「憧れと可愛いと嫉妬で、きらきら」

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表題作常常綺羅の恋着なし

佐々木 伊織
古着屋の店長、元有名ブランドのデザイナー
織内 航
17歳、高校生

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

高校生の織内航は、ファッションデザイナーになるという夢を持っているが、自分の住む田舎町では夢は夢のままで終わるだろう、そう思っていた。
そんなある日、町に新しく古着屋ができたという噂を聞き、わくわくした気持ちで店を訪ねると、中から出てきたのはタトゥーまみれの怖そうな店長……。
最初こそ怖がっていた航だったが、お店の品揃え、そして店長への洋服愛に魅了され通い詰めるように。
そのうえ、店長が元・有名ブランドのデザイナーだと知り弟子入りを志願して――。

《収録内容》
◆『常常綺羅の恋着なし』1~5話
◆描き下ろし8P

作品情報

作品名
常常綺羅の恋着なし
著者
あたる 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784758028479
4.1

(61)

(29)

萌々

(17)

(12)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
15
得点
250
評価数
61
平均
4.1 / 5
神率
47.5%

レビュー投稿数15

ソーイングビー少年

すごく可愛くて、まっすぐで眩しいお話でした。

主人公は、田舎町の高校生・織内航。洋服が大好きで、ファッションデザイナーになりたいという夢を持っている。
でも夢は夢、自分には無理、こんな田舎じゃ無理、そんなふうに「現実的」に考えていた所に、地元に珍しい「古着屋さん」が開店する。
織内くんは毎日毎日通い詰めて…
…と展開していきます。
この織内くんが可愛い!ちょっと子供っぽいかも?
で、大好きな洋服の話が無限にできるから、店長さんのこともどんどん好きになる。
そして店長さんが以前はデザイナーだった事を知って、弟子入り志願をします。
これがまた一生懸命で、店長の方も憎からずになっていくのですね。
デザイナー志願は本物の形になってきて、文化祭で自分が作った服でファッションショーを実施したり、行動力も発揮していく織内くん。
恋と成長の正しい関係…って感じ。
一方店長の方は過去の恋で傷があって、こちらは織内くんとの清い関係性で救済となります。
とにかくほんわかとしてきれいで温かいお話。
描き下ろしでベッドシーンありますが、無くても…と思いました。「萌」で。

0

キラキラピュア〜

「あずきと〜」がよかったのでこちらも購入。
絵がすごくきれいです。
話としてはかわいらしくほのぼのハピエン。
佐々木が魅力的だと思いました。
それだけに彼の才能、ファッション好き、タトゥー、人柄、過去などをもっと知りたかった。
それがわかると佐々木が織内に惹かれる気持ちがもっと伝わったかもしれない。私が想像力が鈍いだけなんですが。
織内がチワワちゃん呼びされるのがピッタリで。きゅるるんピュアっ子炸裂でした。もうちょっと逞しい面や大人に成長したところが見られればなぁとは思ってしまいました。個人の好みですね。
ちみかちゃんや文化祭を手伝ってくれたお友だちもよかったです。
タイトルはそういうことわざがあるんですね。着道楽みたいな。余談ですが自分の母親がまさにそういう人でした。

0

No Title

可愛かったー!
初々しいしくて、ずーっとほんわかしてました。
お友達の子も良いし、最後に自分が立ち上げたブランドのモデルしてるのも、やっぱりそうだよねーと思う安心感。
途中、不穏な空気が流れるけれど、それを乗り越えていくところとか、伊織がわりとセオリー通りの考えを持っていて(もう大人で社会の嫌な部分を知ってしまっているから)航がする反応が伊織の予想を裏切ってもっと良くなっていくところが好きです。
最初の出会いの、タトゥーがいっぱいで引く航もめちゃかわいいです。
自分の予想で、もしかして田舎で暮らし続けるのかなと思っていたのですが、華やかというか着実にデザイナーしていてここに着地するんだ!と思いました。相当有名になってれば拠点を地元にして活動もできそうだしと今後の想像も膨らみました。

0

ラッキーな星

最近よくタイムラインにあたる先生の描いたこの作品の2人を見かけて、じわじわ気になってました。

あたる先生の作品は『あずき〜』も読んでて大好きで、そちらもこの作品も物作りに対するリスペクトをびしびし感じて好きです。
主役2人の雰囲気やバランスも好き。遊んでた攻めが可愛い受けにほんわかしたり自分を抑えたりするの、いいよね!

しかし本編はちょっと綺麗すぎたな〜という気持ち。全てが上手くいってて、最後の◯年後も上手くいってて、ちみかちゃんも上手くいってて、勿論幸せなのが一番だけどここまでうまくいかれるとなんだかなという…サクセスストーリーすぎた。

もっと触れられそうなのにさらっと撫でただけの要素もある気がして、1冊じゃこの作品には足りなかったのでは!いちゃこらしてる2人も沢山見たかった。登場人物が好きなだけに。バーのママに対して見せた口だけは達者な伊織ちゃんとか、そういう彼の航くんには見せない一面もまだまだ見たかったし。航くんの強かなところも見たかったし(ファッション業界で生き残ってるからにはいるだろう)足りないよ〜

0

側には綺羅綺羅を

日常の中で、いつもきらきら出来る人はいない。
きらきら出来る時も、場面もなかなか無い。
心動く瞬間を掴まえるのも難しく。

こちら織内航くん、高校生の彼が、とても良い!服が、デザインが、ファッションそのものが本当に大好きなんです。
派手じゃないけど、着実に進んでいくところは、眩しいのよ…
地元に出来た古着屋の店長の佐々木さん。きらきら輝く、織内航くんにはとても惹かれる大人のひと。
この2人の良さは、まあ、肉欲!衝動!バチーン!みたいな勢いがないところ。
いや本当にお互いに、じっくり惹かれるのが丁寧に描かれております。
肉欲!衝動!じゃなくて、年の差あってもお互いに尊敬してるのが、もう最高に愛しいです。
単話配信も追ってましたが、纏めて読むのはやっぱり良い…お楽しみの描き下ろし…はい最高。
私自身のきらきらに気がついていけそうな、気持ちがふわり明るくなる作品でした!

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