人付き合いが苦手な沖縄男子×苦労性の元サラリーマンが繰り広げる、南国スローライフ・ラブ!

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表題作きみと結ぶニライカナイ

ユキ(由紀)
人付き合いが苦手な沖縄男子
ハル(遥人)
32歳,元サラリーマン

その他の収録作品

  • 描き下ろし1「セルフカット」
  • 描き下ろし2「全開」

あらすじ

会社が倒産し、突然無職になってしまったサラリーマンのハル。
就職先が見つからず困っていたところ、オンラインゲームで知り合った友人・ユキから「うちで住み込みで働かないか」と声をかけてもらう。
心機一転、ユキが住む沖縄へと向かったハル。
しかし初めて顔を合わせたユキはオンラインでの印象と違い、すごく無愛想だった!
うまくやっていけるか不安になるハルだったが、一緒に暮らすうちにユキの優しさにふれ、
徐々に心ひかれていき...?

人付き合いが苦手な沖縄男子×苦労性の元サラリーマンが繰り広げる、南国スローライフ・ラブ!

作品情報

作品名
きみと結ぶニライカナイ
著者
ふじとび 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
電子発売日
ISBN
9784834265606
4.5

(8)

(4)

萌々

(4)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
36
評価数
8
平均
4.5 / 5
神率
50%

レビュー投稿数2

人生は”いちゃりばちょーでー(一期一会)"大切な精神がぎゅっと詰まった沖縄スローライフラブストーリー

ふじとび先生、初読みの先生です。
とてもとても、沁みる言葉が多く素敵な作品だった...✨

暑い今の季節、夏にぴったりの”海と潮風”を感じる物語でした。
攻め・ユキの言葉にじーんとする場面が多く、
噛み締めながら読みました。


表紙とあらすじに「これはっ!!」とインスピレーションを受け、
手に取ったこちら。

32歳、突然会社が倒産し無職となった元リーマン・ハル(受け)。
オンランゲームで仲良くしている癒し系うさぎ・ユキ(攻め)の誘いで
彼の住む沖縄へ行き、お店を手伝うことに。

画面で見るふんわりうさぎとは違い、寡黙で無愛想なユキに
戸惑うハルでしたが、共に暮らすうちに彼の優しさが見えてきてー

と続く、沖縄同居スローライフラブ。


実は沖縄、まだ一度も訪れたことがなく、
いつか絶対行ってみたい…!と密かに思っている場所です。

ユキの日々変わる可愛い柄のかりゆし(シーサー柄いいなあ☺︎)、
ちんすこうの豆知識(ふたつ入っている理由、本当かな?笑)、
そしておばあがユキを呼ぶ時の「ゆーきー」とちょっと伸びた音...

どれもがまだ見ぬ沖縄をグッと身近に感じさせ、
行ってみたい…!という思いがいっそう強くなりました。
大学時代のゼミ仲間、沖縄から来た同級生のことなども思い出し、
懐かしい気分に浸ったり(ˊ˘ˋ* )

不器用ながら、ハルの心身を心配して
あれこれ世話を焼いてくれるユキ。
ゲイであるハルが、そんなユキに心惹かれていくのは
必然の流れですよね。

自分の恋心にブレーキをかけようと、ちびハルがあれやこれや
度々口出ししてくるのが可愛い(*´艸`)
だめだ、止めなきゃ..と思っている時点で、もう”恋に落ちている”もの。

攻めのユキ視点で描かれた後半、おそらくノンケのユキが、
ちょっとしたハルの仕草や表情にキュンとときめき、
ドキドキしている様子に”くう〜!”と萌えました//

2回ほど出てきた、ユキの”おめでとうの踊り”に
ふふふと笑ったり、沖縄ならでは(なのかな?)の
”ホットぜんざい”という言い方に驚いたり。

お話の中から垣間見える沖縄の暮らしや風景に、
自分自身も沖縄を訪れた気持ちになって癒される物語でした。

ユキ×ハル、二人のスローで穏やかな恋模様にも
萌え悶えたのですが、個人的にとても心に響いたのが、
ユキの語る”ニライカナイ”と、ユキのばあちゃんの言う
”人生はいちゃりばちょーでー(人類皆兄弟だからよろしく)”精神です。

「ニライカナイ」ータイトルにもなっているこの言葉、
”東の海の彼方・神々が住む楽園”という意味だそうです。

人の魂はニライカナイからやってきて、再びそこへ帰ってゆくー

そんな言葉だけれど、ユキの解釈では
ニライカナイとは遠くの東の海の彼方にあるのではなく、
”人と人の間にある”のだと。

誰かを想い、誰かに想われて
たとえ今はもう会うことはできなくても、
大切な人がその場所で心穏やかでいてくれたら…

そんなふうに願う心から、”ニライカナイ”は作られているー

ユキのこの語りの場面、しばらくページを見つめたまま
何度も読み返しました

今はもう決して会えない人、また会うことが難しい人、
そんな大切な人と自分との間に、ニライカナイはある。
一言では言い表せない概念だけれど、決して切り離すことのできない
人と人との繋がり、絆のようなものなのかな、と受け止めました

ユキとハルとの間にも生まれた”ニライカナイ”を、
ぐっと噛み締め優しい気分に浸り...

一時は東京ー沖縄で離れ離れになってしまうかと思われた
二人だけれど。

ハルの決断と踏み出した一歩、明るい未来を予感させるラストが
とても素敵だったなあ(*´◒`*)

想いを通わせ合った二人のラブ描写は、可愛らしいキスのみ。

二人の新生活in沖縄と、恋の進展もっともっと、ぜひぜひ見たいなあ。
続編/番外編、希望いたします…!✨


★修正:なし(キス描写のみ)電子シーモア

1

なんくるないさぁ〜の雰囲気に癒される

初読みの先生です。
会社の倒産で1ヶ月後には住んでいた所を出ていかなくてはいけない、貯金残高もない…と不安でいっぱいのサラリーマン遥人(ハル)はゲームのフレンドの癒しの存在アルマさん(由季)に誘われて沖縄で心機一転、仕事の手伝いをする事に。
ところがゲームで可愛いウサギの姿のアルマさんは、チャラチャラロン毛の無口男で…!?

最初由季の口下手な所が2人のコミュニケーションを妨げていましたが、合間合間に飛び出してくる沖縄特有の方言や食べ物、生き物がきっかけでどんどん2人の間の隔たりがなくなっていくのが素敵でした!沖縄独特のゆっくりとした時間の流れが感じられます。

サラッとハルの性的志向が男性である事が判明して、彼の内なる小さいハルがユキさんを好きになる事を止めようとしますが、時すでに遅く笑笑
何かとドキドキするイベント(笑)が発生しますが、ユキさんにとっても良い刺激になったようで♡
人と話すことが苦手で、人以外にも苦手なものがたくさんなユキさんの中で、ハルという特別な存在が見つけられたのが素敵な出会いだったな〜と思いました!

一度は東京に帰ってしまったハルですが、そんなハルを心配して海まで渡って来てくれたユキさん。限界になっていたハルにとってユキさんの沖縄のゆっくりとした時間と言葉が彼にとっての癒しになったのかな〜と思います♡
作品全体を通して、沖縄独特のゆっくりした時間と人柄が味わえる素敵な作品でした!

本編キスのみ。

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