コミック

  • 東京戦慄奇譚 vol.3

東京戦慄奇譚 vol.3

tokyo senritsu kitan

  • 電子専門
  • 電子書籍【PR】

あらすじ

ラブ イズ ホラー。

寝苦しい夜
おぞましくも珠玉のホラーで
ぞくり としません か。

ホラーBLアンソロジー第三弾!


◇装画
咲本崎

◇漫画

凡乃ヌイス
―――「蝶の眠る庭」

幾がお
―――「業夏の螺旋」

琢磨
―――「アニマ・ヴィータ」

宇良たまじ
―――「半夜のフタオモテ」

恋緒ジノ
―――「Summer melancholy」

パース
―――「走馬灯」

咲本崎
―――「無垢の枷」

※咲本崎の「崎」は「たつさき」が正式表記

(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)

作品情報

作品名
東京戦慄奇譚 vol.3
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
電子発売日
4.3

(13)

(6)

萌々

(5)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
56
評価数
13
平均
4.3 / 5
神率
46.2%

レビュー投稿数8

No Title

ホラーBLアンソロジーの第3弾。
7作品収録。電子で196ページ(表紙等込み)。

過去の東京戦慄奇譚と比べると満足度が低下。
ホラーの種類や描写、シチュエーション、ストーリー展開などは作品ごとに異なるのですが、まとめて読むとどことなく似通って感じてしまうものが多く、アンソロジーとしてはやや退屈でした。

恐怖描写は人間が人間に直接危害を加えるものが多く、怪奇現象的なオカルト要素によるものは少なめ。

恋愛要素は霊的なものに起因するものが減少。
物語開始時点で恋人同士の作品が多く、恋愛面での突飛さが減りました。
短編なので深堀はされませんが、BLとしては読みやすい作品が多くなったと思います。

宇良たまじ先生の作品のみかなり短く、最初は不満を感じましたが、アンソロジー全体として見ると丁度よい休憩ポイントだった気がします。

順不同に誰かの地雷になりそうな要素を簡単にまとめると、流血、首絞め、刺殺、絞殺、自殺、死体、骸骨、ゾンビ、切断、臓物、肉体崩壊、カニバリズム、女性への暴力表現、バッドエンド、メリバ。
ほとんど全ての作品に流血など人体への直接的な恐怖描写がありました。
かなり地味で注意書きするほどものではありませんが、1作目読み終えてページをめくると直ぐ、2作目の1ページ目右上にリアルな蝉の絵があるので虫が苦手な方は少しだけ驚くかもしれません。

0

夏の定番ホラーBLアンソロジー!今作も読み応えありで大満足

夏恒例のホラーBLアンソロジー第三弾!今年も来ましたね〜!
今回は7編。ネタバレ控えめに感想綴ります。(最後の作品ネタバレあります、ご注意ください)


【蝶の眠る庭】凡乃ヌイス先生
vol.1で『6と7』を描かれた凡乃先生。読んでみて「あれ?」と思い、短編の『6と7』(単行本は未読)を読み返してみたけど、これってリンクしてる感じなのかな?多分同様の生物(?)ですよね。それはともかく、どうにも胸の悪くなる主人公でした…。(濡れ場少々)

【業夏の螺旋】幾がお先生
幾がお先生の繊細な作画はホラーにぴったりですね!
こちらは3ページ目で主人公の正体には気付いたんだけど、それはそれとして、最後に救いがなくてつらいかった…。「…した人は…行けない」って昔も聞いたけど、本当なのだろうか…(;´д`)
(濡れ場は数ページでエロティックです)

【アニマ・ヴィータ】琢磨先生
昨年の琢磨先生のお話にも戦慄しましたが、今回もすごいですね…。改めて琢磨先生の凄さを感じさせられました。まさに戦慄奇譚!心底ゾッとするお話でした…(特に最終ページ!)((((;゚Д゚))))ガクガク
(タイトルが気になって調べたら「アニマ」は魂・命、「ヴィータ」も命、活力のような意味だそう)
(濡れ場はほぼなし)

【半夜のフタオモテ】宇良たまじ先生
初読み作家様。『イヤって言ってもきかないで』の先生ですね!気になってる未読作です。
キャラデザ好きです。ストーリーも面白いなって思ったら、すぐ終わっちゃった〜、残念。もうちょっと続きが読みたいなと思いました。何が旭の心の奥底にあるのが知りたい!続き描いてくれないかな〜。
(濡れ場はちょっぴり)

【Summer melancholy】恋緒ジノ先生
初読み作家様。すっきりとした作画が好みです。ほんわかした雰囲気だったのに、だんだんホラーめいてきて…。予想のつかない展開で大変面白かったです。でもこのCPの雰囲気がすごく好きで、ホラーでなく普通のBLとして読みたかったと思ってしまった…w
先生の他の作品も読んでみたくなりました。
(濡れ場あり)

【走馬灯】パース先生
先生の『姉と俺と先輩と』が好きな作品。
初めはミステリアスなイケメン後輩×異能力を持つチョロい先輩、て感じで好きな雰囲気だったんですが、当然ホラーでした…。
終盤はまさにゾッとしました、こんわ〜。暑い夏に背筋が凍る作品でした…((((;゚Д゚))))ガクガク
(濡れ場なし、キスあり)

【無垢の枷】咲本崎先生
咲本先生の線の細い作画もホラーにぴったりですね!なんともやるせない展開…。
一読して、ラスト数ページがよくわからなくて、再読したんですが…。(以下ネタバレです!)

「そいつが生きてるのに笑ってられない」の次ページに、血で汚れたらしき足元、謝る周平。そして大人になった笑顔の真尋と、泣いている周平…。
真尋、やっちゃったのか…。
「元気になるまで傍にいる」と言っていた周平。真尋に罪を犯させて、成仏できなくなったのだろうか…。
なんとも物哀しいお話でした。周平…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
(濡れ場なし)


夏といえばコレ!というアンソロになりましたね!
今回もどのお話も読み応えある作品でした。
来年もvol.4を楽しみにしています♪

シーモア 白抜き修正(短編集なので、全体的に濡れ場は少なめです)

3

今年もやってきた!! BL界の夏の風物詩✧!!

三年目を迎えました、東漫さんの東京戦慄奇譚。

今回のお表紙は、なんと咲本崎先生!!
美しかない先生の画とホラー。
今年もまた期待しかありません!!


そして、ラインナップは、、
初回から名を連ねていらっしゃる
凡乃ヌイス先生(今回は6と7の前のお話だそうです)から始まり、

戦慄奇譚でははじめましての、幾がお先生

前回ぶりの、琢磨先生

こちらもはじめましての、宇良たまじ先生(short)

恋緒ジノ先生

パース先生

トリを飾るのが、咲本崎先生でした。


全体的に戦慄度がかなり上がったような、ラブイズホラー作品ばかりでとても面白かったのですが、、、
なんとなく似たようなオチっぽい作品が並んでいたような、、、??(すみません!切腹!!)


個人的にとくに印象に残ったのは、恋緒ジノ先生の彫刻家×売れないモデルの話がとてもキレイで、戦慄しました。
あの最後の分解シーンが美しいのに、めちゃ怖かったです。

まさに、時を超えたラブイズホラー。



あと、咲本崎先生の作品も画が整いすぎてるが故に、P.192の真尋の笑顔が怖すぎて、個人的にラブイズホラー賞でした。
愛ゆえの狂気、良きでした!



来年もまた、夏の風物詩BL楽しみにしています!!





1

夏といえばのこの作品!

第1弾の発売から毎年楽しみにしております。今作は全体的にエロ少なめ、グロ(血、骨)、ドッキリ描写が多く感じたので苦手な方は注意が必要です。

特に好きだな〜と感じた作品を紹介します。

【業火の螺旋】幾がお先生
初読みの先生です。夏休み、実家に帰省すると毎年同じ夏の夜の夢を見て身体も動けなくなり、死んだ恋人が当時と同じ姿で抱かれにくる…という作品です。作品中で1番エロとラストの「そゆこと!?」という衝撃が大きく、最初から読み返したくなる作品でした!タイトルにも、あぁ…と読み終わって気づくものがあり良かったです!

【走馬灯】パース先生
子どもの頃の事故で物が透ける力が宿ってしまった和泉。大学の美術サークルの後輩溝口くんの距離の近さと押しの強さに二重のドキドキ(透けすぎて骸骨に!笑)を味わう日々。そんな時、溝口くんに家に誘われ…!?
透ける能力、最初はギャグ方面に行くのかな〜と思いましたがしっかりホラーで怖かったですね!!見えちゃいけないものが見える恐怖!
和泉先輩の運命や如何に……。

【無垢の枷】咲本崎先生
表紙が咲本先生だったので絶対に読みたい!と思っていたのですが、1番BLしていて切ない作品でした泣
高校生カップルの真尋と周。テスト前に一緒に勉強してバイバイして…それが最後の別れになるとも知らず。バラバラ殺人で殺された周の事を思い続け引きこもった真尋の前に、生前と同じ姿の周が!?
好きだからずっと一緒にいたい。その気持ちの歪みが綺麗なのに切なくて悲しい作品でした。

0

No Title

ホラーBLアンソロジー第三弾です。

第二弾までが、とてもよかったので、こちらもよみました。

第三弾も、豪華な執筆陣なので、期待しながらよみすすめましたが、期待以上に、たのしめました。

いろいろなお話がよめるので、盛りだくさんの内容で、読みごたえがあるとおもいます。

とくに、「蝶の眠る庭」が好きですが、どの作品も、おもしろいとおもいました。

アンソロジーは、あたりはずれがあるとおもっていますが、どの作品もたのしめて、貴重な一冊だとおもいます。

1

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP