小説

  • 新人外科医は白獅子に求愛される

新人外科医は白獅子に求愛される

shinjin gekai ha hakujishi ni kyuuaisareru

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作新人外科医は白獅子に求愛される

獅堂王牙
30代,ホワイトライオン獣人の天才外科医
雪野瑠依
新人外科医,イヌ獣人と人間のハーフ

あらすじ

新人外科医で人間の雪野は、獣人との能力差がなかなか埋まらず、研鑽の日々を送っている。そんな彼の勤める大学病院に現れたのは、「神の手」を持つ世界的な天才外科医でライオン獣人の獅堂。出会いといえば、ひと月前に学会会場近くで倒れていたエリート白変種の彼を、雪野はいつもどおり愛想もなく介抱しただけのはずだった。ところが獅堂は彼を特別扱いすることなく、あくまでただの一患者として対応した雪野を気に入ったようで、フリーダムにアタックしてくるようになる。最初は獅堂の押しに引き気味だった雪野も、彼のことをいろいろと知るうちにだんだんほだされていくが……? ナチュラルボーン傲慢×真面目系クーデレ、スローステップ・ラブ!!

作品情報

作品名
新人外科医は白獅子に求愛される
著者
幸崎ぱれす 
イラスト
北沢きょう 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784403526022
4.1

(27)

(13)

萌々

(9)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
9
得点
110
評価数
27
平均
4.1 / 5
神率
48.1%

レビュー投稿数9

溺愛攻様ににまにま( ◜◝ )

ゴーイングマイウェイな攻様の、らしい溺愛っぷりを楽しませて頂きました♡

人間と獣人が当たり前に共存しているお花。
受様は、新人外科医で人間の雪野。
攻様はホワイトライオンで"神の手"を持つ天才外科医の獅堂。

気持ちが顔に出にくい雪野は、チベットスナギツネのようなスンッとした表情が通常運転。
医者としの技術は獣人の医者にはかなわなくても、日々自分が出来ることをコツコツ積み上げていける努力の人。
一方の獅堂は、何事もさらりと出来てしまうスーパー獣人なので、考え方や言動がゴーイングマイウェイな俺様。

ムカつく俺様ではなく、一周まわってスゴいね、な俺様で、見てる分は愉快(^_^;)

獅堂に惚れられてしまった雪野が、振り回されながらも絆されていき。
せっかくの告白なのに、なんで!?
貴様受様を泣かせたな( º言º)
その後の雪野が、人としても医者としてもかっこいい(≧▽≦)

書き下ろしでは、その前に泣かせた分、俺様な獅堂が気遣い初心者ながら雪野をひたすら大事にしていてにまにま( ◜◝ )
息をするように「愛してる」「好きだ」「愛しい」を伝えていて、惚気もたっぷり。
あぁ、溺愛が溢れてる⸜(*˙꒳˙*)⸝
気持ちが現れるしっぽも可愛くていいぞー(*」´□`)」
遠恋の不安を吹き飛ばす勢いの溺愛に、微笑ましくて可愛くて、糖分過多なお話で大満足です( *´艸`)

1

お、面白かった……!

話し合うって、だいじ!
電子書籍で拝読しました!俺様傲慢エリートと真面目クール頑張り屋さんな受けの恋物語、めちゃくちゃ面白かったです!
2人の出会いで 「ふっ…おもしれー男…」的セリフが出てきたときは噴き出しました。まさかこの言葉を見られるとはw

俺様傲慢エリートなのに主人公に対しては、ごろごろと喉を鳴らすかわいい猫ちゃん化する攻めがすごいかわいかったです…胃袋から落とそうとする流れ、好きすぎて…。攻めの傲慢さにドン引きしてた受けも、こうも好き好き大好き愛してる!攻撃されたらそら絆されますよ…。
希少種だからこその孤独さや、人間だからこその苦悩。本編後のお話では遠距離での不安など、そうだよねぇ…!つらいよね、不安だよねぇ…!と赤べこのようにうんうんと頷きながら読んでました。
お相手が特別すぎるので、これからも主人公は色々と悩むことも多そうですが、お互い離れる気がありませんし、家族公認ですので、なにか起こるたび話し合って幸せを探って行くんだろうなって自然に思える可愛いカップルでした!面白かったです!

1

エリート獣人医師に熱烈求愛される新人人間医師

人口の一割が獣人の世界。
獣人のほうが動物的なカンなどで何事も優秀なため、人間の新人医師雪野(受け)は同期の獣人医師に対して無意識に焦りを感じています。
そんなとき、道端で突然倒れた患者を解放するのですが、その男はなんと世界的に有名な「神の手」を持つ外科医、白獅子の獅堂(攻め)でした。
獅堂と知ってなお普通に患者と向き合うように接する雪野を気に入った獅堂は雪野の勤める病院にしばらく勤めることにし、雪野を落としてアメリカに連れて帰ると宣言するのです。
全く相手にしない雪野でしたが、話を全く聞かない獅堂はマンションの隣の部屋を押さえ(普段はホテルに泊まってる)、その部屋で料理作って持ってきて一緒に食べたり、会うたび「愛してる」と言ったりとアプローチを続けるのです。

獅堂は優秀だと言われる獣人の中でもさらに優秀で希少な白変種の獣人で、ホワイトタイガーです。
生まれた時から天才なのでナチュラルボーン傲慢な上、人の話を聞かないタイプです。
有り余る財力を貢いで雪野を落とそうとしますが、全くつれないので胃袋を掴もうと隣の部屋を押さえ出来立て料理を持っていくことにするのです。

最初から獅堂の人の話を聞かない、自信持ってゴーイングマイウェイな行動はいっそ笑えます。
「凡人の思考は理解できないな」などと発言する中、他の医師たちからは「お前の考えが理解できねーよ」というツッコミが、獅堂の実力に裏打ちされた傲慢な台詞が正しいだけに笑えます。

ただ、それでも憎めないのは実力が本物なのはさることながら、決して相手を貶めたり嘲たりしない、良いところは躊躇なく褒めるという態度が、好感を持たれる要因だと思われます。

そして、雪野に対してだけはすごく尻尾と耳が仕事をするので傲慢な歳上なのに妙に可愛いのです。一度、患者の発情期に当てられて発情期になってしまい雪野を襲ってしまってから(最後までやってない)は雪野の反応を見過ぎで、そこは遠慮するなってところも遠慮するようになって雪野が余計に恥ずかしい思いをすることになるのもまた楽しい。

さんざん押してきて絆されたあたりから不穏な空気が漂うのはお約束。
推してダメなら引いてみろがタイミング的に実行されてしまい、エリート白変種の血筋というか子種を欲する人からの横槍が入ります。

腹を括った雪野も男前でした。どんな相手にでも医師として全力を尽くす雪野と獅堂は、医師鏡ですね。


後半は遠距離恋愛を不安なくできるように、どうすれば良いか考え続ける雪野(と獅堂)の話。
アメリカに帰ることになった獅堂。
遠距離恋愛になることに不安を覚える雪野を安心させるように色々考え言葉を紡ぐ獅堂ですが、漠然とした不安が雪のように少しづつ積もっていくのです。何が不安かとはっきりいえないから余計にモヤモヤするのでしょうね。雪野からは獅堂が色々してくれてるのが解ってるだけに不安を口にできなかったのですが、お互い様でした。
どっちも不安だったんですね。やっぱり尻尾が仕事してました。
尻尾の先のふわふわがけばけばになるくらい不安だったなんて、やっぱり可愛い。
獅堂の執着はすごくて、両親からライオンの腹の中に入ってしまったと思って諦めてと言われるてるのがちょっと笑えました。

この作品では尻尾がほんといい仕事したますね。
獅堂もてすが、ちょい悪役の狐獣人が上役と色々あったようで尻尾が荒れてるのとか、最初はちょっと生意気な感じだった犬獣人の研修医の山吹先生が雪野の優秀さ勤勉さに尊敬して、興奮して尻尾をぶんぶんさせてしまい無理やり手で掴んで止めるのも可愛いし、耳尻尾がらみで楽しいシーンがたくさん。

恋愛でも報連相は大事ですね。
雪乃と出会ったことでいろんな感情を自分のものにして、相手がどんな気持ちになるか判るようになってきた獅堂は無敵ですね。

楽しい話をありがとうございました。

1

傲慢とクーデレが紡ぐ溺愛バカップルな二重奏

【お前はただ黙って俺に愛されればいい(獅堂)】

エロス度★★★★★★

おやおや、〝神の手〟を持つ天才外科医にガチ惚れされてアタックされまくる新人外科医のお仕事BLな恋がたまりませんね。

獣人やケモミミ・シッポ、身長・体格差といった要素に加えてクソ真面目でクールな雪野の変化がとても魅力的。

自分に絶対的な自信を持ち、ナチュラルボーン傲慢な獅堂がこれでもかと雪野に愛を囁きまくる王者からの献身的で健気な求愛がツボり、カッコいいだけでなくカワイイ面もあるギャップにヤラれます。

ライオンにロックオンされ、ひたすらスリスリゴロゴロこしょこしょされる小動物が最高です。

2

天才外科医のまっすぐな求愛について

今回は世界的な天才外科医と新人外科医のお話です。

受様が唯我独尊な攻様にロックオンされて落ちるまでと
それそれに恋のライバル的な存在がちらつく続編を収録。

この世界の人口の約1割は
動物的直感や五感の鋭さを残す獣人です。
その中でも百分の一の確率で生まれる白変種は
世界レベルでの歌手や芸術家として名を馳せています。

受様はイヌ獣人の父と人間の母をもちますが
受様は遺伝子の優位性で人間として生まれます。

医師だった父が獣人特有の病で亡くなった事で
獣人症例をよく扱う東凰医科大学付属病院に入局し
消化器外科専門医を目指していますが

精いっぱい努力はしているものの
頑張るほどの成果はなかなか得られず
「もし獣人だったら」と考えてしまいます。

同期のアライグマ獣人が初執刀医を任された翌朝
当直を開けた受様は悶々と病院をでて
ホワイトライオン獣人が倒れる現場を目撃し
受様は医師として即彼に手を差し伸べます。

倒れたホワイトライオンは
天才外科医として有名な人物で受様は偶然の接触に
秘かに心を躍らせつつも冷静に攻様に呼び掛けます。

攻様は苦しげな表情ながらも自身を「胃潰瘍穿孔」と診断
医師と名乗った受様よりも優秀な医者だから
「心配しなくてもいい」と言い放つのですが

受様は医師でも痛みや辛さは誰でも同じと
患者として攻様に寄り添う姿勢を貫き
攻様に「おもしろいやつ」と言わしめます。

受様は攻様との事を偶然の邂逅と思っていましたが
一カ月後、なんと攻様が東凰医科大学付属病院に
フリーランス契約で入局してくるのです。

どうやら攻様の目的は受様のようで!?

雑誌掲載されたタイトル作に続編を書き下ろしての文庫化で
白変種で天才肌な攻様と人間で努力型の受様の
もふもふファンタジーになります♪

最初は受様への礼をしたいと
望みを問いただしていた攻様ですが
攻様の提案をすげなく断る受様と接していくうちに
ロックオンしちゃうのてですが

はっきり言って何でもできる攻様が
なぜ受様なのかがちょっとわかり難いです。

種族的にも他人と比較されない攻様にとって
特別扱いされない事こそが喜びと言う着眼点と
攻様が受様の胃袋から落としにかかるのが面白いし

受様が攻様にもうやめてくれ~と
受け入れるしかない展開も楽しかったです。

ただ攻様の外科部長代理が登場してからの展開が
それまでの我が道を行く感が強い攻様の素振りと
違和感があり過ぎてスマートさに欠けてたかな。

タイトル作だけなら「萌」としましたが
続編ではその辺りも上手く変化していて
それぞれのライバル登場(笑)にぐるぐるする様が
楽しかったので1冊として「萌2」とします。

1

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP