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表紙から黒髪美人が受けなんだろうなと思っていたのですが!
性格が予想以上に"男の子"で「俺が尻で抱いてるんだぜ!」みたいな気概を感じました笑♡
最後はリバ展開か!?とドキドキしましたが
それはまた先の話で一安心笑
神官目指して白魔術を学んでいたリヒトが
黒魔術の必要性も感じ、憎き相手であるはずの最強魔人マレディクスに弟子入り。
エンデに対する誤解が解けほっとしたのち、
まさかの神官長の黒魔術堕ちと両親の死の真実。
半人半魔のエンデが屈強な見た目に反して
めちゃくちゃかわいらしいです♡
そしてリヒトが男前な性格でぐいぐいいきます笑
DT同士のがっつく絡みもお楽しみください♡
今作はとても男らしいというか直情的な性格をした受けで、魔物に対する憎しみが酷くて序盤はなかなか好きになれませんでした。でも、エンデと行動を共にする様になってからのリヒトの成長は目を見張るものがありました。
なにせ、お世話になってるのにちょいちょい家族が殺された時を思い出しては、エンデに対して憎しみを思い出すので「ヤレヤレ」って呆れてしまいました。凄く目が曇ってる人物だなぁと…。でも、それでなかなかくっ付かないので、エロが少なかったのは良かったです。
そんなエンデとリヒトの良き理解者であり、緩衝材的な役割を果たしてたのがエンデの姉のアンリエッテでした。半魔のエンデの姉であるアンリエッテの秘密も驚きと悲しみに満ちていて胸を衝きました。
憎き魔物を根絶やしにすると意気込んでいたリヒトが、エンデとアンリエッタと森の中の館で暮らすうちに、守りたいのは人間であって魔物たちを虐殺したい訳じゃないと気が付いて行くのが面白かったです。そして終盤に魔物でも人間と共存出来たり、魔物より害悪な人間が存在するという事実が明らかになり、エンデとリヒトの未来に希望が持てるような終わり方でした。
個人的には純粋で健気なエンデが魅力的でした。リヒトとアンリエッタと同じく「可愛い」と思ってしまいました。
思わぬ人物があり得ない変貌を遂げるので、登場人物一人ひとりの台詞や態度を心に留めながら読むことをお勧めします。
のっけからハードな展開が続きますが、スピード感があって読み応えありです。
想像していたよりもピリッとした部分もあり、全体的に好みのテイストで楽しめました。
男前な性格の受けの行動力や、悪だと思われている者の本当の姿…など、作中で新たなエピソードが明かされていくたびに、キャラクターへの印象が少しずつ変化していくのが見どころでしょうか。
魔法も魔物も登場するのだけれど、ファンタジーすぎず読みやすい塩梅だと思います。
受けのリヒトの真っ直ぐさと行動力の高さも良かったのですが、やはり今作は攻めのエンデが魅力的すぎて…!
とっつきにくそうな雰囲気の彼をよくよく見てみると、なんとまあものすごくかわいらしい性格でして。
あなたこんなにかわいい人だったの…?と、読み始めとのギャップがツボでした。エンデはかわいい。
不器用でやさしく愛情深い彼ですから、きっと家族から大切に愛されながら育った人なのでしょうね。
はじめは無理やりリヒトがエンデを追いかけるようだったのが、リヒトがエンデの手を取って救いあげ、暗闇から光のある方へ導いていくような構図の変化が素敵。
2人に明るくて楽しい未来が訪れますように!
ただ、恋愛関係になった後の2人のやり取りがどれも好みだっただけに、恋から体を重ねる関係性に発展するまでの描写はもう少しじっくり読みたかったなとこちらの評価に。
親しみからの想いの自覚→恋→体への流れがちょっと唐突に感じられました。
後半の2人の関係性が本当に良かったので、もっと自然なグラデーションで描いてほしかったかも。
今後逆転する可能性もありそうな発言に関しては、愛し合っている男性2人なのだからそれもありだし見てみたいと個人的には思いましたが、人によっては苦手な要素だったりするのかな。
みずかね先生おっかけで購入。攻め受けとも入れ込むところが無かったのと、少々苦手なスプラッタなところがあって思った以上にダークな感じだったので中立寄りの萌にしました。本編320Pほど+あとがき。
幼い頃に、目の前で魔物に家族を殺されたリヒト。神殿に引き取られ、神官を目指して勉強しています。家族の仇をうちたく、魔物に対峙する機会がある警護隊に入りたいと訴えますが・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
アンリエッテ(攻め姉)、カウゼル(受けの神官仲間)、ローマン(神官長)等。
アンリエッテがこの後も幸せでありますように。
++攻め受けについて
攻めは半魔。母が魔物に犯されて生まれた方。本人何も悪くないんだけど、体に紋様あるから魔物の血をひいているってバレバレ。そのため人から離れたところに姉とひっそり暮らしています。半魔なので身体能力は驚異的。あとキスで精気を分け与えることが可能です♡
生まれのせいか、自己肯定感は低いのが、やや珍しいか?
受けは家族を皆殺しにされ、魔物大嫌いという神官見習い。元気玉系統です。最後は自分から「欲しい」といって攻めに乗っかってましたよ。the男の子!という印象です。自分からはあまり言い寄ってこない攻めを、今後もリードするのかも。
元気玉な男の子受けが良いわ!と思う方でしたら是非。ちょっとスプラッタなところがありますのでご注意ください。
これすごい。
導入から、最後のエンディングまでのストーリーの作り込みの緻密さ。
テンポよく進む読み心地のいいストーリー展開。
えっ!まさかのアノ人が…!?となる、衝撃の事実…。
見せ場の総合デパートかよっていう面白さに虜になりました。
家族を殺された残酷なシーンからストーリーが始まる不穏さは、物語の掴みとしてパンチ力絶大。この世界にグッと引き込まれます。
魔物に家族を殺され、何気ない日常と幸せが一瞬にして奪われてしまった主人公・リヒト。復讐心が芽生えてしまった彼は、魔物を殺すために神官の道へ進み、魔術を極める日々を送ります。
復讐心を糧に、魔物を殺す!という仇討ちを目的としてして神官の能力をグンと高めていく彼は、神官が極める白魔術だけでは限界があると知り、禁忌とされている黒魔術の取得を目指すようになるのですが……教えを請うため接触をはかった魔物は、まさかの人物でした。
家族を失ったあの日、あの場所にいたのは半魔・マレディクス。
リヒトと彼との出会いは憎しみと怒りで始まり、当然リヒトはマレディクスのことも殺したいと思う相手なのは間違いないですが、リヒトはマレディクスに黒魔術の弟子入りを志願するという奇妙な展開になっていくのが、すんごく面白いです!!
魔物を殺すための黒魔術をマレディクスに教えてもらうリヒトの厚かましさと図々しさ(笑)マレディクスからすると、なんで自分が殺されるような黒魔術をお前に教えなきゃならないんだ?って感じなんですが、何故かマレディクスの家への居候を許可されちゃうわけです。
何がどうしたら殺したいほどの憎い相手相手が、タイトルにある"愛しい半魔"になるのかと……ずっと考えていたその理由は、この同居(修行)生活の中に全て詰まっていました。
一緒に過ごすうちに気持ちに変化が生まれていくのは王道の流れ。思い込みや決めつけで、マレディクスに殺す殺すと言いまくっていたリヒトの態度が軟化し、好きの気持ちが芽生えていく想いの変化は、BL的な部分での見どころです。
リヒト側の好意だけじゃなく、ちゃんとマレディクス側にも好意が伺えることに嬉しくなり、意外にも積極的なリヒトのお誘いモードにウヒャヒャ感ハンパなかったです。マレディクスの溺愛も分かりやすくてニヤニヤしました(〃ω〃)
2人がこうして愛を育んでいくなか、クライマックスへの高まりのシーンは手に汗握る展開がすごかったです。暗黒面に堕とされたラスボスの存在がまさかのあの人かよ…ってなるビックリ事案…((((;゚Д゚)))))))
この見応えはエグかったです。対峙シーンも文句なしの迫力と駆け引き、見事でした。
エンディングまで全てが完璧なシナリオ。脇役の面々含め素晴らしかったです。
リヒトに出会ったことで生きる喜びや生きる意味を見出し、そして救済されたマレディクス。背負ってきた苦しみから解放された彼を見て私もやっとホッとできました。
リヒトって名前は、ドイツ語で"光"という意味。
きっとリヒトはマレディクスの心の闇を晴らす"光"のような存在だったことでしょう。
正義感が強くて真っ直ぐなリヒトの名前にピッタリ。これからも2人の未来を明るく光り輝くものにしてくれると信じています。
何気に箱入り息子なマレディクスのちょっとした可愛さも面白さの一つなので、こちらにもぜひご注目下さいね^ ^