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精霊王子と黒衣の騎士

seirei ouji to kokui no kishi

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表題作精霊王子と黒衣の騎士

ランベルト・クラウゼン、レフトラウ騎士団団長でユージアの専属護衛騎士
ユージア・アシュバートン、エンデル王国第一王子(精霊王子)、6歳→20歳

あらすじ

「ランベルト,僕の騎士,お前は僕の聖域だ」――豊かな自然に恵まれ,昔から魔術がごく自然に根づいているエンデル王国。第一王子のユージアは,精霊と交信できる力を持っているがゆえに十歳から城の中に幽閉され,自国の未来などを精霊たちから聞く役割を担わされてきた。国王は精霊の言葉に頼り切り,己で政治を行うことすら放棄している始末だ。だが精霊との交信儀式では特殊なお香が使用され,その副作用は心身共に疲弊するものだった。そんなある日のこと,ユージアの食事に毒が盛られるという事件が起こった。ユージアを失うことを恐れた国王は,国一番の騎士団の団長ランベルトを専属護衛として息子につけた。精霊王子となる前の幼い頃から憧れの存在であった,凜々しく逞しい騎士ランベルトがつきっきりで護衛をしてくれる。長い間,孤独に苛まれていたユージアの胸に初めて甘い思いが芽生えていき――。

作品情報

作品名
精霊王子と黒衣の騎士
著者
柚槙ゆみ 
イラスト
青城硝子 
媒体
小説
出版社
シーラボ
レーベル
ラルーナ文庫オリジナル
電子発売日

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護衛騎士 × 幽閉された王子のファンタジー

初読み作家様でした。幽閉された不憫受け王子(受)とその護衛騎士(攻)のファンタジー物語です。

12歳で王や弟などの家族と引き離され、幽閉されている第一王子・ユージア。幽閉されている理由は彼が「精霊王子」で精霊のお告げを聞くことができる存在だから。
父王はいまやユージアが精霊から聞いた内容に完全に頼って政治を行っており、ユージアがいなくなっては困るのです。

そんなユージアにとっての幼い頃からの憧れの存在は、騎士団のランベルト。
ある日ユージアの毒殺が謀られたことにより、ランベルトがユージア専属の護衛騎士になるのですが、ユージアにはそれを素直に喜べない理由があってー

と続くお話です。

護衛×王子という主従関係と、その関係ならではの敬語攻めが良かった〜◎
セッッの時の優しい言葉責めも好みでした。
戦闘の際の、触手ならぬ木のにゅるにゅる(?)による受け君の純潔の危機なんかもあり、どうなっちゃうの!?とハラハラ。

ただお話の展開的には途中、ちょーっと都合よすぎないか…?という部分がちらほらあり、もったいないなあと思うところも。サラッと一冊読めてしまった感があります。

戦闘シーンも、若干手応えが薄い感じがしたかなあ。

さらに細かい設定と無理のない展開があったら、より萌えを感じられた気がするな、というところで「萌」とさせていただきました。

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