぐらに
追いかけてしまうワンコみにキュンとしてしまいました。

本人にとっては真面目に好意をアピールしているのに、
それが裏目に出てしまう不器用も相まって可愛さ倍増でした!

対するタカは見た目はくたびれているけれど、ベッドの上ではエロエロ///
だけど、飄々とした表面のその内には傷を抱えていて人生をやり直すことも、
正木との恋も、逃げ腰で臆病でもどかしさにじれじれしてしまいました。

だけど、どんなにタカが逃げようと、どこまでも追いかけて縋る正木。
ときに空回りしてしまうし不器用だけど、ほんとナイスファイト?でした…!
彼と出会えたからこそ、救われたんだなぁと最後はじわりときてしまいました。

0

設定に惹かれるも乗り切れず

エリート×ホームレスってどんな組み合わせなんだろう?と、興味がわいて手に取った1冊。
全体的にすっきりと読みやすい綺麗な絵柄で、作品の雰囲気は柔らかい中に切なさあり。
ウリ専ホームレスのタカにハマっていく度に、会社ではデキるエリートのはずの正木の年齢よりもやや子供っぽい部分や、不器用でちょっぴり生き辛そうな人間味が見えてくるところは良かったのです。

でも、なんだかところどころちぐはぐに見えてしまう部分もあり、のめり込んで読めたかというとそうではなかった。
2人のエピソード…特にタカのエピソードが薄味に感じられてしまったのがいまいち乗り切れなかった理由のひとつかなと思います。
なぜゲイではない彼がウリ専をしているのか?
これはだめだと離れるも、元々お金ありきの関係だったのでは…と、トラウマがあるにしても唐突さに違和感がありました。
うーん…不器用な恋というより、2人ともが心地良い相手に依存しているように見えてしまったのかもしれません。
タカの外見もホームレス以前の方が年齢が上に見えてしまいましたし、途中から正木の家でのシーンが多くなるにつれてどんどんホームレス感がなくなっていったのも気になる。
あまり見かけない設定だっただけに、ホームレスならではのエピソードももっと読んでみたかったです。

コミカルな面と結びの部分、心理描写がメインの作品のトーンは好みなもの。
細かなところが気になってしまったけれど、年齢差がある2人が出逢い、不器用に寄り添い合って前を向いて生きていく姿には好感が持てました。
途中で躓かなければ萌えられたのかも。

0

心を埋める

公園で暮らすホームレスのタカと、エリートリーマン・正木。
普通に生活していたら接点が無さそうなふたりがひょんなことから出会い、そして気持ちが交わっていくまでを描いたお話でした。

生活費を稼ぐためにウリをやっているタカのことを正木が"買った"ことから始まるふたりの関係。
一夜限りのモノにならなかったのはタカと一緒だとよく眠れたから、という理由だったけれど
でも正木自身は最初から自分の心を埋めてくれる人だと感じ取っていたのでしょう。
一緒に過ごすうちにいい意味で人間くさくなっていく正木を見てそう思いました。

ウリをやっている相手にハマって合鍵を渡し、繋ぎ止めるためにたくさんお金も出して。
危なっかしい言動ではあるのだけど、人との関わり合いを避けてきた彼にしてみれば精一杯の愛情表現なんですよね。
当然タカにはそれが伝わるはずもなく、すれ違うふたりにハラハラ。
でも離れた時間がまた正木を成長させてタカの心も解すことになり、最後にはお互いにとって幸せなところに辿り着いてくれてとても嬉しかったです。

ホームレスと恋をするというのはなかなかに激しいテーマだなと思いましたが、何気ない日常の中でふたりの関係は進んでいくので、
突飛なお話にならずそれぞれの感情を追いながら読むことができた作品でした。

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