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今さらながら上下巻を読んで大変素晴らしかったので、すぐに続編も読みましたがめちゃくちゃ面白いです‼︎全198ページ。以下ネタバレあります。
合宿で西央のセカンドヒートが始まってしまった!喬が父に頼み、なんとか合宿所を抜け出した続きです。
車で喬家へ向かう中、ヒートの西央はフェロモンで誘ってくるし、父には状況を説明しなきゃだし、喬が大変!
発情でフラフラだし説明も難しい。父の頭の中もぐるぐる…だけど最後は喬を信じてくれた。
「どういう事情であろうと息子の言うことを信じる」
もう素敵なお父さんで、ちょっとうるっとしてしまった…。゚(゚´ω`゚)゚。
喬家に到着。
一週間部屋にこもるために、次は母を説得。しかしうまく説明するのは難しく、無自覚にαとしての命令をしてしまう。
「部屋には絶対近寄らないで‼︎」
自分でもよくわからない状況なのに、親を説得するなんて難しいよね…喬、がんばってる!
そしてとうとう西央の待つ部屋へ!
喬はαとしての雄みが滲み出て格好いいし、西央はフェロモンむんむんで色気がすごい。エロティックな濡れ場にゾクゾクします。
セッ描写は多いですが、エロエロというよりは、官能的でありつつも愛の溢れている美しい濡れ場です。
裸で抱きしめ合う二人が花畑に横たわる描写があり、まさに“エデンの園”という感じで、美しい1ページ… 。
『もっと ちゃんと守りたい…!』
と西央を抱きしめる喬。自分のΩを守りたいαの深い愛にキュンとします♡
そして喬の父と母の話し合い。
二人が愛し合っていると聞き、動揺してしまう母。
「両親に『絶対的に信頼された』と言う事実が これから彼を支える力になる」
父の言葉。すごく素敵なセリフでグッときました。
母は喬ともう一度話をして、最後は母も喬のことを信じてくれた。
部屋に戻ると、西央の濃いフェロモンにあてられる。フェロモンを煙のように描く表現、幻想的で美しいなぁ…。
そして…首を噛んでと心の声で求める西央に、噛みつきそうになる喬だがギリギリで耐えた。
「首を噛めば番になる」なんて知らない二人が、番になることはあるのか、なったらどう変化するのか…この先がちょっと楽しみです。
ラストは喬の弟の征人が登場。
友達の家でゲーム配信してるのね。
夜に喬家に帰ることに。
というところでおしまい。続きが楽しみです♪
描き下ろしは高校生たちのわちゃわちゃが描かれて楽しかったです♪
3巻は親との話し合いにヒートえっちと、すごい読み応えを感じました。
次巻は征人がどうなるか気になります。(えっちしてるところに入ってきたらどうしよう…汗)
2巻の後書きで、先生は絵の練習を続けているとのことでしたが、上下巻と比べるとさらに作画が美しくなっていて眼福です。先生の弛まぬ努力に感謝です♡
4巻も楽しみに待っています♪
電子 ライトセーバー修正(濡れ場が多いので、ぼんやりしたライトセーバーはちょっと残念…)
オメガバース創世記BL3巻目です。2巻ぶんもまとめてのレビューです。
レビューを書こうとして気づいたんですけど、1巻(上下巻)が発売されたのが2021年で2巻が2年前でこの3巻が去年なんですね。つい最近に1巻が出たような気がしていたのに! 時が流れる速さがエグい!! 年かな!!? こわ!!!
しかし作中の時間の流れはかなりゆっくり。1巻の初ヒートのドタバタからまだ1ヶ月くらいしか経っていないとは! そしてこの3巻の終盤は2巻の翌朝です。
最終回まで辿り着くのにあと何年かかるんだろうか……と、途方に暮れたりとか。
ともあれ。
2回目のヒートが来ました。前回のヒートは初めてのことだったので完全に手探り状態だった喬と西央でしたが、今回も手探りです。だって前代未聞の出来事ですもの、2度目があるとか分からないのです。
今度はよりにもよって合宿中にヒートが起こってしまうという大事件。大部屋で皆でお泊りしなきゃいけない時に、色々アレなことが起きてよいわけがなく……。
子どもだけで対応出来るわけもない事態に、喬は意を決してお父さんを頼ります。
オメガバースというものが未知の世界で暗中模索する喬。そして息子とその恋人を受け入れざるを得ない家族の当惑。人間ドラマが濃くなってきました。男同士の恋愛でもオメガバースとなると途端に当事者だけの問題じゃない感増し増しになりますね。なにしろヤれば子どもが出来るんだ………という事を登場人物の誰一人として知らないのであった。
オメガバースという物がなんであるか知っている読者たる我々は、やきもきせずにいられません。訳も分からずオメガバってるとかやばすぎ!! と。
あ、今ごろ思ったんですけど、この作品を読む際には事前にオメガバースの知識を頭に入れておいたほうがより楽しめますね。みんなでハラハラしましょう(「みんなで」とは。)
前半の、お父さんが識人くんから話を聞きつつ、全く理解できないにも関わらず「子供を信じてみよう」という姿勢の打ち出すの、すごく感動した!こんな優しいお父さん…世の中にもっと溢れて欲しい。
後半のセッセシーンは若さが溢れているにも関わらず、エロくなくて美しいと感じられるの、すごいと思う。
こんな衝動的なシーンの中でも、識人くんが西央くんの希望に流されずに理性を残してて、めっちゃカッコいい。
今回のヒートが終わったら…西央くん、どうなるんだろう?
どうやってオメガバースとして世界が認知していくのか、その中にあって識人くんと西央くんがどうなっていくのか、続きを楽しみにしている。
絵も設定もなにもかも素敵です〜オメガバース作品はいろいろ出すぎてて、苦手な人もいるかも知れませんが、これは入りやすいと思います、相思相愛の重すぎる愛が好きな人には絶対にオススメ!!
