限定特典と割引が充実!
王太子妃を巡る陰謀に巻き込まれたΩ令息、とうとう番からの愛に気がつく――!?
小説

αの旦那様はヘタレ野郎でした
王太子ルードヴィヒが卒業祝賀会で婚約者のリリエルを婚約破棄し、新たな婚約者となったアデルの教育係となったユーリス(受け)と護衛騎士になった番で夫のギルベルト(攻め)。
アデルを狙った3件の事件のうち一つに心当たりがあると、卒業した学園へ潜入することになるまでが前巻。
学園へと無事潜入し、少しわかってきたけれど、3件の事件に関連性が見当たらず、黒幕がわからないまま。
そんな中、とうとう黒幕が動きます。
黒幕の策略になってしまうアデルとユーリスのピンチにギルベルトたちは間に合うのでしょうか。
アデルを狙った犯人は誰か
なぜ、リリエルは悪役令息の汚名を被ることにしたのか
ユーリスたちの判断の甘さにイライラしてしまう。アデルはわからないでもない。若い上に自らが優秀な魔法使いだから。
でも、ユーリスはそちら方面の力がないのだから警戒をしておかないといけないのに、簡単に罠にハマってしまうのが、読んでいて歯痒いです。
反対にアロイスは成長しましたね。
アレがなければもっと大変なことになっていたかもしれない。
この話の世界では「運命の番」というものはないようですが、ギルベルトとユーリス、ルーズベルトとアデル、アロイスとリリエルはそういうものだったのではないでしょうか。
いろんな要素が絡んでややこしいことになってしまいましたが、大変だったけどうまくいって良かった。
そして結局この二人のすれ違いの元凶はヘタレなギルベルトでした。
ギルベルトがちゃんと会話できてれば全く問題なかったし、公爵に目をつけられないで済んだし、ユーリスの誤解を助長するような結婚の仕方をする羽目になるし。
ギルベルトの長かったユーリスを想う日々の話を読んでも、全然心打たれない。
お前のせいかーって思ってしまっただけでしたね。
縁談が来なくてユーリスが自分は誰からも縁談が来ないって思い込んだのもギルベルトのせいだし。
それに内緒話は絶対に人に聞かれないところでするべきですね。アレさえなければきっとこんなに拗れなかった。
それに、社交界で冷遇されてるとか不仲とか散々噂されてユーリスが笑われてるのを放置するのもどうかと思う。もしかして知らなかったのか?
ユーリスには誤解されてても、周りには熱愛アピールしておかないから、ユーリスはイジワルされるし軽く観られるのに。
社交に関してはボンクラだったギルベルト。
若い王太子カップルの事件に振り回されて本当に大変だったけど、きっとこれくらいの危機がなければこの二人の誤解は解けなかったと思うと、ほんとしょーがない二人だなとちょっと呆れました。
最後に登場した二人の前の主人で他国に輿入れしたΩの第一王子ヴィルヘルムが前巻のイラストのイメージからかけ離れて逞しくなってるのにびっくり。獅子王の夫を尻に敷いてるのですから。
Ωだからってたおやかで弱々しい訳ではないとアデルやリリエルと共に分らせてくれる存在でしたね。
彼らが歴史を変えたんですから。
読み始めた時は。普通なら王太子ザマァ案件の話かと思っていましたが、ちゃんと優秀な子達で、愚かな王族の話だなくて良かった。
アデルは孤児院出身だけど魔力も超豊富だし、貴族に孕まされたオメガが母なのかもしれませんね。
最後の方までは趣味じゃないにしようかと思うくらい歯痒い思いをしながら読んでいましたが、読了感は大変良かったです。
長いお話が終わってあー良かったと思える話だったと思います。
できれば、ユーリスを強姦未遂したムカつく魔法省の奴らが酷い目にあってるといいんだけど。
この巻はライナルト登場しなかったし、No.2があんなんで、魔法省はどうなったのやら。
主人公は若い頃から絶大にモテているのに無自覚な美人年上妻(♂)。控えめだけど凛とした姿がとっても麗しいオメガで王宮勤めをしています。夫でアルファの伯爵は近衛騎士で、2人は若い頃に王宮で出会います。その頃からの縁で何年にも渡ってすれ違い、結婚後もその関係は続きます。すれ違いながらもお互いを温かく労る関係がもどかしくて深みにハマっていきます。両片想いが好きすぎる人にはおすすめです。
政略結婚で番のギルベルトには愛されていないと思っているユーリス。題名の通り、そんなわけないんだけどギルベルトとユーリスは盛大にすれ違ってやきもきやきもき!!
ギルベルト真面目すぎるんだよな
2人を取り巻く人たちの話も面白くて、少しサスペンス風味もありだれが黒幕なのか…などに思いを巡らせるのも楽しかったです。特にあの人たちの話…!!泣くよ
ユーリスよく言った!素晴らしいアドバイス!!などと主人公2人以外のお話についても心を揺さぶられます。
ユーリス、健気だけど芯も強く美しいΩで好きでした。他のΩも素敵なキャラクターばかり。
もに先生初めて読んだので他の作品も読んでみたいなぁ。好き作家さんが増えました✨
今回は近衛騎の伯爵と番の伯爵夫人のお話です。
受様が王太子の新婚約者の教育係に任命された事で
巻き込まれた王宮内の権力争いと襲撃事件の顛末と
番外編2話を収録。
この世には一次性の男女の性の他に
アルファ、オメガ、ベータと呼ばれる二次性があります。
王国民の9割以上はベータで
男女の区別以外の特性はありません。
1割にも満たないものの何事にも優秀なアルファは
国の要職に就いて国政を担い
希少なオメガは発情期にアルファを誘惑する事から
貴族であっても疎まれる事の多い性です。
受様は子爵家の長子でしたが
オメガと判定と家族にも使用人に嘲笑されます。
縁あってオメガ判定された第一王子に侍従として出仕し
伯爵である攻様に嫁ぎ一児をもうけてますが
受様は攻様が他国に嫁いだ第一王子を今も想っていて
受様は未だに攻様に片想いな状況なのです。
受様は王太子の婚約者の教育係を務めていましたが
王太子が平民のオメガを新たな婚約者とした事で
王太子の新たな婚約者の教育係ともなり
元婚約者と新婚約者それぞれと関わる事となります。
新婚約者は優秀な魔法使いですがスラム街の孤児院育ちで
王太子の相手として何かと風当たりが強いものの
生来の明るさと無鉄砲さで元婚約者が断罪された事件の
真相を追い始めるのです。
果たして彼らは真相に辿り着けるのか!?
既刊同名タイトルの続刊で
既に夫夫な2人の王宮オメガバースになります♪
受様は攻様がかつての主で他国に嫁いだ第一王子を
愛していたと思っていてこじれている夫夫関係と
立太子となった第二王子が新婚約者とした平民のオメガに
嫌がらせをしたと断罪された元婚約者の真意や
オメガを私利私欲のために利用する者達との攻防戦に
決着がつく完結巻になります。
既刊は伏線が回収されないままの幕引きだったので
手にして即一気読みしてしまいました (^-^)/
受様は王太子の婚約者の教育係となる事で
王宮策謀に巻き込まれていくのですが
元婚約者の黙秘の理由と真相解明を望む新婚約者の望みは
相いれないもののように見えましたが
新婚約者と元婚約者に関わる人達が交差していているために
彼らの存在によって徐々に真相に近づいていきます。
しかしながらその行動は
抑制剤の製造や人身売買で私服を肥やしていた者達を刺激し
知らぬ間に受様達に迫ってきてハラハラ&ドキドキ!!
受様達のみならず
片恋と育てていた者達が恋を実らせる幕引きまで
とても楽しく読ませて頂きました。
受様達のすれ違いからの拗らせは
第一王子を敬愛している受様と曲者と思う攻様との
認識の違いも大きく影響していたように思います。
一国の王を尻に敷く
第一王子の恋バナを読んでみたいです♡
ふぅーー……
やっと胸を撫で下ろすことができました。ああ…感無量(*´∀`*)
夫婦でありながら互いに恋し合っている2人の両片想いの物語を見届けることができて安堵の思いでいっぱいです。不器用な夫婦の至高の愛にとっぷりと浸った完結編は最高の景色でした!
真面目で寡黙なギルベルトと、控え目で物静かなユーリスは、その性格も相まってか本心で好意を伝えることが出来ず、夫婦なのにどこかぎこちない……というのが1巻での2人の距離感です。
夫婦というカタチから始まり番となった彼らだけど、恋人期どころか片想いのまま結婚に至ってしまったことは幸か不幸か…といった感じ。元々好き同士だから結果的にそれで良しと思うところもあれば、婚姻生活が逆に2人を苦しめているとも捉えられるからです。
ギルベルトには他に想い人がいる。
俺はユーリスに嫌われている。
うーむ……想いが噛み合わないのは一旦置いといて、すごい似たもの夫婦(笑)
あなたたち、いい加減にしなさいっ!と、言いたくなったことが何度もありました。
何故この2人がこんなにもカタコイから抜け出せないのか……実はこの答えの全てが2巻にあります。
ユーリスがギルベルトの愛が自分にあると信じない理由。
ギルベルトがユーリスの愛が自分に向いていないと思う理由。
……彼らの出会いや、恋をしたときの瞬間、恋心を募らせていく過程、結婚に至ることになった背景に触れると、すれ違ってしまうのもある意味納得です。
ギルベルトの視点から語られるからこそ分かる真実と本心には、フォッフォッフォッ…。ギルベルトってこんなにユーリスのことを愛していたのね、って分かる強すぎるユーリスへの執心に、ド真面目男の表の顔とのギャップについついニンマリしてしまいました……フフフ( ´∀`)
1巻ではギルベルトがユーリスを好きだと分かるシーンはあっても、ボンヤリとした間接的な好意描写に終始していたのがほとんどでした。
それが今巻、ギルベルトのガチの好意が目白押しで、ヤんバーイ……(〃∀〃)
ギルベルトがどれだけユーリスに想いを寄せていたか。どれだけ結婚を切望していたか、番になりたかったか……ギルベルトのユーリスへの好意の答え合わせの全てが、この2巻にあります。ユーリスに関して欲深さを見せるギルベルトが最高でした!
読めば読むほど、知れば知るほど、ギルベルトのユーリスを想う気持ちには一点のブレがない。あのときはこう思っていたのか、あれはこんな意味だったのかと、パズルのピースがハマっていくような快感に酔いしれました^ ^
2人の想いの所在を確認できたことはもちろん見どころではありますが、前巻から続く、王太子の婚約者・アデルを狙う勢力の陰謀を始めとした、オメガの人身売買や抑制剤偽装事件、ユーリスを狙う誘拐の魔の手…などなど、緊張が走るシリアス展開の読み応えは凄かったです。極限のピンチ下における夫婦の愛の絆に切なくなったり苦しくなったり、そして何より感動に包まれました。
長かったすれ違いに終わりを迎え、やっと本当の夫婦生活が始まるのだなと思うと嬉しいですね!恋人期もなかった2人なので、これまでの期間ぶんも含めていっぱいイチャついて欲しいと思います♪( ´▽`)
