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買ってから気づいたのですが、こちらは短編を1冊にまとめた単行本でした。
実はこういう断片的に萌えのシーンだけを集めた作品は今までハマった事が無い人だったのです。途中でお腹いっぱいになって最後まで読めない事がほとんどなのですが…
こちらの作品はキャラクターが魅力的(特に怪異さん)で、最後まで楽しく読めましたし、今後もこの2人のお話なら見守りたい!と感じさせてくれる1冊でした。
怪異さんが一体どんな生き物なのか最後までよく分かりませんでしたが、人外、そして人間とは違った感覚を持っている事で、飛鳥くんを思いがけず困らせたり泣かせたりしてしまって。
でもそんな泣き虫な飛鳥くんを可愛い可愛いって愛でる怪異さんも可愛いしお茶目なんです。
飛鳥くんの泣き顔シーンがちょっと多すぎる感じもありましたが、怪異さんが一見無表情で無機質な顔の造りなので、それとの対比も面白さがあると思います。怪異さんの長ーい指が最初は不気味だったのに、後半には「なんかエロくね?」と、思ってしまいました。
とにかく人外×人間のズレたやり取りが可愛くて好きでした。
多分私自身が可愛らしい受けやら泣き虫受けというのが受け付けないようで、こちらの作品の受けくんは見た目男の子だったし(社会人だけど)、相手は人間じゃないし、わりとドギマギしたりするんだろうかと期待してしまったのですが、事前情報集めてなかったので、まさか甘さバツグン、ふわふわ感ある作品と思わず、甘いちゃ、シリアスなし感のふわふわとした感じが好みや、BL初心者さん向けの作品かもしれないと感じてしまった。それと主人公はこういう感じであればBLじゃなくてもいいのかなと思ったりしてしまいましたm(__)mこれは好みの問題もあるかと思われます。
友人におススメされて手に取りました。ホラーは好きですが、攻め(?)の方のビジュアルに一瞬躊躇したのです。
なのに、読み始めたらビックリです。
怪異さんの激重な愛情にキュンキュンしまくって、顔なんて全く気にならず、何ならカッコ良く見えてきたんですから。そして、時々暴走して怖がらせてますが、嫌われたくなくて必死なのが最高でした。だって、そのために右手まで切っちゃってましたから。
一方の飛鳥君もピュアで可愛いのに、時々小悪魔のようなタラシ方をするのに悶えました。怪異さんが「カワイイ」と連呼するのも、大いに納得できるのです。
そんな2人のやり取りが可愛くて、文句なしの神評価でした。紹介してくれた友達にも感謝しつつ、続編が出ないかと熱望しています。今こそ彼らの住むアパートの壁になって、2人のイチャイチャを見守らせてください‼
人ならざる「怪異」さんと、優しすぎるオカルト研究部だったオカルト好きな飛鳥くんとのお話です!
コミックビームさんからの発売とのことで、えちはありません。
けれど、ハートをじんわり熱くさせるストーリーで、最高にステキな凸凹コンビが読者の心を優しい愛で満たしてくれます。
出会いは、飛鳥くんが仕事を終え、帰路に着いていたときのこと。
公園に、人型のような柱が見えてしまった飛鳥くん。
その柱に話しかけられ、当然怯えます。
その際、定期を落としてしまい、その柱のような……怪異が、無断で飛鳥くんの家に侵入し、定期を返却してくれます。
泣いて怯える飛鳥くんに、それだけで今日は帰るよ、と優しい言葉を掛けます。
それ以来、こまめに飛鳥くんに会いに来るのですが、決して嫌がることはしない紳士的な怪異。
やがて、そんな怪異に心を許していった飛鳥くんと、飛鳥くんが名前? をつけた「怪異さん」との距離は近付いていって、、、
というお話です。
とにかく怪異さんも飛鳥くんも、双方が心優しすぎて、どこを読んでも、ナニコレ優しい世界線百景(どんな百景だよ!)でした。(そっと両手を合わせ、尊いポーズをする)
読み終わったあとは、ホッコリ間違いなしです!!
というか、続き読みたくなるお話です。
微妙に怪異さんの髪型に変化が見られ、イケメン風味なのも良きです。
泣き虫飛鳥も超絶かわいくて、つい怪異さんのような気持ちになってしまいます(おい!)。
どの年齢の方でも、安心安全? にお読みいただけるBLではないでしょうか。
前作「これが恋に違いない」で変わり者な攻めを描かれていた
著者様ですが、今作はさらに上を行く“怪異攻め”です。
全17話収録されていますが、1つのお話は10~20ページ程の
ショートストーリー形式になっています。
内容を“怪異さん”と“飛鳥くん”の日常を描くほのぼのかつ萌えな物語。
ハートフルラブというよりはハートフルライフ?に近いかも。
ちなみに見た目は異常なまでに身長が高く、目玉はなくて、
歯もギザギザで舌もびろんと長くてホラー感のある“怪異さん”ですが、
中身は優しさと茶目っ気たっぷりなので怖くはありません♪
二人の出会いはある夜、“怪異さん”が帰宅途中の
“飛鳥くん”に声を掛けたところから始まります。
はじめのうちは異形の怪異さんにビビりまくって泣く程に怖がっていたのに、
一緒に過ごすうち「怪異さん」なんて呼んで懐いてゆく飛鳥くん。
学生時代はオカルト研究部に入っていたくせに怖がりだし、泣き虫だし。
その割に怪異相手になかなか肝が据わった発言や行動もあって、
性格が読めなくて面白い子です。
そんな飛鳥くん相手に怪異さんも会う度に愛おしさが増してゆき、
ことあるごとに口から「可愛い」が漏れ出ちゃったり、
その可愛さに涎が垂れちゃうくらいにメロメロに。
飛鳥くんから名前を呼ばれただけでテンション爆上がりしちゃったり、
自分で怖がらせておきながら飛鳥くんが泣き出せば自分で焦って慰めたり、
見た目の割に怪異感がないんだよなぁ。
体格差を利用して自ら“座椅子役”を買って出たり、
お風呂上がりの飛鳥くんの髪を乾かしてあげてたり、
誕生日にはごちそうを用意して待っていてくれたり、
気付けば帰宅する飛鳥くんを「おかえり」と出迎えるまでになっていて、
生活に馴染みまくってるんですよね。
そして、前述でもわかるように怪異なのにやたら献身的!
怪異という性質を除けば、もはやただの溺愛攻めなんです。
飛鳥くんを溺愛しすぎてたまに変態っぽいところも人間みがあって結構好き(笑
あと、毎回髪型が微妙に違っていたり、ピアスバチバチだったり、
怪異なのにお洒落なところも個人的にお気に入りだったりします。
ただ、ふとしたときに物騒な発言や行動が垣間見えて、
その極端さにやっぱり人外なんだよなぁと思い出させられたりも。
そうして一緒に過ごすうちに人間と怪異の垣根を超えて
じわりじわりと恋に発展してゆきます。
先行はやはり怪異さんでした。
割と尽くして甘やかしてぐいぐいアピールしているものの、
ピュアで天然な飛鳥くんはなかなか気付いてくれません。
これだけ「可愛い」を連呼して、添い寝して、キスまでして…
にもかかわらず、全く意識されない怪異さんになんかもう…
同情しかありませんでした。
けれど、突然怪異さんが姿を消したことで
ようやく自分の気持ちに気付いた飛鳥くん。
待望の恋人同士になって怪異さんの大きな手と
飛鳥くんの子供みたいな小さな手が繋がれるシーンは
もうニヤニヤしかありませんでした。
描き下ろしは怪異さんが飛鳥くんを見初めたきっかけと
二人の出会いが怪異さん視点で描かれています。
このお話を読むとホラーめいていた二人の馴れ初めが
すごく尊いものに見えてきた…。
怪異さん、飛鳥くんに受け容れてもらえてよかったね…!
これってまだ続いているのでしょうか?
このほっこり感が好きと思いつつ、
二人の恋人編も見たいと思わずにはいられません!
そっと続編、お待ちしております。