電子限定おまけ付き
絵が上手い!!!!!
まずそれがくるのも失礼なんじゃないかとすら思えるほど絵が上手い。商業単行本だしてるから正真正銘のプロなのに野生のプロという言葉が頭をよぎるのは、恐らくBL漫画界には少ないタイプの絵のうまさからだろうか。
オタクが延々と早口で捲し立ててるタイプの作品です。恥ずかしくなったら負け。メタ要素まで出てきて、コメディなんだろうけど絵がうま過ぎてコメディが周回遅れ気味。んで4話から急激にシリアスが追いかけてきて、コメディと読者が振り落とされる。と思ったら恋次郎の解像度がさがる。
そんなこんなで一貫性は薄いんだけど、ページ数がもりもりで絵も美しいので満足度は非常に高いです。作者のやりたい放題を楽しむ作品。
この世界の構造の全てを理解した、全知全能の鎌足くんではダチに不足だったのだろうか…十分変え難い友達なのに。でも彼は"BL漫画の主役さ"には欠ける(と恐らく彼自身も思っている)ので、BL漫画である以上そのルートはない。恋愛巧者の彼は最高のダチポジションなのだ。あれ?結局最高のダチは鎌足くんじゃん?ってのをきっと狙って描いてる。
恋次郎さんは普通にめちゃくちゃ可愛い。足の長い可愛い生き物だーーー!!!ありがとう顔面保証。でも皆んなの本命は小出祖父だよね?あれ?違う?
冒頭の『ろくでなしBLUES』っぽい何かは、『うつけものBOOMBAR』だったBOOMBARってなんだ。
おきりこみは群馬の郷土料理らしい。随分治安悪いな。学業に準じろよ。あともっとイチャイチャしてるとこ見たかったんですけど!!!
こちらでの評価が軒並み神評価と高かったので手に取ってみました。
が、これは…BL?
いや、ボーイズとボーイズの間に
ラブが生まれているのだからBLなのでしょう。
ただ、ラブよりもコメディ色がかなり強めで、
最後までこのノリに乗りきれずでした…。
これだけ絶賛されている方ばかりの中、
評価を下げてしまい、申し訳ありません。
ギャグ要素が苦手というわけでもないし、
寧ろラブコメは好きな方なのですが、私には合わなかったようです。
『俺はツレない君のダチ』
こちらが表題作。
ヤンキー漫画の世界に憧れる高校生の小出が
最強のヤンキーと噂される大智と友達になるため奔走しますが…。
大智と友情を築きたい小出と、小出と恋人になりたい大智のすれ違いラブ。
はじめのうちは互いの認識が友情と恋愛ですれ違っていた二人ですが、
途中から小出が大智の気持ちに気付きます。
けれど、最強ヤンキーと友達になるという自分の望みを叶えるために
大智からわざと嫌われようとし、そのくせ友達のままでいようとするなど、
大智の恋心を知ってなお、彼の気持ちをを蔑ろにしようとする小出の
思考を受け止めきれませんでした。
ある意味では悪気のないクズ攻めとも言えるかもしれません。
それでも一途に想い続けるばかりか、彼の望みのために
自らの恋を諦めようとする大智が可哀想でした…。
コメディとしてならそんな展開もありなのかもしれないけれど、
ラブストーリーとしては全く萌えが感じられずじまいでした。
イチャ要素としては最後にキスのみあります。
『俺はこれから彼(恋人)を寝取ります』
中編。その後、短編が2編収録されています。
NTRがテーマですが、こちらも思い込みの激しい主人公による
誤解だったので、NTRがNGという方も大丈夫かと思われます。
こちらはエロもイチャ甘もあるのですが、
それよりもギャグ要素強めでエロが全然頭に入ってきませんでした(笑
早速ですが、、、レビュータイトルについて少々説明を、、、
の!前に…!!この作品がどんな作品か⁈を簡単に、、、
【多ジャンルへの漫画愛とリスペクトをすごく感じる笑いと友情と恋の激しい交錯模様を思いっ切り〝笑って楽しむ〟気付いたら心があったかくなる珍しいタイプのザマァ展開作品(o→ܫ←o)♫】
だと思います!(え?簡単って???w)
改めて、レビュータイトルの10回は、、、
1話の中でオモロっꉂꉂ(๑˃▽˂๑)って思ってしおりでブクマした回数ですw
1冊で考えるとしおりの数はナント33回‼もはやしおりの意味も意義も見失うレベルw(総ページ数も280ページ超えで大ボリュームなんですよ♪でも2編のお話しが収録されてるので表題作だけで言えば220ページ程です)
ぃゃ…マジでめちゃ笑ってしまう所が多いんですっ、この作品!!
笑かせ方も全然単調じゃなくって、色んな角度から刺して来ますw
作画やセリフ、間、キャラのマインド、行動、それらが合わさった結果のストーリー、、、この1冊を構成する全ての要素に笑いの種を孕みまくってますw
しかもキャラがメインだけじゃないってのも最強なんですwww
ほんとにめちゃくちゃ笑いました!
笑いましたが、、、ちゃ~~~んとBがめちゃくちゃLしてます!!しまくりです‼
とにかく受けの恋次郎がド級にキューーーート♡可愛すぎてらぶ٩(♡ε♡ )۶ハオォ…♡
速攻で恋に落ちちゃう恋次郎くんではあるのですが、なかなかどうして‼ちゃんと相手の事、見てるんですよね~
恋を自覚したばかりなのに「好きだ」の5連打にもちゃんと実が伴っていて、恋次郎の胸キュンポイントが明確になってます(いい子、ホントにぴゅあっ子さん♪)
読み方としては完全なるすれ違い劇場を楽しむ感じです
この作品らしくていいのは、両視点展開というよりも両陣営視点って所がすごく個性的でイイのです!
前述通り、メインキャラだけが面白いのではなく、攻め受けそれそれの友人サブキャラが最高にイカしてるんですよね٩(。•ω<。)و
なのでタッグ戦みたいな噛み合わない劇場を見せてくれるんです
ココはとっても面白い構成だと思います
でも、小出氏の序盤~中盤の対応は恋次郎推しマインドが育ってる私には酷に見えてしまい、、、小出氏の事、一瞬キライになりかけましたΣ( ̄□ ̄|||)…いや…確実にキライだったと思いますw
鎌足くん居なかったら相当ムカムカしてたかも~~…٩(๑`н´๑)۶
でも!結局こういう緩急も読み終わってみるとすごくお上手だったと思うんですよね!
魅せ方も上手いし、読み進めると分かって来るキャラの背景なんかもすごく読み応えを押し上げてくれます
ギャグの圧が少し…だいぶ?w強いので初見はストーリーに少し集中し難かったり、この長さでギャグの応酬が続くので少し息切れする所もなくは無かったのですが、、、
読み返した時にちゃんと奥行を感じられる1冊になっていたのが、おもしろを捨てずにいながらもしっかりBLとしての萌えも得られるすごく高品質な仕上がりだな‼って実感させてくれましたヾ(〃∀〃)ノ
初めての作家さま作品でしたが読んでみてすっごく満足な1冊となりました♡
特にBL的な面でのおススメは、、、
心があったかくなるタイプのザマァ展開!
これはすっごくステキ展開だったと思うのです(๑>◡<๑)
是非とも読んでみて下さい!
尚、同時収録も60ページ近くある中編で、これまたオトボケさんなキャラが愛嬌たっぷりに笑わせてくれてめちゃオモシロイ!し巧い!!
ネタバレナシで読むとより一層面白さを感じられるタイプの逸品です♪
最後に、、、以下、表題作の私のしおりコレクションからいくつか抜粋でご紹介♪
◆開始2ページ!コマ数で言えば8コマ目で早速ブハッって声出ましたw
絶対小出氏が読んでる作中漫画の『うつけものBOOMBAP』、、、これ、、、〝ろくで●しBLUES〟インスパイアでしょwww…
どう見てもM.大尊なんだよなぁーーー坂間さんw
ん⁈坂間さんであの作品タイトルってなると、、、BE-BOP-HIGHSCH●OLの中間っていうのもアルんじゃない⁈⁈と漫画愛とヤンキー愛を感じまくりですネ!
◆オタクの世界は奥深い…‼初めて聞いた「友情オタク」Σ(゚Д゚)‼
最初はなんじゃそりゃ⁉って思ったけどw矢継ぎ早に続く初耳ワードに私の中のなんじゃそりゃが大渋滞www
そもそも小出氏のキャラも凄いアツいけど、彼の良さをアシストしてくれる鎌足くんがナイス過ぎるwww
【いけいけ小出氏 GOGO小出氏】はメロスとセリヌンティウスもビックリの熱い絆と後押しを感じます٩(๑´3`๑)۶
”全校集会アレルギー”良くなるといいですねw
◆この人も忘れてはなりません!!恋次郎の無二の親友!清成くん✫
失恋した恋次郎に容赦なくグイグイ現実を突き付けるちょっと意地悪なお兄ちゃん気質っぽさはああるものの、いっつも恋次郎に寄り添って親友の恋を見守り趣味の刺繍をチクチク縫ってあげてるw←この絵面だけでも超ーシュールで笑っちゃうw
あと、個人的に理詰めっぽい話し方の語尾が優しいのがツボです(「そりゃそうでしょうよ」とかね、好きです♪)
◆「好き次郎さん、恋です」
ハチャメチャな告白にすら顔を赤らめてしまう恋次郎ーーー///キャワタン///
私も好き次郎です!らぶ~~~( ´3`)~♡
濡れ場と修正|表題作は可愛らしいキスまで(•ө•)♡ 是非とも恋人編!!お頼み申します\\(→ε←*)//読みたい読みたい読みたい読みた~~~い‼
同時収録で絡みありですが濃厚ではないけど、何故かしっかりエロスを感じます!好きかも~~٩(♡ε♡ )۶修正は白抜き~ライトセーバでたまにトーン…まぁ良くない感じです。。。
二戸謙介先生の作品を読むのははじめてです。とても綺麗な絵柄にコマ割りも上手で、突然のミニキャラもうまく描けています。こんな風に作画を変える方法ってなに⁉と笑ってしまいました。これは漫画ならではの演出ですよね。ストーリーもコメディ寄りなので、あまりない演出や設定もおもしろくて読みやすくなっていました。
この物語は、ヤンキー漫画の世界に憧れる総合高校の小出友作と最強ヤンキーで惚れっぽい工業高校の大智恋次郎のふたりのすれ違いラブコメになっています。
ふたりの思いがまったく絡み合っていないんですよね。それがよく表現されていてニヤニヤしながら読んでしまいます。でも思い込んだら周りがまったく見えなくなってしまうところはそっくりで、そのふたりの横で冷静に判断してツッコんでくる友人も最高です。
小出がお互いを知るために交換日記を提案してきたり、無理やり昭和のヤンキー漫画のような設定に周りを巻き込んだり、自分の見た目を変えてきたり、かなり変わっています。今までこんなトンチンカンなBLってありました?おもしろい!ただ好みは別れるかもしれませんね。
でも実は小出には秘密があって……。これはぜひ作品を読んで欲しいです。なんとなくはじめからただのボッチとかオタクじゃないよなとは感じていましたが、そうくるのか!となりました。前半のギャグ路線から一気にラブコメになっていきます!
表題の「俺はツレない君のダチ」が6話分と「俺はこれから彼(恋人)を寝取ります」が3話分が1冊にまとまっています。
「俺はこれから彼(恋人)を寝取ります」は、夏秋に彼氏が3人いるので別れさせようと春原が突拍子もないNTR大作戦をする物語です。
そのNTR大作戦の一部始終を語られ見せられるのは、藤川さん(女性)。なんなんだろう?読者もこの位置なのかな?もう藤川さんと同じようにツッコミたくなるし大笑いしたくなる!
とのかく読んで楽しんで欲しいです!笑い満載だけど時々シリアスな顔を見せてくれるし、メリハリも上手くて、もちろん絵柄も美しいし、今まで読んだことないような楽しさが溢れています。1度読んだらまた読みたくなる、読んだ分だけハマってしまう、癖になるおもしろさ、そんな作品と作家さんだと思います。他の作品もこれからも作品も期待大で読んでいきたいです。
楽しかった!!!さて、また読もうっと!
1冊で2つのお話しが読めます
2つのお話しだからと言って表題作のお話しが短いなんて事はなく、表題作だけでも6話構成でたっぷり218ページ!そこから3話構成で同時収録作が56ページ続きますので1冊としてのボリュームが凄かったです
表題作は高校生で同時収録は社会人のお話し
どっちも勘違いとすれ違いを盛大にギャグにしつつ終始楽しく読めます
初めての作家様でしたがすごい笑いました(≧◇≦)
表題作ではエロなしで同時収録でエロを入れてるのも良かったと思います
それでもこの1冊の作風に合った?エロなのでおもしろが強めなので、生っぽいエロが苦手で楽しい作品を読みたい人にお薦めしたい作品です
笑いながらも必死に恋や己の目標に突き進む姿は清々しくって、こちらも一生懸命行方を追ってしまい、気付くとキャラに愛着が自然と湧いてしまうのも良かったです♡
どちらの作品にも素敵な友人キャラが居るのも好みでした!