小説

  • 神竜の後継者 1 出来損ないと二人の守護竜
  • 神竜の後継者 1 出来損ないと二人の守護竜

神竜の後継者 1 出来損ないと二人の守護竜

shinryuunokoukeisha

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作神竜の後継者 1 出来損ないと二人の守護竜

セン・カレナ
竜人族、南方守護騎士団長で南方守護竜
ハイネ・クローデル
竜王の長子で竜紋を持つ竜人族

同時収録作品神竜の後継者 1 出来損ないと二人の守護竜

レジーラ・ドルマン
竜人族、北方守護騎士団長
ハイネ・クローデル
竜王の長子で竜紋を持つ竜人族

その他の収録作品

  • 番外編 南方守護竜セン・カレナ

あらすじ

いつも通りVRMMOをプレイしていたはずが、気づいたらゲームの悪役ハイネ・クローデルになっていた。
次代竜王の証である竜紋を持ちながら竜化できない一族の嫌われ者で、将来的に勇者に討伐されてしまう――それがハイネ。
大好きなゲーム世界に生きる竜人族になったなら、破滅を回避して長生きしたい。
でも、右腕にある竜紋がおかしい。
「神竜の後継者」の紋らしいが……そんな設定なかったよな?
面倒事に巻き込まれたくなくて異質な竜紋を隠していたのだが、南方守護騎士団長セン・カレナに知られ、運命は思わぬ方向へ――!?
WEB発珠玉の主従×溺愛ファンタジーBL、開幕!

作品情報

作品名
神竜の後継者 1 出来損ないと二人の守護竜
著者
 
イラスト
円陣闇丸 
媒体
小説
出版社
一迅社
レーベル
一迅社ノベルス
発売日
電子発売日
ISBN
9784758097406
4.5

(63)

(47)

萌々

(8)

(4)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
10
得点
282
評価数
63
平均
4.5 / 5
神率
74.6%

レビュー投稿数10

世界観の把握でいっぱいいっぱいに

新刊発売と、こちらの1巻がKindle Unlimited対象となっていることを知り、いそいそと購入し拝読しました。(Kindleで492ページと大ボリューム)

「萌」としたのですが、実は”萌えた!”という感触はそれほどなく、、


ゲーム世界への転生×主従で3P。
竜化できず「出来損ない」な扱いをされている嫌われ主人公が、神竜として覚醒(?とはちょっと違うのですが)してしまい…という物語。

期待に満ち満ちてわくわくと読み始めたのですが、、

ゲームに馴染み親しみのない自分には、なんだかちょっと没入しにくかったな、というのが正直な感想です;

次々と出てくるキャラクターや世界観の把握でいっぱいいっぱい、萌える暇・余裕のないまま読み終えてしまいました。

急なBL展開にも、え?と戸惑い萌えの波に乗り切れなかったかな。。

それまでハイネ(受)のことをなんとも思っていなかった攻め二人・センとレジーナが、急にハイネにかしづき愛を乞う姿に違和感を感じてしまいました。

ハイネ自身が何か特別な頑張りを見せているわけでもないのに(順応するのに精一杯、という状況は理解しつつ)、なぜそこまでハイネに恋焦がれるのだろう?と不思議で。。(すみません;)

恋愛ごとに理由を求めるのは無粋だよなあと思いつつ、結局のところ「神竜だから」という一点のみに落ち着いてしまう気がして、ハマりきれませんでした
(特にレジーナ)。

ストーリー自体が決して「面白くない」わけではなく;
ただ、萌えの波には乗り切れず。
ゲームを全くしない・知らない自分には情報がストンと入ってこず、情報整理に頭が疲れてしまう部分が多かったのかな、、と思います;

神評価の多い中、このような意見で申し訳ないのですが;

一度キャラクターや情報を咀嚼してから、続く2巻をフレッシュな気持ちでじっくり拝読したいと思います。

2

溺愛攻め&ファンタジーBL好きのドストライクです!

とにかく面白かったです!!
テンポ感の良いストーリーであるだけでなく、文章自体も分かりやすく、とても読みやすいのでどんどん読み進めているうちに3時間掛からないくらいで読み終えてしまいました。web版でも最新話まで読んだのですが、続きがとっても楽しみです!

溺愛攻めやファンタジー好きの方がいらっしゃいましたら是非読んでみてもらえたらと思います!

1

出逢えたことに感謝

円陣闇丸先生の挿絵なので購入しました。
挿絵に釣られて、しかも通販での購入だったので、届くまで内容把握してなかったのですが、攻めが複数だったのでちょっと止まりました。
いや題読んだら分かるやろがい!!とは自分でも思いましたが、かなり苦手なジャンルで、数日家で保管してました笑
でも円陣闇丸先生の挿絵見なきゃと思い、読み始めたら面白い面白い!!無意味な複数攻めで無かったことが幸いして(私的に)三人の関係に違和感を感じず読むことが出来ました。嫌われからの溺愛という癖も満たされましたし、受けがナヨナヨして無いのが良かったです。
どんどん強く格好良くなっていくハイネ(受け)に夢中になって、あっという間に読み終わってしまいました。
挿絵が違ったら、これほど面白い小説と出会えなかったんだなと、本当にご縁があって良かったです。
続きが出たら勿論購入します!

1

美しい世界観と極上の男たち

WEB版未読。竜が好きなので手に取りましたがとてもよかったです。
神様視点やシステムウィンドウなどゲーム要素が盛りだくさんなのにコメディぽくならないのがすごい。
作り込まれた世界観が(私には)ちょっと難しかったので読み返したのですが風景描写が美しくてむしろいつまでも読んでいたくなるほど。

センとレジーラ2人の攻め様がどっちもカッコよくて、そして2人の前だと反応が若干違うハイネがまた可愛くて。
そんなハイネは攻以外からも慕われてて確かに溺愛なんですが、ハイネにほっとけない魅力があり説得力のある溺愛なのがよいのです・・・!

おまけのセン視点にかなりボリュームがあり、綺麗系ド攻めセンの心の動きがたっぷり描かれていて、ほほう、あの時はこんなふうに思っていたのね!とクールなセンの解像度が上がり溺愛と執着にさらに説得力が増しました。
こちらは書籍版書き下ろしなのでWEB版既読のかたも絶対に読まれたほうがいいです!
次巻書き下ろしはレジーラ視点でしょうか・・・?期待しています!

楽しみにしていた竜への竜化に関しては、この巻ではハイネがセンに乗せてもらった描写と、翼だけでした。
次巻以降、竜化の様子やそれぞれの竜の色や形がわかったら嬉しいのですが。

そして表紙とイラスト。この世界観にこのキャラクターは円陣先生の本領発揮すぎでしょう!最高でした!!

2

沼るよ~www

 一番 : 世界観が素敵!
竜の谷の風景が美しい。
竜人族の凄まじい容赦なさと愛がめちゃめちゃ重いのが楽しい。
この世界とゲームの関係の真実が上手い。
不思議な透明感、爽やかさがある。
 二番 : 主人公の成長に違和感なく共感、
とても丁寧に主人公の自信の無さが描かれているので、何処にでもいるフリーター、普通の人、の言動に、うんうんそーだよねと読むうちに
ハイネの不安、驚き、戸惑い、期待をダイレクトに受け止めて、
いつの間にか読者視点を忘れて夢中になって、のめり込んで行けるとこ。
ハイネが、ハイネであるからこそ愛されて大切にされる、
でも俺じゃないよ、
と思う不安定さ感。守護竜や家族や使用人等との触れ合いで少しずつ、ほんの少しずつ、
これがなかなかに胸キュンです。
 三番 : 作者の欲望ダダ漏れ
じっくり読み返さなくても、ハイネの見る、感じる^ ^守護竜の
筋肉とか美貌とかの姿形も、言動も 理想の攻めが溢れていて、
めっちゃニマニマします〜
 四番 : 魂とはー
ゲームで討伐される消えたハイネ。 主人公として生み出されたハイネ。
主人公は消えたハイネを想わずにはいられない。
初めは、私も、消えたハイネを想って、理不尽で寂しい痛みがあったのですが、
主人公の言動を観ているうちに、二人とも消滅したんじゃないのがわかってきて、
二人が合わさっても一人にしかなれない。
二人分の記憶や想いがあっても一人は孤独で、
温もりに縋らずにはいられない。
これはそんな愛の物語です。
 五番 : 見た目に反して全っ然色気が無いハイネ
女王様然美人なのに〜、その上遠慮も会釈も無い鋭い突っ込みで、この場面でそれっ?っと吹き出すこと度々。まわりも、おまえらいい性格してるよな!
というキャラクターだらけ^ ^
 とにかく続きが読みたいです!!
 誰かファンブック作ってくれないかなあ〜
 肖像画付きキャラ紹介とかー世界地図とかー
 裏設定とか!小話とか!!!
絶対買います!!!!!





3

超絶美形とワイルド真逆の2人に愛される元嫌われ者がいい

嫌われ者の悪役令息に憑依転生して運命を変えていく系の異世界転生BLが大好きなので
こちらの作品も漏れなく沼りました

赤髪でツンツン美人なハイネは竜人属の竜王の長男として生まれ、次代竜王となる印である竜紋を腕に持っていましたが竜化することが出来ずに出来損ないとして横におかれてしまう存在でした
そして優秀な弟との比較や次代竜王の座を廃嫡されることで暴走竜となり勇者に討伐される典型的な悪役だった、はずでしたが
竜神さまと女神さまによって異世界の魂と融合し、破滅の未来を変えていくヒーローへと変えられます

そして竜王どころか竜人属の神である竜神となった(まだ完全体ではない)ハイネが、超絶美形なセンとワイルドイケメンのレジーラという2人の守護竜に愛されるのがポイントです
2人の献身と溺愛が本当に素敵です

守護竜の2人ともいいんですが
いいんですが
私の推しは護衛となるオリバです
寡黙でハイネに全身全霊で尽くす姿がカッコいいです
オリバもハイネのハーレムに入れないものかと考えてしまいます
でも守護竜が許してくれないでしょうけど

サブキャラも魅力的な人物が多いので
続きがとても楽しみです

5

舞台が大きそう

挿絵が円陣先生なのでマストバイ。投稿サイト出自のものの宿命か?長い。長いのよーなんとお久しぶりな二段組。読むのがちょっとしんどかったでしたので中立にしました。キラキライケメンにどろどろに愛しまれるのはええんですけどねえ・・・いったん中立で。何巻までいくのか不明ですが、最後まで読みます。
本編+攻め視点の書き下ろし小編+あとがき。

高卒フリーターでゲーム大好きだったのですが、ある日ゲーム中に意識を失い、気が付けば入れ込んでいたゲームの中の登場人物「ハイネ」になっています。ハイネは竜王の嫡子だけど、竜化できないために危ういポジションとなっている人物で・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
フィン(受けの使用人の少年)、竜王(受け父)、シオン(受け弟、優秀)、エリーシア(愛と平和の女神)、クロウディア(神竜)、

あとあと効いてくる人物かどうか不明だけど一応記載↓
ルビー(錬金術師♀)、オリバ(攻めの配下、受けの護衛)、リナリア(長老族の一人、いかれぽんち系)、ユリアン(王太子)

++ しんどかった理由

グランビア王国があって、その中の自治領「竜の谷」にいる一族が受けの一族。竜紋を持つものが竜王と呼ばれています。竜紋は、神竜が与える竜気を増幅する機能があるらしい・・・とまとめるのに時間かかりましたね・・・

そう設定があれこれあって、それを読み込み記憶するのに時間かかるんです(´;ω;`)私が馬鹿だからか?休日読むんで、脳味噌空っぽにしていても読めるような読み物の方が好きなんですよね。それで辛口評価になっちゃいました。

web連載していたからか、エピソード積み重ね(本筋では要らないんじゃ)と思うところもあるのも好きではないんです。仕方ないんですけどねえ。

二人してでろでろに可愛がってくださるのは良いし、セン(表紙右側)が超好きなタイプなんで、それはいいんですけど、ゲームにはあまり興味がないこともあって、入れ込めなかったい一冊でした。次も頑張って読もう・・・。

5

攻め二人の重たい愛に溺れる…!

めっっっっっちゃ最高でした!
とにかく、世界観が壮大で神すぎます。
よくこんな複雑で緻密な設定が思いつくなぁ…と感動しっぱなしで、守護竜(攻)×神竜(受)の主従関係や、悪役なのに世界を救う宿命など…読み進めるほどワクワクが止まらず一気読み!

主人公を守護するタイプ違いの攻め二人(クール美人・豪快漢前)が本当に魅力的で、初めは文字通り“人が変わった”ハイネを訝しんでいた二人ですが、ハイネ自身を知れば知るほど沼嵌りしていき……
しかし、当のハイネは「神竜への忠誠心」だと思っている…このすれ違いが歯がゆい、けど堪らない…!

その誤解を解くべく、二人から言葉でも行動でも“わからセッ”されるシーンは本当に萌えの宝庫で(合掌)
二人の止まらない愛情に「もう、わかったから…っ」とキャパオーバーするハイネが可愛いくて、イイゾ!モットヤレ!状態で大応援でした♡笑

一方のハイネは、本来ならチート持ちの筈が上手く使えないせいで何度も死にかけ、それなのに好奇心旺盛で勝手に危険な行動をとる(無自覚)…そりゃあもう、守護竜二人からしたら心配で心配で仕方がない訳ですよ……!

更にプレイヤーとしての「大好きな世界(ゲーム)」と言うファン心が、二人には“世界を俯瞰している神視点”と思われていて「いつか居なくなってしまうのでは?」と不安を募らせる要因に。
不安が募れば募るほど、想いも愛情も重くなっていく……
攻めの重たい愛情に溺れる…正に“溺愛”とはこの事!
もう、3人の関係性がツボすぎて堪りません♡

「1巻」とあるとおり、続きものです。
悪役フラグを回避して平和なスローライフを目指したい平凡な主人公が、どんどん“神”としての覚悟と自覚を持つ成長に胸が熱くなります!
今後は、弟のシオン(兄上大好き)との絡みも楽しみすぎる〜〜〜!

因みに1巻ではweb版の『二章:竜の谷 次代宣言の日2』迄を収録
更に、セン視点の書き下ろし番外編では「ここ!攻め視点で読みたかったやつ!!!」が補完されて悶絶必至ですので、web版で既読の方も是非◎

8

これはもう、白旗をあげるしかないよね!!

ゲームの世界の悪役に転生しちゃった主人公が、破滅の待つ未来を避けるべく行動を起こしてってお話になります。
WEB版で元々読んでたんですけど、書籍化された為にいそいそと購入です。
イラスト、美しすぎるー!

こちらですね、ストーリーがとにかく面白いんですよ。
主人公が悪役回避の為に色々奮闘するんだろう的な最初の予測を裏切り、意外な展開でグイグイ引き込ませてくれます。
思いもよらない内容になってきたぞ的な。

また、世界観が魅力的で。
三柱の神に、自治領区である竜の谷。そして竜神紋に、盟約で結ばれた守護竜ー。

作者さんの本当に好きなものを詰め込んだんだろうなぁって設定なのですが、こんなの、私も大好きだし!と、読んでてワクワクさせてくれる。
ちょっ、続きは!?と、グイグイ引き込まれてゆく。

ここからまだまだお話は続いていくんですけど、伏線とかもキッチリはられてて、思いもよらない所で繋がってますからね。

と、そんな感じでストーリーとしても世界観としても素晴らしいんですけど、個人的に一番好きな所って、実は攻め2人の溺愛部分なんですよね。

最初の主人公ですが、とにかく破滅する未来を避けたい、そして面倒事はごめんとばかりに、かなりの逃げ腰なんですよ。
いや、妙に生真面目な部分があったり、天然な部分があったりで、やる気のないわりに勤勉で面白いんですけど。
そんな主人公が、攻め2人の重すぎる愛に、徐々に徐々に絆されてゆくーー。

この三人の関係性って、特別なんですよね。
設定がめっちゃ生かされてて、カップルどうこう以前に深い繋がりがある。
だから攻め2人は、もうめちゃくちゃ溺愛してくるし、過保護だし、執着して囲い込もうとしてくる
その重すぎる愛でグイグイ追い込んでくるんですよ。
あー、これは逃げられないわって感じで。

もうさ、センとレジにこんだけグイグイこられて逃げ場も無くして、主人公が完全に負けを認める瞬間(2人の想いを受け入れる瞬間)が好きすぎるんですよ。
白旗をあげるしかないってセリフに思わず笑っちゃうんですよ。
その後の「信じると決めたんだから、信じよう」ってセリフに、何回読んでも「あーーーーーっ!!」ってなっちゃうんですよ。
いや、まさに「絆される」ってこう言う事よねと。

またさ、攻め2人が、ただ単に神竜と守護竜としての繋がりがあるから好意を持ったって事じゃないのがいいのです。
それを疑うハイネに対して、彼本人を愛する気持ちを伝えるセリフの数々に、もうお腹いっぱいですもん。
ハイネだけじゃなく、読んでるこっちも悶えながら「もう勘弁して下さい」ってなっちゃう。
自分達の愛は重いって自己申告してるけど、もう重いどころじゃない…。
いや、この2人に主人公が振り回されてる感が強いけど、実はハイネがこの2人を振り回してからね。
センもレジも、主人公を繋ぎ止めようと必死で、いじらしくて涙が出てきちゃうからね。
2人とも頑張れ!!って。

ちなみにですね、WEB版からかなり加筆修正されてます。
新しいエピソードが入ったりとかでは無く、細かい部分が丁寧に加筆修正されてます。
多分、内容が理解しやすくなったり、主人公の心情がより分かりやすくなったと思うんですけど。
あと、セン視点の書き下ろしー!
センがめっちゃ好きで、彼の心情とか彼視点でのハイネとかめちゃくちゃ知りたかったんですよ。

あー、裏でこう思いながら、ハイネの前ではシレッとしてたのね…。
こうやってハイネに惹かれていったのね!!
てな感じで楽しくて仕方ないです。
それにしてもセン視点を知ると、セリフ一つにまで何か色々繋がって、びっくりしてる。
ここまで掘り下げて、綿密に設定を作られてるんだなぁって。
これ、絶対読んだ方がいいと思う。


と、そんな感じでめちゃくちゃ面白かったです。

個人的な話になるのですが、レビューを書くのが久々で。
なかなか慌ただしくて余裕が無くなると、レビューを書きたいと言う意欲自体が消えちゃったみたいなんですよね。
ただ今回、この思いを語りたい的に急にレビューを書きたくなって。
そのせいで、下手くそな上に暑苦しいレビューでお目汚ししてしまって申し訳ないです。
ここまで付き合ってくれた優しい方は、ありがとうございました。

14

忠誠と盲信の狭間で執着が止まらない主従愛BL

読んでも読んでも読み終わらないストーリーは質・量ともに圧巻の読み応えでした。
設定オバケです、めちゃくちゃ作り込まれています。

出だしはよくあるゲーム世界への転生もの。嫌われ悪役に転生して、本来迎えるべき死エンドを回避すべく行動に移す主人公の人生やり直しストーリーがこの作品の柱。
……だったハズなんですが、この世界の内部干渉をガッツリ受けて、余生を平穏に過ごす算段が見事に狂いに狂っていく"コンナハズジャナカッタ"展開へとGO!
元々のゲーム設定には無かったイレギュラーな案件もポンポン飛び出し、自分自身がそこに取り込まれていくことにより、平穏とは真逆な表舞台へと引き摺り出されていく主人公・ハイネのトホホな心情には笑ってしまうしかありませんでした。

そもそも、転生した瞬間からこの世界のルールも制約も変化してしまったようなものなので、ハイネがどこぞやの田舎に引っ込んで隠居生活を送ろうとしたとて、この世界がそれを許さない不可避案件に実はもう足を突っ込んじゃってんです。
ハイネはゲームで、この世界で起こることを既に知ってるので、当然そのことを頭に入れながら行動することが可能ではあるのですが、なにぶん自身が関与するには手に余るようなぶっ込み設定……例えば、自分の竜気を回復させるための効果的方法がセックスであること…に翻弄されていくことで、予期せぬ方面からいきなりBL展開が始まったりします。

しかも1人じゃなく2人も。おわー…3Pものだったのね。
国の重要ポストにある南と北の騎士団長の2人から同時にとか、ハードル高すぎません???( ̄▽ ̄)
でもそこはファンタジー、細かいことは考えず都合の良い展開もなんでもござれで受け止めましょう!
意外とセックスシーンが多く、時に3人で、時には各ペアでと、ハイネの身体はすっかり2人に慣らされていて、甘い時間が徐々に増えていく中盤以降はBL的な見どころがいっぱいでした。

ここで注目すべきは2人の従者がただハイネの竜気回復のために抱いてるのか、それとも……というところです。
義務か恋慕か。。。明らかにハイネを義務的に抱いてるようには見えない2人。それ以上の想いが漏れ出てますよーって感じなので、2人の騎士団長、センとレジーラの想いは非常に分かりやすいです。
ハイネの神竜としての神格性に盲信してるっていうのを差し引いても、ついつい過保護気味になっちゃうほど溺愛してる男たちからの執着愛が面白かったです。
2人に絆されていくハイネの中にも、彼らを特別に想う気持ちが徐々に固まってきており、BLの見せ場もたっぷりでした。

自分の思うような人生が送れないことを受け入れるしかないハイネの落胆の一方で、世界が大きく変化していこうとしています。
自分のことを神竜と崇めていく周りの環境の変化と自分の覚悟との乖離に悩むハイネの心境が、今後どう動いていくのかに注視しつつ、この世界の動きにアンテナを張りながら見守る必要がありそう。
ハイネが竜人族の信仰対象として、その象徴となり得るのかどうかといったところにも注視しながらこのストーリーを読み解いていきましょう^ ^


作品の世界観の設定が細かすぎて、途中斜め読みしちゃったところもあったけど、ザックリと理解するだけでも結構読み進められました。
かなり凝った内容とボリュームなので、じっくりとこの作品の世界を楽しんで欲しいなと思います。
この世界が辿る未来や、主従愛から成る3人の恋愛模様の行方が2巻以降どのような動きを見せるのか、まだ見ぬビジョンに期待でいっぱいです。

7

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP