電子限定描き下ろし漫画付き
この人は俺のものにはならない
コミック
というのも、題材が不倫なんですけど、雇われ店長の明人と店員の吉田とが、確実に両想いになっていますし、恋の駆け引きが切なくもあり、愛らしくもあり、、
あ”ーー!
もう、どの視点で、どんな心持ちで読めばいいのン?!! ってなるわけですよ。
まあ、結局、いつも通りに純粋にBLを楽しむお気持ちで読んだのですが、、、
今回は、明人は彩未と温泉旅行に行くシーンから始まり、けれどその心のなかには、吉田の存在が生きているわけで、、、
彩未の夜勤に合わせて、運良く吉田バースデーが重なったりで、本当にあの一泊がなければ三巻に続くとならなかったのやもしれないし、、、
などと、作中のモノローグに納得してみたり、、、
六階で働く山崎と吉田との関係も今後気になるし、吉田が好きな同居友達との関係も気になるし、彩未に吉田との関係はいつしかバレるのかとか、、
(今回、店長の職場にまさかの彩未登場したし、、)
とにかく起承転結でいう、承の部分だろう今巻が情報量多すぎて、これはとにかく最後まで見届けるしかないと思った、
とくにすごくいい! とは一言では言えないけれど、店長と吉田の職場じゃないですが、サブカル的なクセのある人間物語であることは間違いなしなので、地雷がない方はぜひゆるりとしたお気持ちで読んでみることをオススメいたします。
帯の煽り文字が、そして分かっていても切ないし、それを切ないと思っていいのかとも悩んで(まりあげはが)、二重に切ないし、
ラストのあのふたりの料理を作って食べたい的な願いは叶う未来が来るのかをも想像して、とにかく切なさで心が埋もれたけれど、店長の吉田へ恋してるカワイイ顔にキュンとさせられた結末でした、、、
ひょんなことから「従業員と店長」をこえた関係になって、一緒に過ごす楽しさはあってもまだ気持ちは伴っていないかな?というところで終わっていた前巻。
そこから一気にふたりの気持ちも関係も加速していく様子が描かれていた2巻でした。
pixivでの連載はふたりの関係が時系列ではなくて
どういう流れになるのか楽しみにしていたので
こうくるか…!と、新鮮な気持ちで楽しませてもらいました。
吉田と明人の関係にスポットを当てているけれど
心の内側にある葛藤やそれぞれの人間関係、仕事での出来事など
彼らが気持ちを変化させていくことになるキッカケが繋がるように描かれているストーリーがすごく奥深いなと感じます。
さらっと始まった秘密の関係だけども
ふたりともはじめから寂しさを埋めるためだけの遊びとか単なる出来心、みたいには思っていないのは伝わってきていたので
心が動いていくのは必然だったのだな。と納得できる展開でした。
吉田と明人はすべての相性が良いんです。
でもだからといって許されることはない関係なのがなんとも切ない。
結婚する前に出会えていたら良かったのにね…。
夫婦のカタチは様々で、彼らの日々も揃って選択した道なはずで。
彩未も努力していないわけではないし、好きだからこそ明人に甘えきっている部分は可愛らしくもあるけれど
夫婦だからって何に対しても同じ気持ちでいられるわけはないのに、そこから目を背けている未熟さにヒヤヒヤします。
『結婚』は永遠の約束ではないことをこれから知っていくのでしょうね…。
(とは言え、不倫は良くないことですが。)
心配になるレベルでとにかく吉田がいい人すぎるので、彼が救われる未来が待っていることを願うばかりです。
忠志の拗らせも大概ですしね…。
でもこの泥沼感が本当にクセになる!そんな作品です。
次巻が出るまでまた色々おさらいしてみようと思います。
ついに物理的にひとつになった店長と吉田さん!
しかし、pixivでその後の二人の行く末をわかってしまっているので、2巻の話の展開はゆっくりめというかモタモタしたように感じてしまいました。
良く言えば丁寧な描写なんですが、もう少し勢いが欲しかったかなー。とはいえ気になる所で次巻へ続く…3巻はもっとドロドロした展開になるのかしら。
あまり萌えなどは感じにくい作品なので、もはやBLというよりは人間ドラマとして読んでる感はありますが、BLだからこそ胸クソ悪くなく読める部分もありますね。
純粋にBLとして楽しめるようになるのは店長が離婚してからのお話になりそうかな。それも楽しみです。
不倫ゆえのもだもだ感を楽しむ作品ですかね。
お互いが不倫、遊びだと承知の上で関係を持った。
が、虚しさがある。
一緒にいる時間をもっと楽しみたい。
でも隠れて会うことしかできない。
もどかしい。
そんな2人と周囲が今後どうなっていくのか。
その辺を萌えやきゅんとして楽しめるといいんだろうなと思います。
が、私は相手への誠実さとか裏切りについてどう考えたらいいんだろう…となってしまって純粋に恋愛モノを楽しむには複雑なお話だと感じました。
あと、片方が女性ぽく見える、とBLの感想ではあまり言いたくないんですが、そう感じることが多いのは仕方ないんですかね。
そういう関係性で片方が女性ぽい表情になるのは自然なことなんでしょうか。こういうキャラが求められるのがメジャーなのかな。
個人的に男同士の恋愛が見たくてBLを読んでいるので、未だにこの疑問を持つことが多いです。すみません。
BL漫画に限らず、漫画でも映画でも小説でも、なんなら現実でも「もっと会話をしろよ!」と思うことがままありますが、この作品は問題解決のために会話を必要としているのではなく、問題を顕在化しないために会話を避けている状態なので「もっと会話をしろよ!」とは言えないわけです。会話したら関係は終わりなので。不倫漫画の面白さはここにあるのかと、勝手に納得してしまいました。
吉田さんと店長は会話できないし、店長と妻も会話ができない。ここが会話しない間に、周囲からこの不倫が漏れるんだろうな〜本人たちの望まない形で伝わるんだろうな〜と思うと不幸しかない。ま、吉田さんと店長は、不倫関係を第三者に相談したり、武勇伝の如く話したり、しないだけ懸命なわけですが。
それはそうとして、吉田さんと店長はこんなに仲良しなのに!結婚なんてしてなきゃ良かったのに!と思わざるを得ない。でも結婚してたからこそ、店長は男の吉田さんと楽しい関係になれたのかな、という気もするし。世の中ままならないな。
兎にも角にも相変わらず大変面白かった。絵も可愛くて大好き。お店描写まぁまぁあったけど、今回雑貨のわっちゃり感はあまりなかった気がする。バックヤードが多かったのか。お買い物のときの描き込みはわっちゃりしていた。18禁コーナーからの振り返り店長が特に可愛かった。続きももちろん買います。