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「僕はもう嫌いだけど」好きな人に嫌われた世界へ再び転移して――?
小説
グリズ× トワ
この原作小説を読まないと、
コミカライズだけでは全然伝わってこなかったストーリー。
特にトワが13歳の時に異世界でグリズとの出来事。
母子家庭で少し不憫なトワ。
13歳の異世界トリップしたときに、
当時のトワは、彼の護衛騎士のグリズに想いを寄せていたが、
素直ではない悪気の少年だった。
異世界トリップした者は異邦人で、
特別な能力のない異邦人のトワがグリズに嫌われて、
そのまま死んでしまい、元の世界に戻った。
15年後の今、28歳になった普通のサラリーマンのトワが、
もう一度異世界にトリップしてしまい、
異世界ではたったの4年しか経っていなかった。
騎士副団長になった32歳のグリズと再会してしまう。という展開。
個人的には、
ずっとグリズの影を追い続けるという
トワの諦めたはずの、15年間の未練の恋心が一番刺さるところと思う。
暗い記憶がよみがえって恋の辛酸さ、
悶々として大好きなグリズを思い出す姿が鮮やかで、胸がぎゅっと痛くなる!
そして、
グリズに会いたくても、
以前態度が悪かった自分だから、会いたくないという恋の矛盾で、
実際に再会してから、
気持ち抑えながら、
嫌われた死んだはずの自分の正体がバレないように気をつけながら、
当て馬の迫りでグリズと距離を置こうとしたりしながら、
勢いづくのように迫ってくるグリズに照れ照れしつつも、
どうしようもない境界線で揺らされる様子が可愛らい。
トワに負けないように完全に凌駕する
グリズの大きな愛情と、
その4年間トワへの想いが読み進むと明らかになる。
最後の番外編と合わせてまあまあ愛しい。
28歳のトワが異世界で、
魔女のミーニャの世話を受けながら、彼女の魔法薬屋で働いている。
そのミーニャとの交流や、
グリズのミーニャとの親密関係へ嫉妬も見逃せない。
「嫌われている」のは誤解ということが最初の予想通りで、
2人のあまあまラブラブな安心展開も予想通りだが、
グリズのミーニャとの関係にはちょっとびっくりした。
28歳の童貞、トワのウブな感度も可愛い!
キスを味わえる甘い痺れがキュンと共感できる!
エッチでグリズの器用さと共にが萌えさせてくれる!
異世界ファンタジー感満載で、
登場人物も少なめで、複雑な内容もほぼないから読みやすい。
トワ苦しい恋の未練や、
2人の焦がれる両片想いが少し切なくもドキドキで、
幸せな結末にほっこりしました。
・コミコミ特典SSペーパー
『一緒に暮らし始めた二人』:
トワがグリズと一緒に暮らし始めて数ヶ月が経った、
ミーニャとの3人での幸せな昼下がりのお話。