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  • 異世界もふもふクリニック~年下ライオンと恋する動物のお医者さん~
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異世界もふもふクリニック~年下ライオンと恋する動物のお医者さん~

isekai mofumofu clinic~toshishita rion to koi suru doubutsu no oishasan~

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表題作異世界もふもふクリニック~年下ライオンと恋する動物のお医者さん~

クラウス・リーリエン
ライオン獣人、リーリエン族の族長、23歳
若菜みずき
獣医、アニマルクリニック院長、30歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

獣医の若菜みずきは、ある日クリニックの建物ごと異世界に飛ばされてしまった。転移先の住民のケモ耳獣人たちによると、族長のクラウスが倒れたので、助けてくれる〝聖者様″を召喚したのだという。自分は聖者ではなくただの獣医で人間は専門外だと断るが、獣人たちに必死に懇願され、ひとまず治療をすることに。その後、事なきを得たクラウスはライオン獣人の若き族長で、真摯で義理堅く、誠実な年下の好青年だった。そんなクラウスは、ある件をきっかけに獣化できなくなったらしい。族長としてライオンの姿になれないことは大問題らしく、なんとか治してほしいとクラウスの従者に頼まれるが、人間のみずきにはその解決法がわからない。どうやらその原因は、クラウスの想い人にあるようで…?

作品情報

作品名
異世界もふもふクリニック~年下ライオンと恋する動物のお医者さん~
著者
戸田環紀 
イラスト
yoshi 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
電子発売日
ISBN
9784344856325

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40

3.9

(10)

(4)

萌々

(1)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
39
評価数
10
平均
3.9 / 5
神率
40%

レビュー投稿数3

獣医に獣人!

タイトルとあらすじで楽しみにしてました。
獣医がクリニックの建物ごと獣人の世界に召喚!そんなの鬼に金棒?キン肉マンに牛丼?
最強じゃないですか!

作者さんのお話をあまり読んだことがないせいか、描写やエピソードや展開に、んん?となるところがいくつかあり。

途中まではワクワクだったんですよ。
獣人たちを治して、ヨハンと病気の原因をつきとめて。
なんですがみずきがヨハンとクラウスとの誤解が、ああ…って。
そうくるか…。
族長の責任感にこだわるところも、あるあるよなあと。
誤解が解けるところもあまり盛り上がれず。

みずきの回想も、んん?人間より動物がいいの?だからこの世界がいいの?どういうこと?と。運命なの?

リヒャルトの正体にはびっくりで、最後にリヒャルトと彼の行く末に幸あれ〜と持っていかれたかな?
だってちびっ子なのに一人ぼっちで、魔術の対価がいじらしくって。卵を欲しがった理由も泣けるし。やっと見つけてもらえたね!

ブルーノくんとリヒャルトが可愛かったです。
リヒャルト、君は何者なの?

2

癒し

一言でいうなら癒し。
この異世界に繋がるドアはどこですか…?もふもふパラダイス!主人公のみずき視点からそのモフ姿を想像してキュンキュンできました!
エチなシーンは後半も後半で少しですが、なんと挿絵が!!
主人公CPはもちろん、ヨハン×リヒャルトで続編書いて欲しいな〜

動物のお医者さんという珍しさとイラストの可愛さに惹かれて購入しましたが買って正解でした。

2

年下スパダリ×獣医さん、癒しと萌えと驚きの展開+モフモフモフモフ

もーー電子限定のおまけSSに、声を出して笑った〜!
思わず”ハダカデバネズミ”で画像検索してしまいました(*´艸`)

一部研究者に”男性生殖器に歯がついたような動物” って言われてるなんて、
その姿が気になるじゃないかー..!ꉂ(๑˃▽˂๑)

画像を見てみたら、確かにしわしわで毛が全くなく、
ながーい出っ歯が2本出てるのが妙に愛嬌あって可愛らしかったです◎
(普通のネズミの3倍長く生きる(30年)という事実にも驚愕...!
勉強になりました)

少しでもみずき(受け)の理想の姿になりたいと願うクラウス(攻め)だけど、
このネズミの姿にはなれそうもないですねw

…と、あまりにも電子おまけSSのインパクトがすごくて
その感想から入ってしまいましたが。。

異世界の族長で年下スパダリ(!この属性、新たなヘキ開花)の
ライオン獣人×さいたまで開業を間近に控えた獣医師、というカプの物語。

優しく暖かく(ちょっと切なさもあり)、
暑さでバテ気味の疲れた心をそっと癒してくれるお話でした・:*+.

実はちょっと「萌2」か「神」かで迷ったところも
あるのですが、、

戸田環紀先生の切なめファンタジー(「熱砂の相剋」大大大好きです)が
萌えツボドンピシャ!の自分には、糖度やや高め&
受けが勘違いし暴走気味になるのがちょっと…というのが、評価に迷った理由です

ただ!

最後の最後、電子おまけSSの笑い成分で気分スッキリ、
また”年下スパダリ”という属性への新たな癖が開花し(♡)
読後ふわっと体まで温まる感覚があり、また読み返したいな、と思う
素敵なファンタジーでした✨(ですので「神」!です)

ライオン獣人、熊獣人、鳥獣人、
アライグマ獣人にアリクイ(!)獣人...

ありとあらゆる種類の獣人が出てきて、サブカプ(未満ですが)の
”年の差19歳”の恋の予感にもワクワクしたこちら。

獣医師のみずきが、ある日クリニックの建物ごと異世界へと飛ばされ、
倒れたライオン獣人・クラウスの治療を試みることに。

治療の甲斐あってクラウスの状態は良くなるのですが、
ある事がきっかけで獣化できなくなっているクラウスを助けて欲しい、と
クラウスの従者に懇願されてー

と続く、異世界トリップ×モフモフ×溺愛ものです。

とても面白くてワクワクしたのは、
受け・みずきが獣医師としての技術を生かし、
異世界で病に陥った人々や地域を救っていく過程!

ヒーローのようにすんなり解決...とはいかないところがリアルでした。
Aが違うならB、それもダメならC、と知恵と技術と経験を絞り出し、
獣人たちを救おうと格闘する姿に胸が熱くなりました

フォーゲルバイデ地方に蔓延する病の原因、読みながら
「蚊かな?ネズミかな?それとも、水を介しての伝染病か何かかな?」と
考えていましたが、意外なその原因に「ああー!」と驚き&納得。

知りたがりの自分は欲を言えば、
その後ヨハン(攻め・クラウスの兄弟のような友で幼馴染)たちが
行った対応策の詳細まで知りたかった…!
(でもちゃんと、”どう対処したか”という道は示されています☺︎)

”聖者さま”として当初崇められ困惑していたみずきだけれど、
病気で苦しみ、困る人(獣人)たちに真摯に向き合う姿が
印象的でした✨

頑張るみずきの姿を見て、心惹かれていくクラウス。
また年下だけれど族長を務め、麗しく落ち着いた魅力のあるクラウスに
惹かれていくみずき。

二人が両思いであることは読者から見れば一目瞭然!
なのに、麗しの長髪幼馴染・ヨハンの存在が絡んで
二人が誤解し合う展開が焦ったいー…!
のですが、それが良い◎

特にクラウスが「みずきはヨハンに惹かれているのではないか...?」
とハラハラ落ち着かず、嫉妬している描写にニヤニヤしました(。-∀-)

逆にみずきの勘違いっぷりには、「なんでや!」と
ツッコミ入れたくなるところも多々あったのですが、
それも二人の恋を燃え上がらせ、成就した喜びを高める
良いスパイスになっていたように思います。

で!
「何度も転移できる」ことがこの異世界トリップ物語の
一風変わった面白さだと思ったのですが、
まさか裏にそんなカラクリがあったとは!

で、あのキャラの正体があれだったとは!
(すみません、ネタバレしない方が絶対に楽しめると思うため
色々ハッキリ言えず;)

初登場時や中盤の展開では、なんだか気味悪いわ...としか
思っていなかったキャラの印象がひっくり返る展開、
その一途な思いに萌え転がってしまいました。
20歳近い年の差を飛び越え、成就して欲しいその想い...!!
(スピンオフ大希望です・:*+.)

また、物語のキーとなる、とある”卵”が
まさかそんな意味を持ち、
みずきの大切な存在である”あの人”との関わりがあったとは。

ネタバレ防止で”あれ”だの”それ”だの、やたら指示語だらけになっていますが;

どんでん返し、とはまた違う、
驚きの事実が次々と明らかになる展開。
ページをめくる手が止まらず、興奮しきりでした。

心通じ合った二人の濡れ場は終盤に1回、少なめですが
ライオン獣人ならでは!の尻尾の使い方がーーーー!!!

受け君のそこに絡めちゃうのね、突きながらそこサワサワされたら
たまらないよね、と勝手にニヤつく顔をなんとか抑えながら読みました//

年下スパダリライオン×頑張る獣医、モフモフと癒しと
驚きの展開に心躍る素敵なファンタジーでした(*´∀`*)

3

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