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小説

今回は管理官の魔法剣士と罪人の魔法士のお話です。
ゲーム世界に転生して冤罪で辺境地に送られた受様が
神子覚醒して世界を救い攻様と幸せになるまでと
本編後日談を収録。
男爵家の私生児として生まれた受様は
前世を思い出した事でここがゲームの世界で
光の神子である主人公だと知ります。
王立魔法学園では極力目立たない存在を目指しますが
王太子の婚約者で"光の神子"である侯爵令息の
暗殺未遂という不敬罪で辺境領へ流刑となるのです。
辺境領は濃厚な魔素が流れこむ過酷な地で
罪人を特務隊員として戦わせる制度があり
罪人となった受様は魔法士として従軍します。
受様の管理者となった魔法剣士の攻様は
最初こそ受様を厭うものの受様の日々の様子から
受様の無実を信じてくれるようになります。
本来なら悪役令息役の王太子の婚約者である
侯爵令息はゲームに詳しい転生者で
光の神子の役目を担ってくれていましたが
王都で魔素が強まって魔瘴を患う者が出始めた事で
本物の光の御子である受様は協力を求められます。
光の神子として覚醒した受様は攻様と協力して
ゲーム世界でのハピエンまで辿り着くのですが
受様の排除を願っているのは王宮で権力を握る人物で!?
既刊「バッドエンドを迎えた主人公ですが・・・ 上」下巻で
無実の罪を負う受様と次期辺境伯と言われる攻様の
異世界転生ファンタジーです♪
王太子と婚約者の侯爵令息もまた転生者とわかり
"光の神子"が"世界を救う"ため協力し合い
闇の女神の試練に挑む姿は勇ましく
女神の望んだ応えを出した受様は
光の神子としても覚醒して世界は救われて
やっと受様が幸せになれると思ったら
そもそも受様の冤罪はある権力者が
自らの地位を盤石にするために邪魔な受様を
排除しようとしたものだったのです!!
受様の辺境地への流刑も
その人物から受様の命を守る王太子の画策という
魔物よりも女神よりも人の強欲さが醜悪です。
攻様はその人物の排除を目指し
受様はその人物の魔の手を逃れて生きるために
お互いの手を放すシーンに胸が締め付けられました。
それでもというかだからこそというか
そこからの大逆転劇が見事で
受様がまた攻様の隣に居場所を得るまで
ハラハラ&ドキドキ盛り沢山で
たいへん楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ
上下巻まとめて読んじゃって下さい。面白いです。前世のゲームの強制力に抗い悩みつつ頑張る主人公アルトは健気でかわいいし、攻のフェリクスもアルトと幸せになる為に頑張って成長します。主人公2人の他にも気になるカップルがいるのでスピンオフとかも期待です。
すごく心温まる作品。最後までハラハラドキドキしますが、ラストでは全ての伏線回収されて感動のハピエンです。単話配信もずっと追ってて好きでしたが、今回上下巻発売して巻末の書き下ろしがまた嬉しい展開に!電子も紙も買ってホントに良かった!素敵な作品いつもありがとうございます。
ひー…すごい読み応えではあったけど、アルトへの畳み掛ける試練が多くて、なんだか心落ち着かない気持ちに襲われまくりの下巻でした。
最大の敵は魔瘴でも魔獣でもスタンピードでもない、人間なんだと。
国の最大危機を救った英雄に対する暴挙には、はらわたが煮えくりかえって仕方がなかったです。
前巻いいところで終わったところから話は進み、王都を魔素の脅威から見事に救ったアルトとフェリクス。闇の女神から課された課題も見事にクリアし、スタンピードも抑え込んで国に平和をもたらした一連の流れには息を呑んで見守りました。
普通ならここでヤッターの幸せエンディングとなるとこ。だって、闇の女神にも2人の仲を認めてもらい、これ以上の後押しがあるかよっていう終幕でしたから、やっと落ち着いて2人の恋愛に集中できると安堵していたら、まさかのまさかで2人の関係に試練を与えるピンチが訪れます。
これはアルトがグローセベルクに流刑された諸事情と深く絡み合っていて、1人の権力者によって全てが仕組まれていたことが腹立たしい。王太子でもどうにもできない権力構造は暴走の一途を辿っており、魔獣や魔素よりも厄介なのは人間の醜い執着心なのかもしれないと思うところでした。
闇の神殿捜索までは完全にファンタジーの領域でしたが、アルトの命が執拗に狙われる後半戦は完全に政治的事情の非ファンタジー。しかも、1人の上級貴族の思惑でしかなく、更に言うとアルトの存在に過剰反応してるに過ぎない妄想ジジイの突っ走り行動が全ての元凶なのです。
一難去って、また一難……。
フェリクスと結ばれることにこんなに多くの問題が孕んでいたのかと思うと、正直ゲンナリ。味方は多いが、何しろラスボスが厄介な人物ということもあり、フェリクスが辺境伯になってアルトとこの国を支えていく未来がこんなにも大変だとは思いもしませんでした。
ここからは、貴族と貴族の駆け引きが主。あんなにファンタジー色が強かった展開から一気にリアルの世界へ突っ込んでいく後半戦は精神的な意味でシンドいです。
何度も言いますが、アルトは国を救った英雄なんですよ。
国に平和をもたらした功労者を亡き者にしようとは、傲慢が過ぎるぜクソ侯爵……
そんな複雑な事情が露わとなり、後半は恋愛の低迷期に入ります。
2人が一緒になる未来のためには仕方がないことなので、彼らの愛が下火になることはないのですが、アルトが死んだことにされ、常に暗殺者に狙われ、1人で住む場所を転々としなければならないのが可哀想でね……この問題が早く解決してくれよと願わんばかりで見守りました。
ただ。こうした試練の期間に、フェリクスがグッと大人になって頼もしく立派になったことだけはピンチの功名と言っていいのかも。グローセベルクの後継問題も、中枢での存在感も、アルトとの明るい未来を期待してのことだと思えば、納得のラストエンディングではないでしょうか♪( ´▽`)
アルトとフェリクスの結婚を認めないジーサンが最後の最後に登場したときは、もういい加減にしとくれと思いましたが、そうした色んな壁を乗り越えてこそ真の運命の2人。上下巻合わせての壮大なドラマが素晴らしかったです。
わたし的にはフェリクスの兄ルイスと隊長フィンとのその後も気になっています。
いつか彼らのスピンオフが読めたらいいなと期待しています^ ^
