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13

ノっぴきならぬ 2

noppiki naranu

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表題作ノっぴきならぬ 2

寅次
千枝屋に奉公中
八重辰
八兵衛、料理茶屋・千枝屋の若旦那

あらすじ

「昼間は、主人と奉公人の境をこえないこと――」7年越しの想いが通じ合い、料亭千枝屋へと戻った寅次。
店の主人・八重辰の美貌に、奉公人・寅次の精悍さが加わり評判も上々。八重辰の娘・お天と穏やかに過ごす傍ら、恋人として秘密の逢瀬を重ねていたが、常連客の浮世絵師・猿北に口吸いを見られてしまう。
さらに猿北は八重辰に「乱れる姿に欲情する」「アンタを描きたい」とねだり店に居座りつづけ…!?『べな』こふでが描く江戸BL待望の続刊&描き下ろしも収録!毛色の違う【色男×色男】の切なくも甘い"初恋のつづき"。

作品情報

作品名
ノっぴきならぬ 2
著者
こふで 
媒体
漫画(コミック)
出版社
双葉社
レーベル
チルシェコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784575381917

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13

4.7

(74)

(59)

萌々

(13)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
16
得点
353
評価数
74
平均
4.7 / 5
神率
79.7%

レビュー投稿数16

余韻に浸ってます

はぁ、何を書いたら良いやら分からないくらいに余韻に浸ってます。兎に角1ページから得る情報量が凄い!それはストーリーだけと言う訳ではなくて、寅次と八重辰を構成する線の美しさや色香も凄まじいからです。

1巻で千枝屋に戻る覚悟を決めた寅次でしたが、全てが上手く行ってるように見えて根底にはずっと燻るものがあったことが終盤で判明してました。

八重辰と出掛けた先で寅次の過去を知る人物が現れたことから、八重辰を失ってた7年間の寅次を知ることになる訳です。もう、寅次の様子に胸が痛くて辛くて八重辰の罪を再確認しました。

八重辰の後悔と寅次と生きて行く覚悟を伝えるシーンにジンと来ました。そして、八重辰の幸せを願い寅次を受け入れる千枝屋の面々も大好きです。特に忠太が良いですね。

大円満で終わってまさか2巻でと心配してたら次巻の予告がありました。来年の秋まで元気で居なければと決意しました。

まだ2巻なので読んで無い方は今すぐにでも読み始めるべきです。間違いなく名作だと思います。
情を交わすシーンさえも美しいですよ。


1

二巻も粋で素晴らしい!

2巻のレビューを閲覧されている皆様はすでに1巻は読破済みということですね。1巻がいけたなら2巻はまずは期待を裏切りません。物語のお約束的横槍はありますが、きっちりハッピーエンドですのでノールック購入でどうぞ。

1巻を読んでいない貴女、ちょんまげか…とためらっていた貴女、春画に萌える要素なんてあるのかと懐疑的な貴女、それは数日前の私です。これは美麗な作画に雅が彩る稀有なBL作品です。ためらっている時間がもったいない!清水の舞台から飛び降りる気持ちで読んでみることをおすすめします。読み終わる頃には見返り美人図の素晴らしさががわかるようになる…かも?

ただ、入れ墨が苦手という人だけは少し勧めづらいかな…入れ墨もふくめ、すごく丁寧な作画で美しく、これぞ『和』の極意なので、どうしてもダメということがなければ是非手に取って読んでみて欲しいです。

1

ファンです!

たくさん素敵な先生方いらっしゃいますが、間違いなく生涯推したい先生です
ほぼ現代のBLを読む事が多いですし、そんなにたくさんはレビューも書けないけれどこふで先生の作品は読んだ後に「読んで良かったー!」「ファンです!」っていうのを大きな声で叫んでたくさんの人に知ってもらいたくなってしまいます

自分のように時代BLを読まない読者さんにもこふで先生の作品は一度でいいから是非とも読んでもらいたいです
きっとBLの可能性を肌で実感できると思うのです

先生の緻密で繊細な作画
背景や小物、キャラの髪の一房、ほんのちょっとの眉毛の角度、、、細部に拘りこの少しの違いで感情を表現する技量
衝撃で体に電気が走ります

繊細な感情の機微を表現すべきストーリーもまた秀逸です
読ませる緩急が素晴らしい
こふで先生を知ったら先生の作品を追うのは絶対に止められません
自分がこんなに時代BLにハマる日が来るとは・・・
幸せな作品との出会いに感謝です

猿北の置き土産の判じ絵も面白かったです!
応えは「藤棚」と「太鼓橋」ですかね~???
楽しかったです

2

「一蓮托生」の言葉の重みに、グッとクるものがある。

奉公人の寅次×店の主人である八重辰との、7年越しの想いが成就した身分差のある江戸BL、その後のお話。

今回も、より切なさが増していました。涙涙

というのも今回、常連客で浮世絵師の猿北に口吸い(この言い方大好き!)を見られてしまい、そこからなにやら面倒くさいことに。

猿北や同じ奉公人からの言葉に、未来を想像し、結局なにも思い浮かばなかったり、覚悟を決めている寅次。

けれど、結局八重辰の前で癇癪を起こしてしまい、、、

決めごとのせいで身分差故、切なすぎからの解決展開に涙が出ました。
そして、八重辰も寅次の異変に気がついていて、どうにかしたいと立ち回る愛の深さに、心がギュッとなって、泣くまりあげは。


ノっぴきならないこの恋は、決して一方通行ではない。
そう、改めて確かめあえた二巻。


二人が離れ離れになっていた期間、狂おしいほどに相手へ執着していたのは、寅次も同じだったわけで。

「仕合わせ」だとか、「一蓮托生」だとか。
また、八重辰の店の人たちへカムアした覚悟、そこへ愛を感じました。

1巻から変わらず言葉のひとつひとつに、並々ならぬ愛の重みと覚悟と決意を感じ、だからBLっていいんだよなあと再確認した2巻でした。

早く続きが読みたいです。

0

感動しかない。

美麗な絵柄。
くぎ付けです。

指先までたおやかさが感じられます。

お子は可愛いし。

お互いがお互いをどれだけ想ってるのか伝わる巻でした。

みんなにバレバレなのにバレてないと思ってるのは定番ですがとーーっても良い!

絵師の先生は、とんだ引っ掻き回しですがまたいいキャラで!
結局恋心じゃないんかーいとツッコミました。笑

感涙しっぱなしの巻でした。

2

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