電子限定描き下ろし漫画付き
絢斗は幼いころにお母さんに捨てられて、ずっとずっとお母さんを待っていたけど、結局来なくて、施設に行っても、抜け出して約束の公園で待っていた。
イオリの家に引き取られてからもお母さんを待っていた。
でもいつか、お母さんのことは吹っ切れて、義理の兄であるイオリを待つようになる。イオリは必ず迎えにきてくれた。
両思いを確信している絢斗はイオリに告白するけれど…
めっちゃ歪んでます。そして凄く好きでした。
絢斗の胸にはアネモネのタトゥーが入っている。
ムラサキのアネモネの花言葉は「あなたを信じて待つ」で、
ふられてからずっとイオリを待ち続けていたんだなと思うととても切なかった。
ハピエンで、お互いに両思いを自覚してからの開き直りかたが凄いので、読んでいて幸せになった。
義兄弟モノっていくつか読んできてけど、この2人はお互いの拗らせ方がダントツ。
両片想い・両ド執着の義兄弟の拗らせたはタイトル通りないまぜで、この禁断な感じずっとハラハラしてた。
絢人は、セフレのこと「いおり」って呼びながら伊織の部屋でえちしてるとことか、盗聴器と監視カメラで24時間伊織のこと監視してて狂い方がプロww
拗らせ両片思いが成就したとおもったら、描き下ろしでまだ盗聴器使ってて、狂いぶりは変わらず新しいプレイとして伊織も楽しんでたwwwそれでいいのか?wwってツッコミそうになりましたw
弟に欲情する兄と、その兄に執着する弟のお話。
兄弟といっても、弟は施設から引き取った養子なので実の兄弟ではないのですが。
二人のひりひりした関係がとても良かったです。兄の方は弟に嫌われていると弱気になり、一方で弟の顔やら身体やら色気に当てられて欲情する後ろ暗さを抱えていて、その複雑な感情が読み応えありましたし、弟については兄への独占欲や執着心が顕著で矢印がわかりやすく、その辺りはとても大好物でした。
子供の頃の出会いから行き違いを経て、ギクシャクした関係性が氷解するまで目が離せず、楽しく読みました。
前半が特に好みで神評価にしたかったのですが、どうしても気になってしまったのが、性行為を校内のあちらこちらで行うことです。空き教室、保健室、屋上などなど、そんな目に付くところでやりまくるのはどうなのか。血は繋がっていなくても兄弟で、特に弟は美形で目立つということなので、キスですらばれたらやばいのに挿入ありのセックスを人目を憚らずするのはまずい。
せっかく兄弟で同居しているのだから、家だけにすればいいのになと。家だって両親もいるし隣近所の目だってあるので安全ではないけれど、誰にも見えないところで密かに行った方が背徳感が更に上回ってより盛り上がるような(個人の好みです)。
兄のクラスメートの佐竹には行為を見られていて、そのために危ない目に遭うわけなので(そこもいきなりでしたが)その布石かもしれません。
落着後、いろいろ我慢するのをやめた兄が弟を煽る場面。佐竹には聞かれてるし保健室でやってしまうのはアレですが、余裕をなくした弟が飛んでくるのは可愛くてよかったです。
弟が受けなのも最高に好きなんですが!
やはり兄のあの執着っぷりが狂ってるほど弟を愛しているのが伝わりました盗聴器に位置特定までそして監視カメラ全てが執着大好きです
弟×兄、執着、隠し撮り、とてんこ盛りな作品。
ダークに寄りすぎず、軽くもない絶妙なところですが好き嫌いは分かれそうかな、と。
こういうただの純愛じゃない作品もめっちゃ好きです!
お互い好き過ぎてひん曲がり過ぎてエライこっちゃになってるところからのエロ展開も定番ですが、沖田先生の印象的な目の描かれ方で引き込まれます。
先生の目は変態や異質、仄暗い感情がしっかり読み取れるのでほんとーに魅力的です!