umeair
小中大豆先生の春庭(J庭57)新刊のこちら。
2024年の作品『やさぐれ男、異世界で色悪騎士が愛する王子の身代わりとなる』の
番外編です。
クールな攻め・ヴィダールの”デレ”、ストレートに囁く愛の言葉に後半、
腰が砕けそうになりましたーーーーっ…!
以下、内容と簡単な感想を。
礼夜が戴冠式を終えた翌年、側近と共にウルズの泉へと向かい、
再び王都に戻った時にはその手に赤ん坊を抱えていました。
この赤ん坊こそがフレイの生まれ変わりですが、
宮廷の者たちには当然知らされていないため、宮廷中が揺れることに。
ある農民の女と恋仲になり生まれた子ー
という無理やりめな説明にも、時と共になんとか皆納得するようになり
(育っていく赤ん坊フレイの顔があまりにも礼夜そっくりだったため)…
というところで、赤ん坊フレイを育てながらの宮廷生活の一幕が
描かれています。
もーーー、侍従たち勢揃いで赤ん坊フレイの顔を見にきて、
みんな漏れなくデッレデレな様子に、自然とにやけてしまうーーー!(*´∀`*)
特に老侍従イーヴァルディのフレイの可愛がりようは尋常ではなく、
まるで初孫ができたよう。
そんなイーヴァルディの様子を
「棺桶に片足突っ込んでたジジイも蘇るんだからすごい」
と評する礼夜に笑いましたw
口は相変わらず悪いけれど、イーヴァルディの体調を心配していたんですよね。
そのへんをちゃんと心得、理解している伴侶ヴィダールはさすが✨
そしてフレイ構いたさに集まっていた面々がやっと帰った後。
赤ん坊フレイを抱くヴィダールの姿を見て不安と嫉妬を覚え、
そんな自分に嫌悪感を抱いてしまう礼夜。
それら全てを理解しているヴィダールが、
ストレートな(そうじゃない部分もあるけど笑)愛の言葉を囁いてきます。
「そのひねくれた性格も、赤ん坊に焼きもちを焼いて拗ねるところも、
そんな自分が嫌になっていじける姿も、何もかも、
俺にとっては可愛くて愛おしい」
「可愛くて、(中略)日中だというのに下半身が滾ってしまいそうだ」(!!!!)
もーーーーとろける!腰砕ける!//
「今の俺が最優先するのはフレイ様ではなく、レイヤだ」
と清々しいまでにキッパリと言い切ってくれるヴィダールの男前っぷり、
伝わる溺愛具合にグッときて親指立てたくなっちゃいました✨
「愛してる」
「お前を一番に、誰よりも愛している」
欲しくてたまらない言葉を、ここぞ!というタイミングで
かけてくれる男・ヴィダール。
もう、惚れ惚れ。私、陥落です✧*。
ちょっと本編の方は細かい部分を失念している部分もあるため、
このGW中に読み返そう!と化身するぐらい、
グッとくる愛のささやきでした・:*+.