SS付き電子限定版
中学時代の同級生同士の再会ラブなお話。
いやぁ、うーん、ラブ…??という感じのストーリーではあるんだけども、
ちゃんと恋愛要素はあるので
しっかりBLとして楽しむことができました。
いつもすべてを諦めたような眼差しをしている瀬田ですが、彼がなぜそうなってしまったのか?という部分が明かされていく過程で
まさかの園山の秘密まで紐解かれていく様子にゾクゾク。
瀬田のどうしようもないクズさ加減すらボヤけるほどに、ただ真っ直ぐで一途すぎる園山の恋心が恐ろしくて良かったです…!
『正しさ』を求めることをやめない園山が、どうしても手に入れたいモノ。それが何も求めていない瀬田なのだというのがなんとも皮肉で、交わってしまって大丈夫なのか…?と不安になりつつ。
でもきっと悪い方向には向かわないのだろうなとぼんやり思わせてくれるような結末がすごく好きでした。
この先瀬田の気持ちに変化は起こるのだろうか…?
何年後かの彼らの日々をぜひ見てみたいなと思いました。
表紙のデザインが良いなとポチッと購入。
なんでだか横デザインに弱い。
学生時代と大人になってからで立ち位置変わってしまうパターンあるよね。
主人公 瀬田は、中学生時代真面目ガリ勉くんが社会人になって優良物件。
対する園山は中学生時代エンジョイ組に所属しつつもどこか退屈そうで、大人になった今SNS時代の犠牲者?誹謗中傷でアパートを追い出され無職宿無しパチンカス。
中学時代も今も対照的な2人が偶然の再会。瀬田んちの家政夫として同居生活スタートするも実は…なのですが、なんかフックが弱かったな。
出会いが偶然ではなかったってのを、もっと腹黒いドロドロを求めてたのか?
園山の前で中学時代嘔吐してしまった時、転けてしまった時、勃ってしまった理由もよく分かんなかったし、もうちょい癖!ってところが欲しかったのかもしれない。
案外静かーに進んでいくお話でした。
SNSで園山がバズって転落していったのが、そんな事で???って感じだったけど実際些細な事で叩くヤツおるもんなのかな。
シーモアで購入
白抜き修正
さすが上野先生。え?そうやったの?待って待って、どの時点から?と最初からもう1回読みたくなる。そんなお話で唸りました。
園山くんの空っぽな目なのに、でも優しいとこがたまらない瀬田。瀬田くんの一方通行な不器用なとこが好きです。好きがおかしな事になっててそこも好きです。瀬田くん思いが園山くんに受け止められた時、ギューンとじわっとなりました。タイトルどおりアンバランスな二人ですがずっと一緒に住んでて欲しいです。
上野ぽてと先生だったので、試し読み読んでみて、
やっぱり面白いと思って購入しました。
上野ぽてと先生の作品はBL云々の前にストーリー自体が面白いです。
とくにラブラブというわけではなく、はやりの両片思いというわけではない。だけど先が気になってしまう読ませる力があります。
受けの瀬田くんが熱烈に攻めの園山くんを好きなのですが、
まっすぐな性格が愛おしかった。
私の中では、読んだあと、余韻に浸れる数少ない作品でした。
エリート会社員の園山はある日偶然、元同級生・瀬田と再会を果たします。
家も職もないという瀬田を家政夫として雇い、同居を開始します。
最初のうちこそ甲斐甲斐しく家事に励んでいた瀬田でしたが、
次第に本来のクズさが露呈し始めます。
家事もせずにパチンコでお金を浪費するばかりの瀬田に注意する園山ですが、
ギャグ切れされた上に園山の性癖を知られてしまい…。
実は昔から同級生以上の感情を抱いていた園山。
「やっぱりオレのこと好きなんだ」と瀬田にも知られ、
翻弄されてしまうことに。
はじめのうちはどこか闇を抱えていそうな瀬田の内面に
ドキっとさせられていたけれど、
二人の過去や真実が少しずつ明かされてゆくと
瀬田なんかよりも園山の方が遥かにヤバいことが判明してきます。
大人とは思えないほどにまっすぐで、一途。
一途と言えば聞こえはいいけれど、
その想いを貫くためならば一片の揺らぎもないからこそ、ヤバいのだ。
著者の既刊の『夜明けのリトルマーメイド』に登場する攻めも
他人の感情を理解できない変わった人物像が描かれていましたが、
それとはまたちょっと違うヤバさ。
他人の気持ちに疎いという点では共通しているのだけれど、
そのヤバさを本人がヤバいと認識していないがために隠すこともなく
本来ならば他人に打ち明けてはいけないようなことも普通に打ち明けるし、
それを平気で相談しようとしてしまったりしているのだ。
相談された方は当然狼狽えるのだけれどそれすら気付いておらず、
きっと自分の周りにいたらちょっと怖いだろうな…。
だけど、そんな恐ろしき愛を厄介がりながらも
最終的には「どうしようもないね」と受け容れてしまう瀬田が猛者すぎました。
いや、受け容れたのか?あるいは受け流したのか?
果たしてそれは愛なのか、憐み?好奇心?
一度読んだだけではなんとも理解し難い結末でした。
