• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作舌先から恋 2

桐谷達成
フォーク,大学2年生,稔世の恋人
久遠稔世
ケーキ,大学1年生,達成の恋人

その他の収録作品

  • 番外編
  • 描き下ろし
  • 1巻ドラマCD収録レポ漫画
  • カバー下 

あらすじ

お前の味を知っていいのは俺だけ――

被食者の【ケーキ】と、そのケーキの体液以外は味を感じない捕食者の【フォーク】がいる世界。
紆余曲折あり「秘密の食事」をするだけの関係から、晴れて恋人同士となった達成と稔世は、何気ないことで連絡を取り合ったり、休日にデートをしたり、恋人としての甘い日々を過ごしていた。
しかしある日、謎の少年メグミから「フォークが好きなやつなんているわけねーじゃん」と言われた達成は、
稔世が自分を好きな気持ちを疑うつもりはないけれど、どうしようもない不安に駆られてしまう。
そんな中、稔世のスマホに「メグミ」からメッセージが届いているのを見てしまって…

身体も、剥き出しの感情も、愛しいからすべてが欲しい。
百瀬あんが描く甘くてエッチなケーキバースBL 、待望の第2 巻!!

作品情報

作品名
舌先から恋 2
著者
百瀬あん 
媒体
漫画(コミック)
出版社
双葉社
レーベル
チルシェコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784575381702
4.5

(156)

(109)

萌々

(28)

(17)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
12
得点
709
評価数
156
平均
4.5 / 5
神率
69.9%

レビュー投稿数12

甘さだけじゃなくて、苦しさや切なさも

達成(フォーク)×稔世(ケーキ)


恋人になって、
ただの甘い展開かと思っていたら・・・

当て馬っぽい男が現れて不穏空気の中、
急上昇する稔世の健気さと、
爆発してしまう達成の独占欲に心臓がバクバク!
フォークやケーキでいることさえ苦悩し、
一緒にいたいだけの現実が重くのしかかる・・・
甘さだけじゃなくて、苦味や切なさも味わえる
ケーキバースの濃厚&重厚感に胸がギュッと締め付けられた!


稔世、
健気で健気でキュンとくる!
ただ達成を手に入れるだけじゃなくて、
自分の危険を顧みずに達成を守ろうとするその強さや、
達成がフォークじゃなくても好きという一途な想いが刺さる!

達成、
本能的な捕食者として、
好きなのに傷つく、そして傷つけるという
フォークの葛藤と疑念が本当に苦しい!
稔世から求められる関係から
まだ何も起きていないのに嫉妬まで爆騰する執着が愛しい!

とろけるようなキスや求め合うエッチに萌えて、

2人が恋人として、
フォークとケーキの関係の葛藤や不安を超えて信頼し合う姿が本当に尊い!
ケーキバースの世界の深さが再発見できるし、

細かい心理描写で、

2人のほろ苦い/甘い恋の感情と
「好き」の気持ちに共感しながら、
ページをめくる手が止まりませんでした!



・コミコミスタジオ限定特典描き下ろし4Pリーフレット
描き下ろし漫画2P:
夏の大学で、達成が稔世の汗を舐めるイチャイチャ。

5

理性的な好意も本能的な衝動も、お互いのためだけのもの

2巻は達成と稔世の2人がようやく身も心も…の境地に辿り着く、見どころドドド満載な展開のオンパレード。最強最高の読後感でした〜( ˃̶͈̀∀˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
この2巻にきてストーリーがかなり補強されてきて、過去のことも含め複雑かつ繊細な動きに気持ち持ってかれました。それくらい良かったです。

ケーキとフォークの設定がここにきて生きてる、そんな印象でした。前巻までは表面的なものに収まっていたものが、今巻では内面的なもの、深いところまでアプローチしていきます。
恋人として始まった2巻。あまあまな2人にキャーッとなって、お試し読みで即購入した私です(笑)
稔世に対して"ケーキ"(食事)としてじゃなく、恋人として大事に扱う達成の姿がそこら中に散らばっていて、稔世が戸惑う気持ちが大いに分かるドキドキな冒頭でした。

かといって、今巻は恋人ラブラブに寄ったストーリーじゃないです。そこからの2人のすれ違い・勘違い勃発案件も発動し、不穏な動きも見られるのもこの2巻。ラブラブ、イチャイチャだけじゃない見逃し厳禁なストーリーにハラハラさせられました。
ですが、この心臓に悪いアップダウンを乗り越えてこその最後に見える景色が非常に素晴らしかった。何度も読み返しました。

ストーリー的に、2人の関係はもう少し手こずるのかなって思ったりもしたんですけど、割とサクサクと話も進み、読みたいところや知りたいところがギュッと濃縮。簡潔にまとまっていて非常に読みやすかったのが、わたし的には評価高しでした。


お互いのケーキとフォークの性が、達成と稔世の距離を近づけたきっかけとなったものだとしたら、2人の距離を遠ざけたのもケーキとフォークの関係。2巻は2人の気持ちが錯綜し、好きだからこそすれ違ってしまう切ないシーンもありましたが、最終的には"好きの気持ち"の大勝利!
理性的な好意も本能的な衝動も、達成は稔世に、稔世も達成にだけ反応を示し、お互いの存在を求め合っていくところに感動しきりでした。


性の本能を超えたところで心が繋がっていく流れが絶妙に最高。本能と理性とが紆余曲折の試練を乗り越えてピタッと合わさる瞬間が素敵でした。
これで完結かなと思っていたら、続きはまだあるそうで楽しみです。いっぱい悩み苦労した2人にはもっと幸せになって欲しいなと思います^ ^

4

じっくり2人を描いてくれるのが嬉しい

ケーキバースでナンバリング作品って初めてだったりしますかね…?そのことがまずとても嬉しいです。
ケーキバースって捕食者と被食者という理性を失えば命すら危険になってしまうという危うい関係性だからこそ、2人の信頼関係がものすごく大事だし、被食者が献身的すぎても恋人としては成り立たないし、捕食者が本能を恐れすぎてもうまくいかないし、ものすごく恋人として関係を育むのが難しいバースだと思っているので、1冊完結だとなんというか描ききれてない感じがしていたので、ナンバリングでじっくり2人が歩み寄っていくのを描いてくれているのがとてつもなく嬉しいし、しみじみといいなぁと思います!!

1巻でも思っていましたが、この作品、陽の人なのは間違いなく先輩だけどここぞって時に行動するのって稔世だなぁという印象で、今回もそれが存分に発揮されてました!!逆に暴走しすぎちゃいそうな危うさもありますが、とにかく先輩を失いたくないの一心で行動しているのがとても刺さります。その根底だけは絶対ぶれないのとてもいい。

後書きにも書かれてた通り、ようやくメリットとか関係ない恋人としての自覚が芽生えてきた2人(特に稔世)、まだ続きが読めるの楽しみです!!

4

萌え転がるしかない

達成と稔世の恋人編です!

やっと気持ちが通じ合ったというのにまだ食事の延長だと思っている稔世が切なかったです。
でも、達成が食事より稔世を優先することで段々と稔世が両想いだと実感していく過程にキュンとしました!

稔世を食べたくない達成と達成になら食べられてもいい稔世との間ですれ違うものの、お互いの習性に向き合って一緒にいようとする姿勢には萌え転がるしかなかったです!

メグミが何故稔世の味を確かめたかったのかはよく分からないままですが、このままフェードアウトしてくれると良いなと思います。

まだまだ続くそうで今から3巻が楽しみです!

シーモアは白抜き修正でした。
噛み痕で感じる稔世がえっちでした!!

3

より甘くより近く

両想いで付き合い始めたものの新キャラが出てきたりと、ひと悶着あります。

あんなに世間一般でフォークが蔑視されていれば例え一人好いている人がいようと一般論が根強く染み付いて不安になってしまうよなと。
それでも心に向き合い思いを言葉にして確かめ合う二人はすごく良かった…!!

二人を支える先生もいい人。

フォークが差別されないような世間になればなと思うけど、犯罪が多いのは事実だから難しいんだろうな…。

新キャラとなる子はスッと出てきてスッと退場してしまったけど、個人的には何故稔世に接触してきたが気になるので深堀してほしいな〜。
どうやら彼は恵まれぬ家庭っぽい?

二人の思いを確かめあったことにより1巻より更に距離が近くなって、甘々になってきました〜!!
二人の心情がすごく丁寧に繊細に描かれていて分かりやすく、読みやすいです。

まだ少し続くようで、次巻も楽しみです。

2

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP