小説

  • 人渣反派自救系統 クズ悪役の自己救済システム
  • 人渣反派自救系統 クズ悪役の自己救済システム
ちるちる評価ランキング
98

人渣反派自救系統 クズ悪役の自己救済システム

jinsahampajikyuukeitou kuzu akuyaku no jikokyuusai system

  • 中国
  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作人渣反派自救系統 クズ悪役の自己救済システム

洛氷河
『狂傲仙魔途』の主人公、蒼穹山派清静峰 沈清秋の弟子
沈清秋 / 沈垣
蒼穹山派清静峰の峰主、洛氷河の師尊 / 『狂傲仙魔途』の一読者

あらすじ

主人公の沈垣(シェンユエン)は、大人気ウェブ小説『狂傲仙魔途(きょうごうせんまと)』のラストシーンに憤怒し、罵っている間に命を落としてしまった。絶命したかと思いきや、頭の中に語りかけてくる不思議なシステムの音声で目が覚める。『狂傲仙魔途』の世界に転生してしまっていたのだ。転生したのは、作中の主人公であり弟子の「洛氷河(ルオビンハー)」に拷問死させられる師尊「沈清秋(シェンチンチウ)」。システムによると、伝説的名作に作り変えろ、ただしオリジナルの沈清秋のキャラは守れなどなど制約が多い。果たして「沈垣=沈清秋」は、『狂傲仙魔途』で拷問死を避けるべく動くのだが、なぜか巨大ハーレムを築くはずだった洛氷河にやたらと懐かれてしまい……。

作品情報

作品名
人渣反派自救系統 クズ悪役の自己救済システム
著者
墨香銅臭 
イラスト
さくらもち 
翻訳
呉聖華 
媒体
小説
出版社
すばる舎
レーベル
プレアデスプレス
発売日
電子発売日
ISBN
9784799111062

ちるちる評価ランキング

98

4.7

(39)

(36)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
7
得点
183
評価数
39
平均
4.7 / 5
神率
92.3%

レビュー投稿数7

色々とひどい

日本版の渣反だけなんでこんな同人女のおもちゃみたいなのになってしまったのかなと思うと、ただただ悲しい。翻訳に本編にないノリが入ってるし。モルカーネタも「草生える(ハート)」も原作にはない。顔文字もタグつけるのもない。元々、原作をオリジナルネタ入れまくって無断翻訳、無断転載して公開してた人が監修に入ってる時点で嫌な予感がしていたが、日本語公式翻訳でも原作軽視の身内ノリを継続されてがっかり。

公式カプですらない捏造カプ大手だったイラストレーター、さくらもちは公式関係者になっても住み分けせず非公式カプの冰九の同人やってるし。冰秋・漠尚の絵に当たり前のような顔で冰九を並べて、公式ですけどみたいな顔でごり押しするのやめて欲しい。本編では全くそんな関係性じゃないのに悪趣味な捏造だし、見ようによっては公式カプの分解だから。故意に、初見が誤解するような形で非公式カプの刷り込みしてるのは、原作に対してあまりに無礼な行いだと思う。

本作の書籍レビューでも、さくらもちの囲いみたいな人がこの人の同人に誘導するようなレビューを残しているが、それは墨香先生の書いた物語ではない。公式翻訳を、非公式カプのへの撒き餌のような形で利用してほしくない。

墨香銅臭先生の書いた物語と、カプにした関係、しなかった関係、それぞれのキャラクター一人一人にある物語をどうして尊重することができないんだろう。

イラストレーターが唐突に学歴マウントモデルスカウト自慢と勘違い炎上同人女のテンプレムーブかまされても、そういうの公式関係者のお仕事用のアカウントでやることかな?って思うし。挙げ句の果てにはいちファンのアカウントを憶測で誹謗中傷したと晒したり、公式関係者とは思えない行動を批判されたら嫉妬乙扱いするし。二次創作界隈から採用されて増長した人が同人アカウントのノリで公式関係者やってるのは本当にどうかと思う。

挙句、炎上したらツイ消しして、あとから見た人にはなんのことかわからない謝罪文でお茶濁して。出版社もイラストレーターも無かったことにするつもりが見え見え。こんな形で大切に読んでいた作品や、邦訳上陸前から応援してきたファンを踏みにじるようなことされるくらいなら翻訳されない方がマシだったな。

炎上したせいで、イラストレーターの絵を一切抜いたフランス装版が発売されたのは笑ったけど、その経緯について出版社は一切触れず。原作ファンの気持ちを踏み躙って風化待ちしてるのが見え見えで気分が悪い。

当時のイラストレーターの言動は「人渣反派自救系統、フランス装版出版の背景にあるもの」というブログにあるので気になる人は探してみるといいと思う。

2

早く二巻発売されてくれ〜‼️‼️

待ちに待った人渣反派自救系統が発売されて初日に本屋に走って買ってきました!!!
天官賜福から墨香銅臭先生の作品を知りさはんが発売されると聞きとても嬉しかったです!!
初めは後々洛冰河くんに復讐で惨い殺され方もするから媚びを売って殺されないようにしよう!と媚びを売っているんですが、話が進むにつれ、師尊が洛冰河くんの事を媚びを売るためじゃなく純粋に可愛がっていてとても良かったです
洛冰河くんは狂傲仙魔途の主人公なので死ぬことはないのに反射的に洛冰河くんを守る師尊は最高でした
無間深淵から戻った後がとてもワクワクして読めました
師尊は「殺される、復讐される」と思っているから洛冰河くんから距離を取ろうとするのですが、洛冰河くんは師尊のことが好きで近づきたいのに師尊は私に天魔の血が入っているから近寄りたくないんだとすれ違いを起こしていてとても良かったです!!
二巻が早く発売されて欲しいです‼️

1

最強に面白い転生物語、念願の日本語訳版の登場です

話題の中華耽美小説の作者としてお馴染み、墨香銅臭先生のデビュー作品『人渣反派自救系統』の待ちに待った日本語訳版小説第1巻です。

こちらは既に先にアニメーション化作品『クズ悪役の自己救済システム』が上陸済みということもあり、多くの日本の愛好家の間で本当に念願の日本語訳小説の刊行となりました。
私も英語版で読了しており、初めて通して読んだ際にはその多重層につらなる物語構成の面白さに圧倒されました。

ただでさえ面白かったその物語をこうして母語で読める幸せを噛み締めています。
言葉遊びやノリツッコミがより身近に感じられることで、沈清秋 / 沈垣の脳内で駆けめぐる早口セリフが生き生きとしてテンポ良いことこの上ありません。
逆に、沈清秋 / 沈垣の考えていることが我々にも読めてしまうため(文字通り)、沈垣が自分自身に言い含めることで覆い隠している、彼自身も見つめきれていない想いがあったりすることにも気づかされました。

この物語の凄いところは、そもそものオリジナルの『狂傲仙魔途』の悪役沈清秋として転生してしまった沈垣が、その物語の主人公である洛氷河や沢山の物語上の登場人物と関わり合って行くうちに、気づけば沈清秋である彼自身が物語の主人公となっていくさまです。
沈清秋は自分自身が主人公とはまるで思っておらず、あくまでも洛氷河を絶対的主人公であるとして物語の中で奮闘していくわけですが、その沈清秋の起こす様々な行動は結果的に彼自身の物語を紡ぐに至り、それが『人渣反派自救系統』になるという…。
いやーーー本当に面白いです。

ここから先も更に深まっていく沈清秋と洛氷河二人のすれ違いっぷりを味わえることに、大きな期待しかありません。
この先の日本語版の刊行も心より楽しみにしています。

1

早く次が読みたい〜!

とりあえず読んでみてほしい。主人公がオタクで転生者でツッコミ多くて賑やかでシリアスなのにコミカル。とにかく主人公のノリが親しみやすくて友達かと思った。はじめての中華BLでもスラーっと読める。よく分からなくても取りあえず主人公が面白いのでOKです。
早く次の本出てほしいです。待ち遠しい。攻めと受けのすれ違いが大好きなんですが、ほんとにちゃんとすれ違ってて大好きすぎて大笑いしました。攻めの不幸は蜜の味。

5

中国BL入門にぜひ手に取っていただきたい…

猛烈におもしろい……おもしろすぎてため息が出ちゃう…
設定・登場キャラクターの魅力はもちろんのこと、とにかくストーリーがズズズバズバにずば抜けておもしろい。震える。
自分は同著者の作品を魔道祖師→天官賜福→本作、という順序で読んでいますが、中国BLでおすすめある?と聞かれたとき、文章のタッチや内容的に一番読みやすくておすすめしやすいのはこの作品かなと思っています。

内容!!
主人公(沈垣シェンユエン)は、大人気ハーレム小説「狂傲仙魔途(きょうごうせんまと)」を愛読していた。が!!長い間読んできたこの小説、なんと最終的に伏線や謎やフラグがすべからく立てっぱなしで未回収のまま完結!!結末に納得いかない沈垣は怒りのあまり憤死してしまう(そこまで!?)
そして目が覚めると、沈垣はそのトンデモ小説の世界へと転生していた。しかも沈垣が転生したのはこの小説のクズ悪役「沈清秋(シェンチンチュウ)」
この沈清秋という男、小説内の主人公「洛冰河(ルオ・ピンハー)」を"指導"と称してビシバシと虐めまくって恨みを買い、最終的に洛冰河によって両手両足を切り落とされ、文字通りダルマ状態で拷問されてしまう運命にあった!
自身が拷問される運命から逃れるため、"沈清秋"へと生まれ変わった"沈垣"がシステムから出される試練をクリアしていく…。

あらすじだけでもうバカみたいにおもしろいんですよね。
当然沈垣は、転生してすぐ「死にたくない」一心で洛冰河に媚びまくって、優しい師匠になって解決したろ!と思って行動しようとするんですけど、そうは問屋が卸さない。
ちょくちょくシステムが介入してきて、沈清秋というキャラクターがキャラ崩壊しないように行動しなさいだの、悪役と脇役のIQを上げろだの、クオリティの低いストーリーを改変してクリアしろだのあれこれ注文つけてくるんですよ。しかもそれらは全てポイント制で、ポイントが0を下回ると元の世界に強制送還(つまりは死!)ですよと。
洛冰河の闇堕ち回避のために助けたくてもできない序盤のジレンマと、システムとのやり取りがまた絶妙におもしろいんですよね〜。
そして、ただただ死にたくない一心でえっさほいさとポイントを稼いで、ついでにシステムの無茶な指令をこなして良い師匠をしていているうちに、ドドドドがつく鈍感な沈清秋が全く気づかない間に、洛冰河は白蓮華のごとく沈清秋を慕うようになるんです。…そう、師匠の意味深な台詞や行動は全て、自分のためを思ってのことなんだ!ってね(チョロい白蓮華の洛冰河かわいいよ…)
…が!そうは問屋が卸さない(2回目)
沈清秋の努力虚しく、ある避けられないイベントがきっかけで闇堕ちしてしまった洛冰河が次に登場した時には、師匠に関わる人全てに嫉妬する愛しさ余って憎さ100000倍ヤンデレ激重執着わん…こ…?になって帰ってきて、まさに一冊で二度美味しい素晴らしい変貌ぶりを見せてくれました。まる。

こちら、1巻は単話売りの23話までが収録されているのですが、個人的にはなぜ24話まで収録しなかったんだろう…?とちょっぴり思ってしまいました。24話まで入れてたら1巻を読んだ人は確実に全員25話を買ってると思います。…ん?逆に親切なのか。

6

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP