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15

青藍の夜にくちづけて

seiranno yoruni kuchijukete

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表題作青藍の夜にくちづけて

神田 大和
25歳、農業メーカーの営業
泉 蒼葉
27歳、無職

同時収録作品青藍の夜にくちづけて

蒼葉の義理の父
泉 蒼葉

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

心はまだ、愛を欲しがっていた島で過ごす 3ヶ月間の救いの恋

「甘い」とか「優しい」とか、そんなセックス俺はいらない運命の相手を探すため、ゲイバーを訪れた会社員・大和(やまと)が出会ったのは、とびきり美人で印象的な藍色の瞳を持つ男・蒼葉(あおば)。
思わず見惚れていると、「お前のち●こに惚れた」とラブホテルに連行されてしまう。
妖艶な魅力に呑まれ忘れられない激しい一夜を過ごした大和だが、連絡先を交換しそびれてしまいそれきりに…
1ヶ月後、長期出張で離島にやってきた大和を待ち受けていたのは、あの蒼葉だった!?
しかも「会いたかったぞ おちん」と、再びセックスを求められて――。
破天荒な言動に振り回されながらも、蒼葉に一目惚れした大和は島で過ごす3ヶ月間、彼と“お試しの恋人”として過ごすことになり…。
ピュアで一途なリーマン×いたぶられたい妖艶美人の救済“島”ラブロマンス。

作品情報

作品名
青藍の夜にくちづけて
著者
犬野まげゆいし 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オーバーラップ
レーベル
リキューレコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784824013989

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15

3.7

(22)

(8)

萌々

(4)

(8)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
6
得点
80
評価数
22
平均
3.7 / 5
神率
36.4%

レビュー投稿数6

ラブコメでもシリアスでもあるかも?

美しい表紙に惹かれて購入しました。
いきなりエッチなシーン。3か月の出張で離島に行くことになった会社員の大和が、ゲイバーで出会った眼帯をする美しい藍色の瞳の蒼葉に一目惚れします。すると「お前のちんこは世界を救えるぞ」と叫ぶ蒼葉にラブホテルに連れられ…そんなギャグのような出会いからふたりの物語ははじまります。
蒼葉が最初は謎です。不思議ちゃんなのか、ふざけているのか、ただのビッチ受けなのか。シリアスな物語だと思っていたのにラブコメなのか?少し困惑するオープニングになっています。

そして大和は離島に着いてすぐに蒼葉と港で再会します。すぐにセックスを求められますが、真面目な大和はセックスは恋人同士でするもの、セフレは嫌だ、一目惚れした……と告白してしまい、お試しで島に滞在する3か月の間付き合うことになります。

藍葉の家のシーンによって母親が亡くなったこと、行方知らずの父親(義父)とうまくいっていないこと、痛くて苦しいセックスがしたいこと、キスをしたくないことが描かれています。もうわかりますよね?藍葉の過去が。どうしてふざけたように見せながらセックスに依存しているのか。
義父による藍葉へのレイプや刃物で傷つけられるシーンなどもあるので地雷の方はご注意ください。

義父による性的虐待によって覚えさせられた身体の快楽に嫌悪感を覚えながら、それがなくてはいけなくなってしまった藍葉ですが、鈍感で優しい大和を振り回しながら大和に一途に愛され、だんだんと藍葉も大和に癒されていく様子が描かれていきます。藍葉が少しずつ笑顔や無邪気さを見せてくれるようになるので、読んでいてとても嬉しかったです。
また大和も今までと違う恋愛と過去の恋愛で逃げてきた行動をすることによって、成長が見られます。互いにやっと出会えた本当に大切な人。大和が出会いたかった「運命」はきっと藍葉にとっても「運命」だったんでしょうね。野生のカンでしたもんね!

タイトルの「青藍の夜」は作中に出てくる印象深い夜の海のイメージと藍葉の瞳の色に藍葉の苦しい過去と胸の内のことだと思います。ずっと父親からの母親代わりのキスにトラウマを持っていた藍葉にとって、やっと救い出された大和によるくちづけだったんでしょうね。
ふたりとも前に進めてよかった!

0

重過ぎず軽過ぎず、、、でも薄からず、、、(;◔д◔)???作画の威力は神レベル✧

ストーリー内容に触れる前に先ず、神ってる作画について書かせて下さいッ!語りたいし見て欲しい~~~٩(♡ε♡ )۶
中表紙のカラー画の海面に陽が射す眩さや、2人の身体が接する水面の泡立ちの繊細さまでもが描かれています…✧人物描写を際立たせる細部への精緻な筆が魅せて下さる素晴らしさ.。:*電子サイトの試し読みで閲覧可能なので、是非見て頂きたい…‼
しかもこの海描写、カラーでなくともモノクロで描かれたページが作中にあるのですが、これまたスンゴイ目に焼き付く美しさ…!!本当に『美』そのもの!漫画読んでて良かった…♡

で、そんな中表紙を捲って目に飛び込んで来たのは一転急な濡れ場始まりにドキドキしちゃいますよね///|qд・,,)///マァ、シッカリ見マスケドモネwww

今回の攻めの大和くんはバイ設定
穏和そうな感じから序盤では博愛精神強めな印象を持ちました
で、受けの蒼葉(アオバ)のめちゃ美人なクソビッチさんっぷりに度肝を抜かれ再びドキドキです⁄(⁄ ⁄>⁄-⁄<⁄ ⁄)アババババ…ッ

⚠以下、すごい失礼な事をこれから書きます、、、(>︿<。)
私なりにこの作品をどう楽しんだか?をすごい勝手な主観強めで書きます
なので、、、今作品を大事に想っていらっしゃる方にはあまり気持ちの良いレビューではないかも知れませんので以下を読むかどうか?はご判断して下さいませ

さて、、、
今作品は例えば「救済系BL」とか「しっとり系」などの○○系に嵌めようとすると結構難しいかな?と感じます
※多分本来は「救済系BL」として読むのが正解なタイプだと思います‼
示されてる正解は分かってるのに”難しい”と感じた理由は、レビュータイトルにもしたのですが、、、ストーリーとして重過ぎる訳でもないけれど軽いエピソードなだけでもなくって、、、スト重では、、、正直ないとは思いますがショッキングな展開が容易されていて驚きはするので、お約束展開なだけでもなくって、、、
結果<作品のコア=核がボヤけて見えちゃう>んですよね。。。

ページ総数が何と、電子の特典を含めてですが249Pもゴザイマス‼
ただ、、、このページ数に見合う読み応えのあるストーリーか?と言われると私的には比例はしてなかったかな~(´◔_◔)、、、とは思います
この大ボリュームの中で描かれていた要点を抜き出すと、、、

【受け蒼葉の性依存っぽい行動の裏に隠された過去の養父との事で受けた精神的負債とそこからの脱却】という事になると思います
└ここを描き出す為に蒼葉のドエロさを強調して描く(そんでもって本当にえっちです、この人///д///)

多分この1点なんですよね(勿論攻めである大和側にも過去の恋のお話しが出ますが、取り立てて珍しい感じではナイお話しです)←⚠お相手は女性です‼

つまり、、、核は分かっているのに、この核となる部分のお話しに行き着く迄が長い!まぁ長いのはいいんです。。。その分興味を惹く材料になるから
でも、いざ分かってから!!が問題だったと思うんですよね、、、

先ず蒼葉が島の人から遠巻きにされる事に整合性が感じられなかった、、、
だって、糾弾されるべきはどう考えても養父でしょ?
なんで蒼葉が肩身の狭い思いをさせられるのか意味が分からなかった

で、養父の想いがコレマタ良くワカランかった、、、
母親の身代わりからなぜ蒼葉自身を求めるように変化したのか?彼の真意は何だったのか?そして最大の問題はこの人の行方を放置しちゃった事ですよね…(¯―¯٥)コリャイカン⁼³₌₃コイツへの制裁を何かしらで残してこそ「救済」になったんじゃないのかな~???と個人的には思いました。。。

そもそも高校卒業したら蒼葉は家を出たら良かったんじゃないか?って思うし、、、島を出られない・出たくないという事と養父の元=家を離れる事は別だったと思うのですよ、、、

満を持して明かされた感のある蒼葉の辛い過去、という演出が結局活かされていなかったなーーー。。。というのがすごく勿体なく感じました

このコアを盛り上げるべく用意された攻めの大和のお仕事事情も、蒼葉の奔放そうな性格や謎のパワーワード❝おちん❞wなども結果とても中途半端になってしまっていたように感じたのも非常に惜しかった(,,•﹏•,,)

と、いう訳でこれだけ「おや?」とか「ムムム…」って思う事が多いのに、、、それでも評価を著しく下げなかったのもかなり自分では珍しいのでΣ(゚Д゚)!ココからは実際これだけブーブー言いながらも楽しめた点、楽しみ方を書こうと思います♪

すごい冷酷な言い方をしてしまえばどのキャラのマインドにもあんまり共感が出来ないからこそ、のめり込み過ぎずにある程度の距離を保ちつつも気になるストーリーを読めてしまうという感覚で読書を続けられたのが良かったです

共感が深く出来ないからこそ蒼葉の境遇にも必要以上に心を掻き乱されずに見る事が出来たのだと思います
下世話な感覚だと思いますが、、、友達の友達の知り合いのお話しをドラマティックな噂話として聞いてるような感覚で聞き、結果何かいい話で終わって良かったじゃん٩(⁎≻ᴗ≺⁎)۶って安心して美味しいお酒を飲んじゃうような感じで読んでいました

この感覚が自分的にはとても合っていて、用意されたドラマ性の高い演出に神ってる作画という最高に高級なアテと共に酔いしれながら最後まで読みました♪

そのお陰で後半の蒼葉の解放されたような甘えたさんぶりを可愛いなぁ~♡と二ヤりながら楽しめたのが良かったですし、大和にも恋が叶って良かったね☆と温かい気持ちになれました(´ ˘ `*)


修正|基本は白抜き、ディルドにはカリ部分に白短冊1~2本

⚠地雷要素あります⚠
・無理矢理系且つ近親者(義理)
・関係が出来上がってからの他人との絡みあり(未遂)
・トラウマ発動描写あり(呼吸困難)

0

序盤のみエロコメで後半がドシリアス…

1話がめちゃくちゃエロくて受けがおちゃらけてるのですが、後半にかけて温度差が激しい作品でした。受けの過去回想シーンがしんどい。その描写が本当にきつかったです。
最終的に2人が結ばれて幸せになるのですが、不幸の元凶である受けの義父がこらしめられていないのがちょっと消化不良です。
せめて事件化して逮捕されて罪を償って欲しいです。性被害の描写がリアルなので地雷の方は要注意です。
終始イラストが美麗で、上記の辛い過去の描写以外は目が大変幸せでした。
濡れ場がしっかり描かれているのは1話と最後のみで、あとはわりと省略されています。
その辺を期待すると少しがっかりするかもしれません。
ただ、紙本だとシャカシャカ修正で2人のおちんが非常に迫力がありました(笑)

0

試し読み部分だけでは作品傾向が分からないタイプの作品

前からちょっと気になっていた作家様で今回が初読みです!
ちょうどシーモアで単話1話丸っと無料で読めて、何だかすごい始まり方に先を読まずにはいられなくなり購入してみました!!(1話無料は11/28までです)

先ずとっても作画が美しい!!
そして1冊250ページ弱なので大分ボリュームある作品でした
個人的にはもしかしたら初作家様の作品で読むにはもしかしたら少しハードルの高い作品だったのかも知れない?という気もしました
でも、読んでみて良かった!とはとても思っていますし、他の作品や今後の作品も更に気になりました
何よりこの作画で作品を読めるのは自分の好みにとても合っているので嬉しいです♡

なぜ初めて作品で選ぶにはハードルが高いか?と言うと、結構作品トーンの振れ幅が大きいので読んでる最中の情緒が落ち着かない感じがしました
特に、後半に向けて盛り上がって行くというよりも後半に向けてシリアスに向かって行くので試し読みの感じで読み始めると結構抉られる感じがするタイプの展開をします

私自身は地雷などがほぼ無いので驚きはしましたが、なるほど…!と受け止めて読み進められましたが中にはこれはちょっと辛いかも…と読み進めるのを困難に感じる読者様もいらっしゃるかも知れないのでは?という懸念は感じました

そこがちょっと気にはなりましたが、思いっ切りシリアスさを追求していく感じでもないので創作の中での煽り演出として読み終えました

しっかりこの煽りに上手く踊らされて読めるとすごいドラマティックに読める方も居るんではないかな?と思う作品でもあったと思います

1

救済が意外とあっさり…?美麗な作画に大満足、ストーリーの方にはやや没入しきれず、、

犬野まげゆいし先生、初読みの先生です。

まず、表紙の美しさに一目惚れ!✨ほぼ表紙買いです。
試し読みをし、作画の美しさにうっとりしました。
特に唇の質感が好き...(美人受けのぷるぷる唇、たまらんです)
美麗な作画、文句なし!の星5つでした。

で、ストーリーの方には、、
ちょっとうまく没入できず、総合的に見て星3つ、「萌」評価に。


彼女と別れたばかりの会社員・大和(攻)。
大和がバイだと知る同僚に紹介されたゲイバーで、
とびきり美しい蒼葉(受)に目を奪われます。

すると突然「お前のち◯こに惚れた」と言われ、
誘われるままにホテルで一夜を明かし…

と、体先行で始まる不憫受けの救済ストーリー。


攻めのtn...どころか、攻め自身のことを「おちん」呼びする
ミステリアスな淫乱美人受けのインパクト大!

その後思わぬ再会を果たすところまではコミカルな流れですが、
蒼葉の出身地である島へと降り立ってからは
彼の過去が明らかにされ、一気にシリアスな展開に。

で、ここからの大和の一途健気な愛による蒼葉の救済…
というのが最大の見どころなのだと思うのですが。。

ちょっと細かな諸々の設定が気になるのと、
攻め受け双方のキャラクター背景が見えてこず
「?」と思ってしまうところがありました。

まず冒頭、オープンバイ(?)であり彼女と別れたばかりの大和に
女性ではなくゲイバーを勧める同僚にもちょっと「ん?」と思ったのが一点。

あと、蒼葉はカバー下プロフィールによると「無職」とのことなのですが
大和に出会うまで一体どうやって生計を立ててたのだろう…?
最終的に描き下ろしで同棲生活を送っているようですが、
大和が全面的に養ってるということ…?
(精神的な救済はされていても、それでは何だかなあ、と思ってしまいました;)

で、逃げ出した義父は結局そのまま、
蒼葉が目撃者に「誰にも言わないで」と告げたことで、
事件化もされていないの…?スッキリしない。。 (›꒪⌓︎꒪‹)

大和の一途な愛によってトラウマが癒されてゆき…という展開もやや拙速に思え、キャラと世界観への共感・没入がうまく出来なかったかなあ、と思います;
蒼葉の「身長や体格からtnkの長さや形を推測できる」という特技も
やや謎で、なくても良い設定ではないかな、、と思ってしまいました。

蒼葉の義父にはハッキリとした制裁が下って欲しかったし、
救済BLであるならば、コミカルな設定ややりとりよりも
救済までの過程をより深く詳しく見せてもらい、共感を深めたかったな。。

辛口になってしまい、すみません;
今回のお話は、自分の萌え・刺さりポイントには
ど真ん中にヒットせず、だったのかなと。

麗しいキャラ、そして光の当たる海の様子など、
作画面で大きな感動をいただいたので、
また先生の違う作品でぜひ、萌えと没入感を味わわせていただきたいなと思います✧

★修正:白抜き(ちょっと発光してる…?)
    ディルド先っぽに白短冊(電子シーモア)

4

ミステリアスな面差しには、やはり理由があった

蒼葉の過去回想の部分がツラくて読むのがシンドい……

再婚相手と実子を残して亡くなるなんてお母さんもさぞかし無念だっと思うけど、まさか愛する夫が子どもに性的虐待をしていたなんて知ったらお母さんも浮かばれないよ。
お母さんが生きていたときは義父は良き夫で良き父であったようだけど、亡くなってからは無職で飲んだくれで、しかも未成年に手を出すクズ男。不同意わいせつ罪と傷害罪を犯した犯罪者はどっかで野垂れ死んどけばいい。
何の血の繋がりのない男のために稼ぎ、身体を差し出す蒼葉の苦しみが痛くて、島の小さなコミュニティの閉塞感もまた追い打ちをかけて蒼葉を孤独にさせている状況が最悪も最悪でした。

義父が蒼葉と母親を重ねて見ていたから素直に身体を捧げたってのもどうかと思うけど、蒼葉だと認識した上でキスして身体を求めていたってことは、この犯罪クソ親父の中にはもう母親の姿も気持ちもないってことじゃん。…ウゲゲゲ…気持ち悪い。
母親だと思っていたらあんなに手酷く抱いていないだろうし、蒼葉もその時点で気付くべき。……というか気付くよね?
痛い=快楽に結びつけたセックスを身体に教え込ませた心の傷は何よりも罪深く、蒼葉の健気な気持ちにつけ込んだ卑劣な男の行為にムシャクシャしながら読みました。


チ◯コフェチ美人ビッチの話かと思っていたら、全然違っていてこの変化球にはまんまとやられました。
からかい気味の"おちん"呼びとか、完全コミカル方面に振れてると思ったんだけどなぁ……ワンコな一途攻めに絆されて、身も心も救われていくしっとり系救済ストーリーに涙でした。

過去は消せないけど、これからたくさん作っていくであろう大和との思い出で、忌まわしい過去の傷を薄めていくことはできると思います。蒼葉が苦しんだ時間のぶんだけ、これからは大和と共に過ごす幸せの時間で上書きしていって欲しいです。

意外とコミカルな一面もあり、ラブコメっぽいところにもっとフュチャーしたところも見てみたいなと思いました。
ラブラブの恋人編、並びにイチャイチャの同棲編、お待ち申し上げております^ ^

3

この作品が収納されている本棚

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