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エロス度★★★★★★★★
おやおやおやおや。恋人同士になったリウと稔のイチャイチャがひたすら甘く幸せでご機嫌ですね。
リウと稔が紡ぐ祝福の恋物語・・・・・・下巻開幕。
リウのを舐めたり彼の体に証を残す稔の歳上の色気や稔に甘えたり独占欲を発動するリウの可愛さに悶えまくりでした。
稔を巡ってリウと父親との絡みもありますが珍しくドロリッチな展開にならず、父親のカメラを通して見たリウに引き出された稔の幸せ満開な笑顔が尊すぎです。
稔のヤキモチが可愛かったり、お互いを瞳で撮らえて離さない熱愛が素晴らしい。
当て馬が攻めの父で、、でもさらっと譲ってしまい最後はなんとも寛大でした。
なんだろう、この人はバイなのかな…?
最初はそういう目で受けのことを見ているように思いましたがあっさりめの当て馬でした。
下巻はお付き合い編。どちらかというと攻めの執着が常に強いテンポで進んでいったので最後に受けからの独占欲を感じられたのはよかったです。
溺愛攻めは好きで今作もそれは感じとれたのですが「お前」呼びがどうしても気になってしまいました、、。
上巻は日向とリウが恋人同士になるまで。
下巻は半同棲する仲になった二人が、一条との仕事やリウの地元に行くことを経て、関係を深めていくお話。
思いのほか一条による横槍があっさりしていて拍子抜けでした。笑
けっこう悪代官みたいな悪い表情で描かれていたから、もっとこう・・・日向を無理矢理犯そうとするとか、そういうハードな展開が待ってると思ってたので。
一条の性的嗜好が不明ですが、少なからず日向を気に入っていたのは確かでしょうし、モノにしたいとも思っていたはず。
なのに無理矢理身体を狙わなかったのは、一条のプロカメラマンとしての矜持だったのでしょうか。。。
「自分には引き出せない日向の新たな一面」を引き出したリウに、あっさりと白旗を挙げた印象でした。
リウの地元では、同級生と接するリウの年相応な姿を見て日向が同級生にヤキモチを妬くんですが、これまで気持ちの大きさがリウ>日向だと思っていたリウからしたら、とんでもなく嬉しい出来事だったようで。
この出来事を経てから、日向もリウへの愛情をちゃんと言葉にして伝えるようになった気がします。
やっぱり、思っている事は言葉にして伝えた方がいい。
言わなくても分かるだろ、っていうのは思い上がりですよね。
終盤はあまあま・ラブラブな二人がたくさん見られて、幸せな読後感でした。
ハードな試練が苦手・あまあまな作品が好きな方にオススメです。
下巻は、恋人となったふたりのその後のお話です。
まず、攻めの父であり、受けが師として尊敬しているカメラマンが、受けのことを被写体にする仕事が入り、嫉妬した攻めも一緒に撮られることから始まります。
特別な感情に揺さぶられつつも、攻めも攻め父もプロとしてお互い仕事を全うするその姿は、さすが親子だなあと感心しました。
それから、攻め父も受けのことを可愛がってるなあと思っていたら、終盤の攻め母からの発言により、まさかのそういう意味? でのお気に入りでもあったとは、、、///
親子で好みが同じでしたね!
で、そのターンが終わると、あとはふたりが出会ったルーツを辿るお話が始まります。
攻めの実家へ帰り、偶然攻めの同級生と再会。
飲み会に誘われ、それまで受けだけが知る攻めの姿に優越感を抱いていましたが、実は知らない姿のほうが多く、同級生たちに嫉妬します。
嫉妬する受けの姿がカワイイと思う攻め。
たしかに年上だというのに、とくに下巻は攻めに一途に溺愛されて、そのかわいさが増したような気がしました。
そして今更気付いたのですが、受けの顔が困り眉にタレ目というビジュアルかわいさコンボな相貌でしたね!(まりあげは比的な見解)
そんなふたりが、最終的にどんなラストを迎えるのかと思っていたら、、、
撮られ撮る側で、後輩たちの憧れ的存在になっているという、お仕事要素もありなBLとなっていました。
個人的に、タイトルの「密心」は、上巻が攻めで、下巻が「好き」という気持ちをなかなか攻めに伝えられなかった受けのことをイメージしたのかなあと思いました!
上巻終わりの幸せな空気感をそのまま引き連れて始まっていく下巻。
気持ちが交わるまでにあったヒリヒリしたところなんかもないので、ふたりの甘い日々をただただ見守らせてもらえてすごく嬉しかったです。
冒頭から幸せオーラ全開のふたりからはお互いが大切に想い合っていることがバシバシ伝わるし
愛をたっぷりまとった絡みからは求め合わずにはいられない!という衝動も感じます。
そんな姿を見ているとこの再会がふたりにとってどれだけ大きなものだったのかがわかって、また巡り会えて本当に良かったね…!と改めて思ったのでした。
リウの父・貫太郎は謎に圧が強かったし、稔に対して含みを持たせて接する部分が多かったので
かき乱す存在になるのではないかとハラハラしましたが。
貫太郎がいたことによって逆にふたりは燃えあがり、いい刺激をもらってより仲が深まることに。
貫太郎の真意はわからぬままだったけれど
誰も傷付かず綺麗に収まる結末になっていたのが良かったです。