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表題作真珠とカナリヤ

玖珂玲人,23歳,伯爵家の若き当主
千冬,花街に売られてきた貧乏人

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  • あとがき

あらすじ

白くて丸い大切な宝物。それを収めたお守り一つ持ち、千冬は花街に売られてきた。けれど緋い襦袢の意味も知らぬまま、荒くれた男たちに押し倒された千冬は、迫る手から逃れるため、雪が舞う海に身を投げる。運よく浜辺に流れ着き玖珂伯爵・玲人に命を助けられた千冬だったが、まるで人魚姫のように言葉を失っていた。しかも訳あって『華族』に怯える千冬は、労わる玲人の優しさすら怖くて堪らず…。

作品情報

作品名
真珠とカナリヤ
著者
雪代鞠絵 
イラスト
ほづみ音衣 
媒体
小説
出版社
リーフ出版
レーベル
リーフノベルズ
発売日
ISBN
9784434083952
2.5

(2)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
4
評価数
2
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

すれ違って・・すれ違って・・BL版人魚姫

ジャンルは、誤解&すれ違いものです。しかもショタ、女装つき!
どうしてショタには女装がつきものなんでしょう。(-ω-)/
明治初期の設定には、必ず着物、しかも振り袖とか派手な着物を着せるものが多いような気がしますが、これもお約束どおり着物がでてきます。
着物がはだけて・・も、お約束ですね。。f^^;)
伏線があって、幼い頃にもう一度会おうと約束しあった仲なのに、お互い気づきません。最初の数ページで読者は気づくというのに。。こいつら、気づきません。
主人公千冬は貧村で育ち読み書きもできないの上に、心因性の失語症になってしまうので、余計にお互いのことを伝えることができません。BL版人魚姫ですね。
後半、嫉妬にくるった玲人にレイプされるあたり、ただれたお伽噺になっていますが・・笑
すれ違いスキー、身分違いの恋スキーには、あたり作品だとおもいます。
ただ・・明治初期の華族との身分違いの恋って、ちょっとアラブと似た匂いがして気恥ずかしさがありますが。。アラブものが好きな方は逆に気に入って頂けるかもしれません(* v v)。

5

まるで人魚姫みたいに

王子様の口づけで声を取り戻す、そういうロマンチックな場面はなく
ひどい再会の仕方で、そこで初めて受けと言葉を交わすことになるんで
どっちかといえば、ひどい取り戻し方なんですが、
受けと攻めとが出会う場面が童話のようで好きです。

途中にBLにおいての最大の敵(と勝手に思っています)、
攻めの許嫁が出てくるので、ほのぼのしていたと思ったら
次のシーンで邪魔して来たり、空気をぶち壊したり、
さんざんな行いによって、ちょっと嫌な気分になりましたw
前半は少しずつ心を通わせていき、良い雰囲気になるんですが、
受けが連れ去られてからはひどいものでした・・・。
最後はハーレクインのように、身分違いの恋なんですが
成就して幸せになれたので、良かったと思います!
作中の犬が賢くて、しかもかわいいので好きです!
お兄様は大変かっこいいのに、
どうしてあんな性格の妹になってしまったのかが残念です・・・。
ただし、BLにおいてのスパイスなのでいい働きだったと思いますw

1

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