電子限定かきおろし付
痛くない・辛すぎないオメガバースで、大好きなお話でした〜
高校生α × 教師Ω。
普通は知り合って→関係性を深めて→うなじを噛んで番、ってステップになるけどこのお話の場合はアクシデントにより「つ、番になっちゃったー!?」ってところから始まります。これが個人的にすごく面白かった!
で、こちらのオメガバースの世界では「18歳以上の成人は薬で番解消が可能」で、17歳11ヶ月の愛田(攻)の成人を待って番を解消しよう、ということになるけれどー
というお話。
攻めがめちゃくちゃ押せ押せで来るのかと思いきや(押してはくるんですけど)、唇にキス…と見せかけて、でこチュー!「キスは淫行になっちゃうもんね」なんて手を離したりして、物足りなくなっちゃうじゃないか!!と受けの気持ちできゅん、でした。
そんな年下わんこ攻め君も最高なんですが、受けの並川もまた可愛くて。
特にロッカー前での巣作りからの流れが個人的にめちゃくちゃ好きだった。。
そこで「待て」のできる年下わんこ攻めもまた素晴らしい。
我慢できない攻めもいいけど、受けのために耐えられる攻め様が一番好きです。
自分の本気度を言動で真摯に見せてくれる攻め様にグッときた、大好きなオメガバースのお話でした◎
【俺が先生に本気ってこと、今度こそ証明してみせるから(颯)】
エロス度★★★★★
おやおや。事故で番になってからαの生徒に付き纏われるΩの教師との恋がキュンとしますね。
颯と将輝が紡ぐ祝福の物語で、実は番が成立していなかったことが判明しますが、ずっと将輝に片想いしていた颯はこのチャンスを逃すまいと熱烈にアタックしてくるのがかわいいです。
特に、クールな雰囲気を纏っていた颯が将輝の前ではめちゃくちゃあざといワンコになってしまうのがツボで、彼の真っ直ぐな想いに絆されていく将輝もたまりません。
颯が生徒でいる間は一線を越えないようにする将輝の気持ちも尊いですね。
愛田(α)×並川(Ω)
お互いに欲しがっているのに、
先生と生徒の「健全」関係を保つために、
抑えきれない欲望を抑えようとする
爆発してしまいそうの境界線に立たされている
中途半端なイチャで2人が見せるトロトロ姿が萌え刺さる!
2人のキュートな表情変化が注目すべき点で面白い!
高校教師の並川が、
小さな事故がきっかけで生徒の愛田と予期せぬ番になってしまう。
番解消はできるが・・・、
この突然の出来事で、教師と生徒の関係が一変する。
αとΩという欲が交錯し、
並川の健全意識に従って、
愛田がエロ行為を少し制御する。
2人の間には、
不完全ながらもホロ苦いエロスや、
微妙な感情の揺らぎが生まれいく。
並川、
美人ホクロがポイント高い!
どんどん愛田に呑まれていく様子が可愛い!
体がものすごく感じているのに、
立場やプライドによるツンツンな一面も可愛い!
ヒートのときに無意識に愛田のジャージで巣作りをしたり、
愛田に向けて欲求が湧き出す姿勢がいじらしくてグッとくる!
愛田、
チャラっぽいけど、
ガンガンアピールする超ワンコ!
嘘をするほど一途で、
番かどうかは関係なく、
最大級の恋心を本気で証明したいという熱い気持ちがこっちまでもえ上がる!
教師と生徒という立場が終わった後も、感無量!
並川の恋に迷う大人の間抜けな感情、
愛田の恋する男子の躍動する気持ち、
そして、
2人の関係性の変化が全部丁寧に描かれていて、
ハートを掴むオメガバースでした!
まずは粒乃木つぶ先生、デビューコミックスおめでとうございます!!
Xでお見かけしたときから、発売日を楽しみにしておりました(ˊᵕˋ)
という記念すべき商業1作品目は、生徒×教師が事故って番になっちゃったかも?!! な、衝撃的幕開けのオメガバースです。
この世界では、18歳になったら番解消薬が飲めるとのことで、攻めの18歳の誕生日まで残り一ヵ月。
ラットを管理するために、受けである教師はスキンシップを許す。
が、番となった途端、受けのことが嫌いだと思っていた攻めが、しつこいくらいに受けに好き好きアピールするようになります。
これも番になった影響なのだと受けは思いますが、ある日、実はヒート中でもないのに番になることはないのだと気がついてしまい、、、
事故で偶然項を噛まれたという設定が、とにかく面白かったです。
よく考えてみれば、そう言えば番ってヒートえちしてるときに項噛まなきゃ無効だよね、という前提を忘れるくらいにです!(まりあげはも冷静になってあとで考えてみた)
個人的にあとは、先生への好きの想いを、事故を好機と捉えて、めちゃアピールしまくる若さや、先生のことを好きすぎてあれこれサバを読むいじらしさも可愛かったです。
無事に高校卒業後、宣言通り先生を番にできてよかったね! と思えたカワイイ年下×年上オメガバでした。
ちなみにカバー下のプロフィール帳に、受けの書く欄を攻めが書いてるのも仲良し番っぽくて良きでした。
オメガバースと年下ワンコ攻めのコラボ、最高ですね!教師にゴン攻めする生徒の無邪気さ、腹黒さがめちゃくちゃ楽しかったです。
ハプニングで番になっちゃった2人の、ここから始まる擬似番ライフをとくとご覧下さい♪( ´▽`)
うなじ噛みから関係がスタートする展開が新しいですね。
教師と生徒とはいえ、接点があまりなかったところからの関係構築なんで、本当にまっさらな状態から恋の駆け引きが始まっていきます。0(教師生徒の関係を考えたらむしろマイナス?)から10にも100にも育っていく2人のストーリーが、番関係に依存することなくちゃんと自分の気持ちで好きだと自覚していく流れがとても素晴らしかった。
偶発的に起こった番関係が、実は必然的で運命的なものだとしたら……?
愛田と並川の間には運命的なもので繋がっていたとしか思えないくらい、深い結びつきを見せつけてくれました。
番アドバンテージを最大限に利用する愛田が、自分の生徒という立場や年下パワーをフル活用して、並川を落としにかかる様は、さすがのアルファ。利用できるものは利用してしまえ、っていう考え、嫌いじゃない(笑)むしろもっとやれやれーって感じ。
無邪気にアプローチかけてくる愛田に絆され気味な並川もこれまた良くて、理性と本能の狭間で悶々とするのも、愛田に惹かれているからに他ならないからなんですよね。
心も身体も求めているのに、セーブをかけているのは教師と生徒という立場的なものだけ。この壁を乗り越えてこそ、2人が心から本当の番になるっていうことなので、その道のりをとことん味わって欲しいと思います^ ^
オメガバースの中では楽しく読める部類のストーリーです。オメガ差別とかそういうのもないし、どっちかというとラブコメ寄りかな。
サラッと読めるし読後感も良いので、オメガバース初心者の方でも抵抗なく読めると思います。