電子限定特典付
一穂ミチ先生のイエスかノーか半分かシリーズが好きな方、間違いなく刺さると思います。私がまさにそれです。
先輩芸人の飯田さん一筋でポスターが隣同士なだけで大興奮な小峰くん、本当に健気可愛い。
貰った飴の包み紙や煙草を宝物にしたり認知されておりさらに褒めてもらえたことに命日なのかと動揺しまくる限界オタクそのもののマインドがだんだんと変化していく過程がわかりやすくくせになります。
そして飯田さん、うーん納得の実力と色気。でも彼の大人の男としての魅力がお笑い界では時に批判対象となる……それに負けじと舞台に立ち続ける姿がかっこよくて惚れ惚れします。
個人的にはただ萌える、というよりも胸が熱くなる感覚が強かったです。こんな作品とはなかなか出会えない!お仕事漫画としての話の作り込み具合がすごいんですよね。専門用語が並ぶわけではない、お笑いに詳しくない人間も楽しめるというのがまた……さすがとしか言いようがありません。最終話付近はずっとドキドキしながら読みました。
胸熱展開すぎて初読の際に濡れ場はなくても……と感じてしまいましたがキスも済ませたし視線なんかもう完全に恋してるそれだし、そりゃまあするだろ!ということで自分の中で落ち着きました。普通に萌えてしまうので。
ラブ一辺倒ではないどころかラブ<仕事だと思っていた作品で唐突にエロにページが割かれるとそうか……と身構えてしまうので、あっさりめの描写が良い効果を発揮している例では。
お笑いの世界に身を捧げる姿がまぶしく、思いの方向性が変わっていく過程が丁寧で、たくさんの人に読んでもらいたい作品です!
ふたりがこれからも仲良く、切磋琢磨しあえる関係でありますように!
一穂先生の業界の話、やっぱ好きだわー
アナウンス業界をモチーフとした名作と名高いあの作品もそうだけど、今作のお笑いモチーフのもすごい。主人公2人のBLの進捗状況とは別に、彼らが身を置くお笑い業界の裏の世界が細やかに描写されています。
お笑いに対するコンビ間の情熱の温度差や、ネタ作りや賞レースへの向き合い方、シビアな実力の世界が垣間見えたりと、たくさんの人を明るく元気にさせるお笑いの世界の光と闇に触れることによって、飯田と小峰の恋や恋愛がものすごく際立っています。BLとして成立はしているものの、ヒューマンドラマとしても側面もあり、お笑い世界のドキュメンタリーを見ているような臨場感にどっぷりでした。
無愛想な後輩との距離感、大好きな推しとの距離感……近しくなっていく2人の間にある交錯した想いは、憧れか興味か、それとも恋か。
複雑で微妙な感情が渦巻く彼らの言動1つ1つから目が離せません。
先輩後輩の関係であり、強烈な飯田推しでもある小峰のぶっとんだ行動の数々が何よりも先に目立つのが、この作品の面白いところ。表の感情は塩だけど、脳内の感情はめちゃくちゃ激アツな男です。
漫才をするために漫才師になったというより、飯田を知りたくて漫才師になったとも言える小峰の漫才熱はかなりクセが強い。どこか抜け感のある変人じみた面白いキャラクターですが、飯田と距離が近くなったことをキッカケに漫才が大好きになっていく小峰の変化は見どころでしょう。
2人の関係に少しずつ変化が生まれる展開にヨッシャーでした!
恋愛感情が激しく揺れ動くとか、色恋事での派手なシーン展開はあまりなく、いつの間にか惹かれ合っている飯田と小峰の恋愛模様にドキドキしたりキュンときたり。漫才師としての仕事の延長線上に恋心が乗っかっていくナチュラルなアプローチに魅入られずにはいられませんでした。
周りの同業漫才師たちとの絡みもよく描かれていて、お笑い世界の勝者と敗者の対比といったサイドストーリーも切実な姿ながら楽しく読ませてもらいました。
物語は終わってしまいましたが、この先のストーリーがまだまだ続きそうな途上感ある雰囲気がいいですね。いつかは2人で同じ舞台に立ち、ライバルとして賞レースを競い合う日がくるのだろうかと、そんな未来を妄想する余韻も含めて素晴らしい読後感でした。
まず、漫才が普通に面白く入ってきて流石だなってなった
声が聞こえるわけでもないのに、間を感じるような気がした
私は、駅徒歩5分結構好きよ
そして何よりお母さんのことが大きいよね
塔がK大出てるのも、落語やって漫才師になったことも
飯田に憧れて、飯田に恋することになったのも
お母さんの結果が違ってたら真逆になったかも
笑わせて、結局救っちゃったみたいに思えちゃったらもう、そのデカい感情がポジティブに転んだら、大好きしかないよね
そこに頭の良さは関係ないと思う
塔が祈りを捧げるところ良かったな
自分にできることがないときは祈るしかなくて、祈ることで間違ったこと言ったりしたりしないで済むんだよな…美しい場面だった
飯田は落ち込んだときに塔の純粋な好意が自分を助けることに期待していて会いに行くんだろか
随分早いうちから意味深な触れ方をして、好意があるのか、その質は?て探ってる
塔は塔で、一瞬も迷わず落語を始めたり、読み間違えようのない尊敬を示せてて可愛かった
何回も読んじゃう
青い嵐は好みじゃないけど、おめでとうだよな
どのコンビもそれぞれの信頼があるみたいで良かったな
ダブミンの騒動も猥褻じゃないし、強いて言えば人気があるために起きた事故みたいな風な内容で、作品を通して嫌な気持ちになる要素がほとんどなくて、面白かった
ランキング常連+レビュー大絶賛で気になっていたものの、「お笑い芸人もの」に馴染みがなくてスルーしていました……が!!
試し読みしてみたら……これは面白いやつだ!!ってすぐ分かりました。即購入!そして後悔!!
なんでもっと早く読まなかったの私ーーー!?これは大傑作!!
お笑い芸人の世界に入り込んだような臨場感に圧倒されます。空気、緊張感、舞台裏の熱気……全部リアル!!
そして小峰くん!!!中身と外見のギャップがすごい!試し読みの時点で「やべーやつ」感が伝わってくる(もちろん褒めてます)。ズレてる……ズレてるのよ……!!
しかもそのズレた感情がすべて飯田さんに向いてるのがまた怖い、いや最高!!!
一方で、その重すぎる感情を飯田さんが徐々に察知して?、少しずつ距離を詰めていく過程がたまらなくて……もう本当にヤバい。伏線も複数仕込まれていて、読み返すとハッとしますよ!!!
ストーリーが熱すぎて、先を読みたいのに読みたくない、終わってほしくない……!と心が揺れました。
あと言わせて、飯田さんかっこよすぎ問題!!特に序盤のタバコのシーン、あれなに!?すでに何度もリピート読みしてます!!
お笑い賞レースの展開と2人の関係の変化がリンクしていくのも熱くて……
厚みがあって、アツくて、最高の物語。
この2人、もっと追わせてください!!!お願いします!!!!
一穂先生の『イエスかノーか半分か』が大好きな作品。志村先生は一般作を拝読したことあり。お二人のタッグということでワクワクしながら読んでみました。電子で192ページ。以下少々ネタバレあります。
低体温な若手お笑い芸人の小峰(受)は、先輩芸人飯田(攻)の熱烈な隠れファン。心の中は飯田への熱い想いでいっぱいなのに、本人を前にすると塩対応になってしまう。そんな小峰に飯田が興味を持ち…というお話。
まずは小峰が、飯田に近づきたくて芸人になったほどの、もうオタクと言える飯田の大ファンで、心の中は飯田への熱い気持ちでいっぱい。なのに本人の前ではスン、となってしまうギャップが面白いw
どうしてそこまでのファンになったのか、理由もしっかり描かれているのもいいなと思いました。
漫才のシーンが結構あって、ネタがしっかり描かれているのが楽しいです。
初めはそんなに親しい関係ではなかった二人だけど、小峰のバイト先に飯田が来るようになって、少しずつ会話するように。
小峰はずっと飯田を大好きだけど、小峰の方もだんだん飯田を可愛く思うようになっていく。直接的な説明は少ないけれど、表情や態度から、ちょっとずつ飯田が小峰に惹かれていくのが伝わってきて、いちいちキュンとしてしまいます。
小峰が序盤は無表情だっけど、飯田と交流していくうちに、どんどん表情豊かに可愛くなっていく。
中盤、小峰が自分の気持ちを自覚するシーン。恋する気持ちを雷に例える、このシーンのモノローグがとっても素敵でした。
後半はTOM(トップオブマンザイ)という漫才コンテスト中心にお話が進みます。このコンテストの描写が詳細に描かれていて、大変面白かったです。
失敗してしまった小峰を一切責めずに、ひょうひょうとしている相方にほこっとしました。
落ち込んでるであろう飯田に何も言わず「バカみたいにしてよう」とはしゃぐ小峰。可愛いやつめ、と思ったらキス!飯田にちょっとゾクッとするような色気があってドキドキします。
コンテストを終えて、ラストはとうとう両想いに。エッチの途中で生真面目な告白する小峰、男前だな〜w
素敵だなって感じるシーンがたくさんあって、すごく読み応えのある作品でした。やはりお二人のタッグ、間違いなかったです!面白かった〜!
webで一穂先生と志村先生の対談記事を見つけて読んだら、こちらもとても興味深くて面白かったです。作品を楽しんだ方は、ぜひ検索して読んでみてください☺︎
電子 修正箇所なし(濡れ場は一回、修正不要な描き方)