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拈華を待っていた

nenge wo matteita

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表題作拈華を待っていた

田鍋 篤智
刑事
瀬藤 唯真
僧侶

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

僧侶である唯真は、捜査中に殉職した刑事の幼馴染・羣司を喪って以来、涙を流せなくなっていた。
行き場のない怒りと、最期まで告げることのなかった羣司への想いを抱えて生きる唯真には、煩わしく思う存在がいる。
羣司の月命日になると必ず墓を訪れる後輩刑事・田鍋。
自身の抱える深い喪失感を実感するたびに明るく前向きな田鍋の性格が、忌まわしくて仕方がない。
羣司に可愛がられていた田鍋への苛立ちは、思いもよらぬ言葉に変わり…?

「あの人の代わりに私を慰めてくれますか?」

吾瀬わぎもこが描く情念と救済の物語。

【収録作品】
拈華を待っていた1~6
描き下ろし

作品情報

作品名
拈華を待っていた
著者
吾瀬わぎもこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784801987449

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63

4.2

(117)

(58)

萌々

(42)

(10)

中立

(3)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
15
得点
491
評価数
117
平均
4.2 / 5
神率
49.6%

レビュー投稿数15

レトロでウェッティな作品

最愛(片想い)の人を亡くした僧侶・唯真(いさな)と、最愛の人の後輩刑事・田鍋による、魂救済系の作品でした。
途中、受けが女性と絡むシーンがあるので、苦手な人はお気をつけください。

唯真と田鍋は早々に肉体関係を持ちますが、唯真がノンケである田鍋を初めて誘ったくだりは、正直無理があるなと感じました。
誘いに乗った田鍋にも違和感を覚えましたし。
この始まり方だけが惜しかったです。

ファーストコンタクト以降は心理描写が丁寧で、唯真の生臭坊主っぷりも現代的だし面白かったです。
絡みシーンもわぎもこ先生の画力が素晴らしく、画集のようで眼福でした。

わぎもこ先生はデビューコミックス以外は一貫して方言ありの作品ですが、何となく本作は方言が気になって作品世界に入りきれませんでした。
あくまでも私個人の意見なので、方言BL大好き!という方は違和感なく読めると思います。

どこか昭和・平成感が漂うレトロっぽい作風で、ちょっと重みのある作品です。
ウェットな作品が好みの方にオススメします。

2

画力

ひたすら絵が上手い。圧倒される。こういう漫画読むと雑な線の漫画読めなくなるのが辛い。

4

イサナさん〜

なんと言いますか
イサナ様、色気が凄いです。
タナベくん
これは堕ちますわ(笑)
イサナ様のホクロがまた
色気倍増ですわ〜
タナベくんの顔とカラダのキズアトが色々とあるのは
また次の時にあかされるのでしょうか
次巻がある事を願います。

後、
先輩がなくなったのは残念
生きていたら
色々とアテウマになるのか
それともイサナ様と付き合ったのかとか
妄想してしまいますが
先輩は絶対にひとたらしだろうから
老若男女にモテてただろうな
先輩のパートナーは大変だ(笑)

イサナ様が女性とベッドを共にしている場面がありますので
苦手な方はお気を付けて下さい。

3

いつも強烈なえちと、ナニかを残していく、わぎもこ先生の作品。

殉職した幼なじみの刑事を想う僧侶の唯真と、殉職した刑事に可愛がられていた後輩刑事の田鍋とのお話です。

冒頭から、唯真の幼なじみである年上の羣司の存在感の強さに、いったいこのお話はどんなふうに仕上がっていくのだろうか。
立場は違えど、大切な者を亡くした同士、救済の方向へ向かうのだろうと、ある程度は予想がつきました。

が、なかなか唯真のなかの羣司が消えるわけがなく。
告白すらできないほど、あまりにも羣司の存在が偉大すぎて、想う気持ちも強かったわけで、、

そのきもちのなかで、羣司を好きすぎるがゆえに願った幸せなど、堪えてきた感情もたくさんあったわけで、、、


一方で、生きているからこそ歩み寄れる田鍋の存在も大きくなっていくわけで。

心做しか、冒頭の田鍋と終盤の田鍋の表情がめちゃ変化していて、ちゃんとラストには唯真を支えられるくらいの頼もしい人物となっているように思えたのは、まりあげはだけでしょうか。


防刃ベストのくだりが出てきた瞬間、ヒュっと嫌な予感に唇を噛んだまりあげはでしたが、そうそうサイアクな自体が二度も起きることはないと自分へ言い聞かせ、迎えたラスト。
泣き虫になってしまった唯真を、責任持って、永遠に幸せにしてほしいと願いました。

それにしても、相変わらずえちシーンは眼福すぎて、息を呑むばかりでした。
そして、方言と言えばわぎもこ先生…で、今回も方言により物語が匂い立つ感じがして、夏にピッタリな、ちょっとアングラな映画のようだと感じました。(超絶褒め言葉)

また、他の作品も読んでみたいです!



追記: ホーリンさんの有償特典小冊子は、田鍋さんの過去の傷に触れながらのえちえち8Pに、終始ガン見の眼福特典でした♡


1

わぎもこ先生のエロは素晴らしい

作家買い先生です。

最初は唯真さんと田鍋さんの展開が急すぎるかなとも思いましたが、女性の誘いに迷いなく行ったり、ぐん司さんを思って1人抜いたりしてる唯真さんを思えば、この人は性に積極的な人なんだな、とそこの違和感はなくなりました。

むしろ私はセフレいながら他の人とHする受け好きなので、女性の誘いにのった唯真さん、大歓迎です(結局出来てないけど)。
あと、唯真さんの攻めの時の顔も見れて嬉しかったです。

ぐん司さんを愛していたけれど、やはり身体の関係があるとないとじゃ大違いかなと思います。それをわかっていたからこそ、ぐん司さんは狡くあり続けたのかなと思います。優しさでもあったのかもしれません。

てっきり唯真さんありきの作品だと思っていたら、先生のあとがきで、愛しい人を失った哀しみすら独り占めしたい、がテーマだったと書いていらしたので、先に出来上がったのは田鍋さんだったのでしょうか。そこから唯真さんが出来上がり、その唯真さんは田鍋さんを恨んでおり……と、その工程を考えたらまたワクワクしてきました。

そして哀しみすらも愛で包み込んだ田鍋さんはなんとも可愛く愛おしい年下ワンコ攻めです。
私が特に好きなのは、最初のHの時に挿れる直前、唯真さんが振り返ったところで「あっ」っていう田鍋さんです。 あってなんだ!?可愛すぎるやろ!!!
ここでほぼ1ページ使い切る先生には恐れ入ります。ここでやっと田鍋さんの素っ裸の全体を目の当たりにしてギャフンとなりました。
それなのに唯真さんを気遣って抜きあいっこにした我慢強さと優しさも素晴らしいですね。
先生の自由研究の成果もですぎており、それ以降もたくさんの素晴らしいエロを堪能しました。筋肉の美しさもさすがです。

拈華微笑という言葉がなかなか難しいなと思いましたが、そのタイトルの意味を考えながら何度も再読したい作品です。

☆4にしてますが厳密には4.6くらいなんです。
繰り上げたら5だろ、と思うのですが、やっぱりアフターグロウを読んだ時の衝撃が忘れられないので、☆4にしました。
これからも先生の活躍を楽しみにしております!

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