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小説


すごく盛りだくさんでした。
最後の最後までつめこみましたね!
ブリッツ!レーゲンと同じ孤児院から第三騎士団へ進んだ幼馴染。ブリッツが最初は、う〜ん、もっとゆとりと包容力がある攻めがいいなあ…と思ってました。
が!レーゲンに対する野生動物以上の勘、レーゲンを見守り尻を蹴飛ばし隣を歩き続け。
レーゲンが素直に甘えたり泣いたりできないことを、ブリッツは知り尽くしてるからこその行動!
受けを知り尽くしてる攻め、いいですね!ブリッツの男気がたまりません。
レーゲンの欠点すら愛おしい。
ブリッツを死なせないために何度も自害するレーゲン。何をしてもどうやっても変えられない運命。
は〜、すごかったです。やっとな今世もこれまでか?二人揃えば最強ですね!
頭が心地よい疲労感です。
生きてて良かった、諦めないで良かった。
自分の世界の中心なのがお互い様なところも良かったです。
こういうオメガが強いオメガバースは好きですね。自分の事は自分で守れる強さ!レーゲンが運命を変えるために奔走する姿はかっこよく美しかったです。
何回も転生してどんどん強くなるとか面白すぎるんですがレーゲンの恋するブリッツはぶっきらぼうだけど、ひとたびデレると破壊力がすごいねぇ。愛の大きさ、勘の良さ、彼もまた強い男。
2人の気持ちが通じ合ったと思ったらまた別の運命に翻弄されていくくだりはとても面白かったです。特にレーゲンがリーアのもとへ行く心を決めるところ、切なかったなぁ。すべてを乗り越えて結ばれて本当に良かった。バカタレーゲン連呼されるの笑っちゃったけど甘さと幼なじみの気安い雰囲気のバランスが素晴らしかったです。日和ったら尻を蹴られる人あんまりいないと思う
今回は幼馴染の騎士2人のお話です。
攻様の死を回避とようとしてループする受様が
攻様とともに生きる未来を掴むまで。
この世界には男女に加えて第二の性があます。
ベータは第二性に関係なく生きられますが
優れた身体能力や知力を有するアルファと
発情期があり、男女ともに妊娠可能なオメガは
男女の性に関係なく惹かれあう性です。
オメガはアルファにうなじをかまれてつがいになると
パートナーにのみ発情するようになるため
アルファとつがって家庭に入り子供を産むことが
暗黙の了解とされています。
受様は妹ともに片田舎の孤児院の門前に
置き去りにされた孤児です。
受様が5才の時に
両親が病死した同じ年の攻様が引き取られ
2人は親友となっていきます。
孤児院をでる15才が近付いてきた頃に
妹が皮膚が硬化する原因不明の病に罹患した受様は
孤児院への支援ともに妹の治療費を稼ごうと
平民でも受験可能な王立騎士団の入団試験に臨み
攻様とともに第三騎士団従者として入団します。
3年後2人同時に騎士に昇格し
2年後には受様は小隊長に昇進はますが
突然オメガ変転して騎士をやめざるを得なくなります。
それによって攻様への恋を自覚しますが
オメガ登録により隣国の第4王子に嫁ぐことになり
隣国に向かう道中で妖魔に襲われるのです。
護衛してた攻様が受様を庇って深手を負うと
受様は命を代価として他者の救済を願える魔訪紋を発動
攻様の死を回避するのですが
なぜか受様は死なず
騎士の叙任式翌日の騎士団宿舎の自室に戻っていて!?
幼馴染で親友の攻様の死の回避を目指す受様の
タイムワープオメガバースです♪
オメガバースに死に戻るループと魔法要素が加わりう
かなりな変化球なオメガバになっています。
受様は12才の時
攻様と村外れの空き家に忍び込みんで発見した
古い魔導書にて「いかなる者でも願いを叶える事ができる」
という魔法陣をナイフに刻んで所持していて
重傷の攻様を救う為自分の命を代価に自死するも
叙任式の次の日に戻り、戻るたびに死を回避を図りますが
うまくいきません。
6回目の回帰を果たした受様は
騎士団をやめなくてよい高い地位を目指し
今回の攻様はいつもよりも強靭な騎士になっていき
受様との関係性にも変化が起きた事で
受様が攻様事情を知り
アルファのつがわない未来が見えてきたことで
受様が襲われる事件の裏に隠れた黒幕の存在が浮かび上がり
受様が狙われる理由と妹の病の原因が明らかになっていき
ハラハラ&ドキドキMAX!!
受様が攻様の伴侶となる大団円まで
見事な逆転劇でとても楽しく読ませて頂きました♪
しま先生おっかけで購入。特に攻めが脳筋で笑えましたが、さらっと読んでしまったので萌にしました。攻め受けともきびきびきっぱりさっぱり男前!な脳筋騎士ケンカップルという印象なので、そういうキャラがお好きな方でしたら、すごく嬉しいのでは。本編280Pほど+あとがき。
孤児院育ちで騎士へと出世したレーゲンでしたが20歳を過ぎてからオメガに覚醒。隣国王子の運命のつがいであるらしく、騎士を辞め、同じく騎士である幼馴染のブリッツたちの護衛で嫁ぐことになります。その途中で、襲撃により事切れ・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
隣国王子(第一王子、第四王子)、攻め受けの属する騎士団の団長、ハイクラス魔導士、メルク(受け妹)等々。
++攻め受けについて
受けは20歳過ぎてからオメガ覚醒した方。会ったことも無い隣国王子の運命のつがい認定され、せっかく騎士で出世したのに大変なはず。嫁ぐ途中で死ぬとき、昔知った魔法陣により命を懸けて大好きな攻めを守ったつもりが、なぜか2年ぐらい前に戻ってしまう。そしたら同じ事態にならないようにと、あれこれ頑張るんですけど、同じ様に死んで戻ること5回繰り返すんですよ。大変なのに頑張る!まじ頑張る。悲壮感無くて、陽キャさっぱり系だからですかね。読んでいてしんどくはないです。
攻めは受けと同じ孤児院出身、THE脳筋騎士。受けとのやりとりは、子どもか!というような喧嘩っぷり。そして受けの扱いが雑。怒ったら尻蹴っ飛ばすし、首根っこ掴んでベッドに放り投げるし、ベッドの真ん中占領されたら蹴り落そうとするし等々。今まで読んだ本の中で一番雑なのでは?と思います。良いんですよ、攻め受けとも気心知れているので、雑に扱われても、へ とも思ってないんです。そういう関係が一番楽でいいですよねー
自分には絶対無理なので憧れはしないですが、とてもほっこりする関係のお話でした。そうそう、レビュータイトルは攻めの1セリフ。なんでもこの一言で片づけてしまう攻めがすげー面白かったです!
この作品の見どころは大きく分けて2つ。
恋情を抱く親友を死の淵から救うためのタイムリープを繰り返すこと、そしてβとΩであっても、運命に抗い心身ともに固く結ばれていくことです。
色んな設定が盛り込まれているせいか、忙しなくストーリーが動いていきます。
多少話がハショられ気味とも感じなくもないですが、この尺のボリュームのストーリーなら仕方ないかな。もうちょっと深く突っ込んで欲しかったです。
タイムリープを起こすためには自分の死が条件。恋心を抱く友人のブリッツを救うために、レーゲンは自死します。しかし、2年前に戻ってトリガーとなる事件を回避しようとしても、なかなかうまく事が運ばす、何度も同じ状況でブリッツは瀕死に、そしてレーゲンは自害のルートから離れることができません。
その回数実に5回。……いや、結構多い!メンタルおかしくなるってー…。しかも、2年前のやり直しを5回ということは、ザッと10年かけていることも見逃せません。
ブリッツを救うために10年をかけてるということは、身体は都度若返っていたとしても中身はプラス10年分歳をとっているので、そこら辺の心と身体のギャップみたいなことにも触れるべきなのではと思いますが、5回目のタイムリープの間の部分はサラッと流れて終了です。
何回も死を選ぶのってメンタルがやられるトラウマ行為の1つだと思うのに、レーゲンは死に恐怖心があまりないのか自害を伴うタイムリープに対してあまり重く受け止めていないのが、わたし的に違和感でした。小説の長さ的にそこにこだわってしまうべきではないのは分かるけど、恐怖心や葛藤の描きがもう少しあれば、ストーリーにより重みが加わって話が一層引き締まったかなと思います。
死を弄ぶわけじゃないけど、自殺がトリガーになるタイムリープはもう少し繊細に取り扱うべきなような気がしました。
引っ掛かりを覚えたのはそこの部分で、あとの展開はすごく面白かったです。
タイムリープってだけでも結構見せ場としては大きいけど、タイムリープの裏の裏の部分に迫る真実は、驚きの事実ばかりで引き込まれるように読み入ってしまいました。最後の最後にはまさかの展開で、マジかよと…。ミラクルすぎる結末はアメイジングでした!
タイムリープを含め、何だかんだで、この2人は神が死に戻りを許すくらいの運命の2人だったのかなと思ってしまった。ご都合主義的な部分は否めないですが、こういうの嫌いじゃない、むしろ大好きなので個人的には満足でした。
ファンタジーならではのドラマチックなエンディングは楽しい読後感でしたし、2人で運命に立ち向かう姿は胸アツです。
"運命"に負けない運命に最後まで酔いしれました^ ^
