ハスキーとかれのしろねこしずん
Kindleで試し読みしたら、あまりの面白さに悶えまくり、これは読むしかないと思い、手に取った次第です。
攻めのクソデカ感情と受けの頑なな姿勢がドでかいすれ違いを生んでいて、それがもう……読んでいるとつらいし切ないし苦しいしで……
特に、受けの非常に分かりにくくも他者に対する健気な姿勢に心を打たれます。常に弟子の前に立ち、危険を引き受ける姿。修位の低い弟子たちのために道具をせっせと作る姿。そんな優しさがあるにも関わらず、他人にも自分にも一切の厳格な線引きをするゆえ、おそらく誰も彼の本質を理解していないのでは……?と思うほど孤独で孤高の存在。
そんな受けに対して、憎しみをこれでもかと噛み締めつつも、それだけでは表現しきれない、抑えきれないこの感情は何なのか?とどっぷりと苦悩する攻め。前世では自分の手で殺めてしまったことに、少しずつ後悔の念を見せ始めます。
まだ前世で何が起こったのかは明らかにされていませんが、とにかく先を追わなければという気持ちで読んでいたらあっという間に最後のページに辿り着いてしまいました。
全8巻ということで最終巻までの途方のなさに敬遠していましたが、まんまとハマっていました。最後まで見届けるしかありませんね、これは。
人生は有限です、したいことはやろう。
この時代に生きて、肉まん先生の本を日本語に訳していただいたものを、こうして読むことができる。この幸せを当然のことと思わずにせねば。謙虚な気持ちで拝読しました。
なにこれ、面白すぎる。完全降伏です。
はあ……
なぜこんなにもファンタスティックで胸をズクズクさせるストーリーを生み出せるのか。
中華古典BLは初めてで、難しいのではと身構えていましたが全くの杞憂でした。
先生が物語へといざなってくださるのですから。
ワールドワイドに愛されているのも、頷ける面白さ。
ファンタジーという衣をまとっているからこそ、残酷さすら美しく、どこか夢の中の出来事のように感じてしまう。それが余計に、後から効いてくるのがまた罪深い。
「嫌い」という感情ひとつに、
憎しみ、執着、愛情、後悔、救いへの渇望——
ありとあらゆる感情を混ぜ込んでくるのは、先生の真骨頂だと思う。
定まらない感情のまま読み進めるところへ、さらに事件が重なり、こちらの感情も振り回されて大変なことになります。
もうこれは肉まん先生の様式美と覚悟はできています。
読み進めるとわかってくることもたくさんのでしょう。
いまはモリモリ布石をいただきます。
楽しみだなあ〜♪
中扉ググ訳してみました
「仙君、仙君
ずっとみつめてきました!どうして無視するの?」
υ´• ﻌ •`υ ←耳の重い子犬
かわい⋯僕にかまって、と訳すのでしょうか。
賀予はドラゴンで墨燃は犬なんですね
気づいたら感情を全部持っていかれるタイプの作品。
各キャラの後悔・優しさ・孤独が滲み出てくる描写がとにかく巧みだなと思います。思わず声を出して笑う場面と、胸が詰まる場面の差もよんでいて楽しいです!
これまで様々な中華BLを読みましたが、私は二哈が一番好きです。
こちらの作品はストーリー性に長けていて伏線が多く、何を語るにしてもネタバレになりかねないので布教が難しいです。
萌え展開はもちろん、地獄展開をここまで丁寧に描ける肉まん先生は本当に天才。
1巻を手に取った方はぜひ最後まで完走していただきたい名作です。
病案本が面白かったのでこちらの作品も読んでみたのですがとても面白かったです!
墨燃(攻め)が想い人である師昧を見殺しにした師尊・楚晩寧(受け)を憎み凌辱し楚晩寧も死に、墨燃も自害すると自分がまだ楚晩寧に弟子入りした頃に戻っていたというところから始まります。
この作品の見どころとして、墨燃(攻め)には受けとは別に好きな人がいるという状態から始まるところです。しかも楚晩寧(受)に対する好感度はほぼ0というよりマイナスにまでいっています。しかし、思春期真っ只中の墨燃には前世で楚晩寧を意のままに扱っていた前世の記憶があります。意識したくないのに楚晩寧を意識してしまいます。
しかも、前世では想い人である師昧としたラッキースケベのような出来事もなぜか今回は楚晩寧と起こってしまいます。何かが少しづつ前世とずれていると気付く墨燃。
楚晩寧の隠していた秘密とは…。と読み進めていくうちに明らかになっていきます。
そして、楚晩寧はなんと墨燃が好きだったのです!!!ずっと!!!
しかし、自分の気持ちは報われないと思っているため自分の気持ちはずっと押し殺していました。まだ、楚晩寧がなぜ墨燃を好きになったのかという理由は明らかになっていません。
あと、作者コメント・小劇場を収録した小冊子が付属する豪華特装版を買っておけば良かったと後悔しています…。遅いかもしれませんが今からでも探してみます!
