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この人は俺のものにはならない
待っていました、続編!!!
配信されて即読み入ってしまいました
一瞬たりとも目が離せないような…刻一刻と気持ちが揺れ動き傾いていくのが分かるような臨場感に胸の騒めきがずっと続いたまま1冊読み終わってしまいました、、、
そして本編終了後の「To be continued…」にまたザワザワしちゃいながらの描き下ろしでお腹が空くwという…www
今、空腹と闘いながらレビューを書いてます(←どうでもいい…w(ノД`)スミマセン…!)
2巻では吉田さんと店長がグっとググっ…!と近付きます(>ㅅ<)!
明らかに心身ともに一線を越え、〝寂しさを埋める為〟という大きな前提さえも霞み始め逢瀬を重ねる2人
ノンケの店長が体を開け放ち預け、受け入れ、そしてその身で感じる変化
2人の初めての外泊の夜の描写の巧い事。。。‼‼‼
空気が変わり「陽」の雰囲気から一転「湿度」を感じさせるリアリティ
そしてその「湿度」の中で発せられる「熱」が心理描写として作画でしっかり伝わって来る巧さ、、、
ストーリーと共にこの、その場の空気感丸ごとを拾い上げて映し出す描写力に物凄い吸引力を感じます
このシーンに限らず、ほんと細かい背景の描き出しが丁寧なんですよね
だからすごいフィクション感を感じさせないんです
街中の描写では喧噪や雑踏の生活音が聞こえてきそうですし、あの菓子パンなんてからしマヨの刺激とソーセージのパンチとパンの柔らかさの三位一体の相性の良ささえをも一瞬で思い出してしまえる位にリアル‼(食い意地ーーーwww‼)
ほんと、生きた作品だと思います!
改めてうぐいす先生の巧さに痺れます
そんな生々しさをずっと肌に感じながら読むストーリー
一体2人は何処に向かって行くのだろう、、、
そして、ふと1巻冒頭の店長を思い出してまた胸の落ち着かない気持ちになってしまう、、、
明らかな両片思いターンの2人、、、
だけど実態の輪郭がないからこそ目が背けられていた店長の奥さんとの予期せぬ接触がその甘さにほんの少しの亀裂を入れて来ます
俄かにその存在を実感してしまう事で起こる変化はきっと避けられない、、、
サクッと割り切れる程にこの2人は器用ではないし、そして何より「寂しさ」を感じる位にどこまでも情に敏く、同時に脆いのだから、、、
この出来事がこの後の2人にどう影響して行くのか、、、
すごい先を見たいような見たくないような、、、
何とも落ち着かない気持ちになりながらも、充実の読了感も感じています
吉田さんの周りに常に感じる種火のような人物の数々も気になります!
前巻から引き続きの腐れ縁の忠志も存在感を放ってましたし、今回は新たなキャラも登場です(゚д゚)!
中でも同じビルで働く映画館スタッフの山崎くん。。。
吉田さんに取ってどんな存在になっていくのかな???
彼も気になります|⌔•..)チラッ
「不倫」のお話しである事は揺るぎのない事実です
なのでココがどうしても引っ掛かる方には強気におススメはいたしません…
だけど、、、
どうしようもなく満たされない時があって、その隙間を埋める以上に熱を与えてくれる存在に救われる事もあるよね、、、という人間の脆さを理解出来てしまう人、そして逆にそんな脆い人を温めてあげたくなってしまう衝動を知ってる人にはきっと何かが響く作品なので、やっぱりおススメしたい逸品です
3巻もお待ち申し上げております…!!!
修正|もう背景の白に同化してしまいそうな位の薄~~いグレー枠線と更に薄いグレートーン修正でした
個人的には今作なら光ってさえいなければ「可」な修正に感じます
大好きな作品です。ぜひ続編を読みたかったので、2巻発売嬉しいです♪
一読して、色々忘れていたので1巻を復習して再読しました。完結せず3巻に続きます。以下少々ネタバレあります。電子で170ページ。
1巻は二人が職場で出会い、少しずつ惹かれあい、とうとう一線を超えてしまうまでを、丁寧に描いていました。
2巻では、複雑な気持ちを抱えながら関係を深めていく二人が描かれます。
二人が関係を始めるきっかけとなったのが、1巻の怜史(さとし)の「俺と遊んでくださいよ」というセリフ。
怜史は性的な意味はなく軽い気持ちで言ったんだけど、明人は性的な意味のある言葉として受け取ってしまった。なので二人の気持ちに微妙にズレがある。
怜史は本気で明人を好きなんだけど、気持ちを明かしたら関係は続かないだろうと、胸に秘めている。
一方明人は、怜史はセフレとして遊びで自分と付き合ってるから、繋ぎ止めないと簡単に終わってしまう関係と思っていて、ちょっと焦りがある。
お互い相手への想いがあるのに、それを見せられなくて、そんな気持ちのズレに切なさを感じます…。
1巻の濡れ場は二人とも手探りで、明人は男性とは初めてで、ちょっと必死な感じでした。
今作の濡れ場(数回)は、セフレとして頻繁に会って、二人ともリラックスしてイチャイチャラブラブしています。かなりエロティックな雰囲気でドキドキします。特に終盤の明人には小悪魔みたいな妖艶さすら感じます。
怜史を繋ぎ止めるために、明人があることを思いつき、怜史の誕生日に決行する。
「この日がなければ まだ後戻りできたのかもしれない」
とあるように、このことが二人の関係をさらに深めることになるんですね。
明人に「ハッピーバースデイ」と言われた、怜史の恋する表情がとても素敵。本気で好きなんだなぁ。
怜史は明人を好きで、明人も怜史となるべく長く一緒にいたいと思ってるけど、今のところ妻と別れるという気持ちは全くないみたい。
でも1巻の冒頭を読むに、数年後には妻とお別れすることになるらしい。それまでに怜史と明人の関係はどうなっていくんだろう。目が離せない気持ちです。
2巻は、ラストに怜史が明人にあるわがままを言って、明人が笑顔でOKするところでおしまい。怜史がちょっとつらそうなのに、明人はノリノリ。明人はどんな気持ちなんだろう?続きが気になります!
描き下ろしは、二人別々に夕飯にオムライスを作る。明人のオムライス写真にキュンとする怜史、ほんと可愛いわ〜♡ ラストの二人の願いが叶うといいなぁ。
2巻もめちゃくちゃ面白かったです!
先生の作画、心情の描き方、濡れ場の描き方、どれもこれも大好きです。
3巻も楽しみにしています♪
(明人は既婚者ですが、妻への罪悪感などは描かれないので、地雷の方いるかもしれません。私は1巻で、妻がキスすら嫌がる姿を見て、明人の行いも致し方ないところもあるかなと感じました。)
※pi◯ivで単行本には載っていない小話や番外編などが読めるのでおすすめです。
シーモア 非常に薄い枠付きトーン修正(かなり薄いトーンで白抜きに見えますが、目を凝らすと線などが見えますw)
商業BL作品なので当然「フィクションだ」と分かっていても読者の感情を刺激する2巻!
フィクションなのに、フィクションだから、が入り交じって読んでしまう展開でした
フィクションでありながらも吉田と明人の気持ちが体以上に重なって行くリアリティに引き込まれます
その過程を映し出す日常の地続きにある2人の逢瀬がもたらす背徳感が凄かった
だからこそ、2人に凄く意識を集中して気持ちも持って行かれます
本来ならもっとその存在を感じるはずの明人の奥さんの事さえも忘れてしまう位に…
なのにそこでしっかりリマインドされる明人が既婚者である事実も描き出されます
彼女の存在を単なる明人の嫁、としてだけ出すのではなく、彼らを取り巻く日常にしっかり息づいた1人の吉田彩未という女性として読者にも示して来る
その上で「離婚」をちらつかせない現状を展開する…
・・・凄いと思う
この流れなら商業BLであればそろそろ「離婚」という選択肢が浮かび上がってもいいのに一切出ない
これこそが「生々しさ」なんだと思う
確かに昔ほど離婚の敷居は高くなくなったと思う
それでも一時の寂しさなのか?離婚して傷付くのは誰なのか?とか、色々考えなきゃいけない事は山程あるだろうし、きっと明人はそういうのを考え出したらもっと悩むだろうから、彼に取って「離婚」はそんなにすぐに思い浮かぶ選択肢ではないんだと思うのです
そこにモヤモヤする読者が居るのは分かる
けれど私はあくまでもそこをおざなりにしないうぐいす先生の作品への向き合い方がとても好きです
読者が求めている事を雑にする訳ではなく、先ず先生がこの作品をどう描き上げて行かれたいか?が垣間見える2巻だったと思います
先生の商業デビュー作となるこの作品
どうか、先生の作品への向き合い方を貫いて見せ切って欲しいと思います
デビュー作からシリーズで出る事がもう既に素晴らしい事ですし、先生にしか描けないこの切り口を求める読者としてとても先を楽しみにしています!!!
「優しさ」は時に言葉通り人を救う温かさをもたらすけれど、その優しさを発した方も受けた方も苦しくなる事もゼロではない
そして「優しさ」が善意由来なのか?「弱さ」故なのか?でもその効果は違って来るのも無くはない
店長は間違いなく「優しい人」
バイトの明らかなサボリにも寛大に対応してる
大人として、良い上司としてという面は勿論ある
これは「善意」
でも面倒や無駄な衝突を避けたいという気持ちも無くはない気がする
これは「弱さ」
この事と結婚生活を同列に語るのは暴論なのかも知れないけれど、これもまたその人の本質なのかな?と思うのです
特に明人は「店長」として仕事をしているのでその人柄は多少なりとも反映してると思うのです
そう思うと・・・
奥さんと「離婚しない」事もまた優しさと弱さが彼の中でせめぎ合ってるように思えてしまう
決して彼女が嫌な訳ではない
離婚を自分から切り出して彼女を傷付けてしまう、嫌な思いをさせてしまう事はしたくない
大事である人を自分が傷付ける行動を取りたくない
黙っていれば、吉田との関係を無かったものとして彼女の前で過ごせれば「今の関係が続けられる」
明人が実際どう思ってるのか?までは描かれてないけれど、私にはそんな明人の中の「優しさ」故の葛藤と防衛のせめぎ合いが垣間見えるように感じました
奥さんの立場でも吉田の立場でも、そして明人の立場でもそれぞれの立場・視点から色んな解釈の余地を感じるお話しです
多分どんな答えが出ても私の「正解」ではないと思う
だけど、それでいいと思う
恋や愛は相手や状況が変われば幾通りもの選択の道がある
だから「正義」や「正解」を求めて読むのではなく、「そういう優しさの選択もある」と思って読める人に向いてるお話しな気がします
例えBLセオリーから逸れたとしても私は彼らの行く末を最後まで見届けたいな、とすごく思います
それは本当に単純な興味だと思います
きっと普段からBL自体を俯瞰して読むタイプなので「自分事」として作品を読んでいないからこそ楽しめるのかな?とは思っています
1巻のレビューで「超第三者視点の腐目線で好みの怜史に萌える」と書きましたが、この2巻を読んで一旦「萌え」目的からは仕切り直しをしつつ、大人の迷い道作品として登場人物全員の行く末をうぐいす先生がどう描き上げられるのか?を堪能していきたいと思います
店長の表情、セリフ、仕草が可愛いすぎて心鷲掴みされました。
1巻初め店長の泣いてるシーンを思い出すと切なくなるのですが、2巻は2人の関係が深まってくるので、拝読後は幸福感で胸がいっぱいになりました。そして、読み終わった直後から3巻が待ち遠しいです。ラスト付近の2人のセリフや表情も素敵で、うぐいす先生、天才だなって思いました。
お互いに大切に想うから自分の気持ちを控えめに言葉や行動を選びながらゆっくり愛を育んでいく様子は、不倫中という事が薄れてしまうほど可愛くて応援したくなります。
うぐいす先生の描かれる背景や雑貨、植物も魅力的で大好きです。一度読んだ時には気づかなかったのに再度、再々度細かく読むと新たな発見などあります。それも今後何度も読む際の楽しみです。
うぐいす先生、素敵な作品をありがとうございます。
