電子限定かきおろし付
恋人編と分かっててもたぶん順風満帆とはいかないのだろうなと思いながら読み始めました
まずなんと言っても絵が美しすぎる
それに尽きます
そして内容は、マキ先生に釣り合う男になるために朱音が奔走します
その健気さにほろりと涙が出ました
そして、ついに登場したマキ先生のαのお兄さんのかっっこいいこと!!!
結晶の色がまっっくろなのもめちゃくちゃ強いαみを感じでとてもよかったです
弟思いな兄だったことが明かされてめちゃくちゃ泣きました
私こういうのに弱い
αだから持ち上げられるけどβの弟のことを本当に可愛がってて、めちゃくちゃいいお兄さんでした
もはやお兄さんが好きすぎました
どうかお兄さんのスピンオフも…!!!
保健室の先生・牧瀬と元教え子・朱音。
前作で恋人同士になった二人の続編でした。
フェロモンが結晶化して見えるという特殊能力を持った朱音は、結晶の煌めきに気分を悪くする事も多く、生きづらさを抱えながら生きてきた。
唯一結晶の色が透明だった牧瀬をいつしか好きになり、偶然も重なって卒業してから数年後に再開して、お付き合いに至ります。
Reflectionではお付き合いを始めてから9ヶ月の設定で、牧瀬の家族関係のエピソードを絡めて、「先生と生徒」から一歩進んだ関係になっていくお話でした。
αの両親を持ち、兄もαという中で、自分だけβだった牧瀬。
牧瀬の両親は、牧瀬がβであると判明して以来、牧瀬に愛情を示すことはありませんでした。
バースを理由に親の愛情を失う・・・オメバガバースではよくある話ですが、こんな残酷な事って無いですよね。
牧瀬も幼心に傷を負い、「βの自分なんかじゃ」と考える癖が無自覚ながらついてしまったエピソードは、読んでいて苦しかったです。
朱音が牧瀬の兄であるαと交流するにつれ、無意識のうちに「いつか朱音もβの自分から離れていってしまうかも」と不安になっていた牧瀬でしたが、これまで妙に我慢強く弱音も吐かなかった牧瀬が、そういった本心を朱音に吐露してくれたのは良かった。
本気で朱音と離れたくなかった証ですよね。
朱音が牧瀬の不安を感じ取り、全身全霊で愛を伝えたシーンは感動的でした。
愛し愛されることに自信を持てるようになった牧瀬はとてもかっこよかったです!
本作の新キャラ・牧瀬のお兄さん(α)は黒い結晶の持ち主。
黒は光を乱反射せず、眩しくなくて、朱音にとっても好きな色です。
作中では朱音がお兄さんの結晶の色が黒である理由を何となく納得していましたが、私にはいまいち良く分かりませんでした(読解力がなくてごめんなさい)。
結晶が黒である理由について、もう少し説得力のあるエピソードがあれば、完璧だったなぁ・・・。
とはいえ、朔先生が描きたかったことはしっかり描き切れたのではないかと。
絵柄も綺麗でコマ運びも上手く、さすが朔先生!と思いました。
何となくこの作品は朱音君視点のお話しかな?と思っていた所があるので、この作品タイトルである「ルビーレッドを噛み砕く」も彼を悩まず結晶に抗って壊す!みたいなイメージだったのですが・・・
今回のマキ先生の行動なんかを見てみて、この作品タイトルはマキ先生からの視点なのかも知れない?!と思ってみたりしました
そうすると、朱音君の為に煩わしく感じる事を取り除いてあげたいと思う気持ちで結晶を噛み砕くという事と、単に恋人としての独占欲や愛情が昂ってしまい彼に歯形を残してしまう衝動的な噛み跡が朱音君自身を噛む事に表れていたのかな?と思えて来て何となく自分的にフフ・・・♡ってなりました
作中ではマキ先生の行動をDVって言われてしまったり、マキ先生自身もすごい反省してたけど、私的にはこの「ルビーレッドを噛み砕く」という意味とマキ先生のリンクを考えると全然アリ!な行動だし、朱音君自身も嫌がってないから愛情表現だな♪って思って楽しみました(*´▽`*)
まぁ他人に心配されるのはきっと煩わしいと思うのでがぶがぶマキ先生は上手い事コントロールして、これからも仲良くいて欲しいな♡と思う2人の続編でした!
お兄ちゃんキャラがすごい良かった!!
黒い結晶なんて格好いい設定だし、そもそもこの結晶が見える設定自体が面白いので何かもう一展開あったら嬉しいな、なんていう欲張りな想いを込めて今回は評価に反映しました
1巻の続きなので、まずは1巻から読むのがおすすめです。
この作品は、バースが結晶として見えるという設定が特徴。
結晶の色や大きさが感情や関係性を映していて、頭の中で色づけしながら読むと物語の解像度がぐっと上がります。
バースで人を区別しない純多。
そのせいで先生と衝突したり、逆に心を溶かしたり――不器用なのに、やり手な男です。
そして初登場のお兄さん!
最初は“バース至上主義の頭固め男”かと思いきや、実は弟を溺愛しすぎてる兄だった!
先生に頼られたときのあのニヤけ顔、完全にオタクのそれで最高でした。
ところどころに登場する天使の先生も、可愛いかったです。
えち展開:6回
今回は小学校の養護教諭と
フェロモンが見える工場勤務バイトのお話です。
初恋の人の攻様と恋人同士になった受様が
攻様と同居を決意するまでの顛末と
受様宅へのご挨拶を描いた短編を収録。
この世には男女の性別の他に
アルファ、ベータ、オメガの「第二の性」が存在します。
オメガの受様は幼い頃から
フェロモンが結晶化されて見える特異体質保持者で
煌く結晶に眩暈や体調不良を誘引されますが
中学の養護教諭として出会った
ベータの攻様のフェロモンの結晶は
透き通るような透明で受様を刺激する事がなく
受様にとって攻様は心許せる人となります。
受様の高校進学と攻様は異動により
2人の接点はなくなりますが
5年後、偶然の再会を果たしたことで
受様の攻様の恋人になります。
攻様はアルファ家系に生まれたベータで
普通のベータよりも本能が強く
受様はベッドでよく首筋を噛まれたり
激しいキスマークをつけられます。
受様としては嬉しい限りのマーキングですが
攻様は恋人を傷つけてしまう自分が
許せないようです。
受様はアルファの友人に相談するとDVだと言われ
番になりたいと言う本能が募っての行為なら
雲を掴むようなものだと言われてしまい・・・
既刊「ルビーレッドを噛み砕く」の続刊で
フェロモンが見える受様と養護教諭である攻様の
オメガバースになります♪
受様はオメガでフェロモンが視える事で
普通の人のように生きられない事は
受様にとって大きな負担です。
そんな受様な生き方を受け止めてくれる
攻様だからこそ受様も攻様の思う通りに
接して欲しいと思うのですが
攻様の中ではオメガと番えないベータであり
年上の教師と元生徒という過去ゆえに
攻様の中での縛りになっていたりするのですが
そんな攻様の葛藤は受様には見えず
アルファである受様の友人や攻様兄にも
威嚇したり、嫉妬したりするのも
受様には思いもしない事なのですよね。
年の差あるあるな展開ですが
攻様が受様に見せてこなかった部分にも
焦点が当てられていてハラハラ&ドキドキでした。
「今の攻様だから好き」「攻様と幸せになりたい」という
受様の告白にウルウルさせられました ヾ(≧▽≦)ノ
カバー下に描き下ろしのイラストがあります。
デェフォるとキャラで可愛さ満点ですので
チェック必須です。