SS付き電子限定版
ますらおの人魚姫、ムチムチなのにかわいく健気です。
何よりも大切な鱗を渡した相手、津四郎。現世の津一郎は、汐と硬く結ばれていた津四郎に入れ替わり、その恋と運命を追体験します。
竜神の化身である自分と人魚の関わり、不幸な恋を恨みに変えた人魚、自分の片割れである悪の兄弟。
暗い闇に囚われていた人魚と人間の関係を、汐という純粋で一途な人魚と出会ったことで竜としての自覚に目覚めた津一郎が救う、そんなストーリーでした。
力強く成長した津一郎ですが、もしかすると片割れはもう一つの自分なのかもしれません。
認められたい、力を持たなかった者の屈折を払拭する津一郎の成長物語なのかも。
汐の長い孤独が癒されてよかった。
感動のファンタジーでした。
上下巻の感想、まとめてこちらに。
怪談師の津之助は「それを絶対手放すな」と先祖から受け継いだ人魚の鱗の話が鉄板ネタ。ところがある晩「俺の鱗を見せ物にするな!」と逞しい男が怒鳴り込んできて⋯。
津之助の体液を摂取すると美しい鱗を持つ人魚の姿になったその男汐と、津之助の先祖である津四郎にあったただならぬ過去。人魚族と人間の間の血塗られた闘争と呪い。津之助に近づいてくる怨念の正体から彼を守ろうとする汐の必死の想いが切なくて、消された過去の記憶に辿り着いた津之助の選んだ決断は⋯。
現代と過去を繋ぐ積年の想いが見事に交錯して、これはもうBLの枠を超えた壮大なSF歴史ファンタジー!褐色の気高き人魚汐は正に益荒男。愛する人を500年かけて愛し守り抜く決意が、健気でいじらしくて泣けてくる。そして離れるしかなかった先祖津四郎もまた、魂を後に繋げ汐を追い求めるのが運命の2人でなくて何であろう!
災いを引き起こした人魚の澪も、呪いの元凶である潮比三にただ愛されたかっただけで、利用され哀れでどこか憎めない。おばばと海の底でどうか穏やかに暮らして欲しい。
濡れ場もあるけどそれメインではないのでエロ重視の人には物足りないかもしれないけど、それを上回る感動と物語の奥深さがある作品!
ストーリー重視凄すぎる!!
上巻に比べてえろ度は下がるけれど個人的にこれで全然いい!!
ホラー感、ミステリアス感、BL、人魚、最高かっっ
最高過ぎて語彙力崩壊wwww
設定の細かさも凄いけれどちゃんと丁寧に伏線回収されてて読みやすかったです。
受けがめちゃくちゃ好みっていうのもあったけど悲しい物語も備わり、それに加えて笑える箇所もありとても良い作品でした。
先生の作品はこれからも作家買い必須となりました!
本当今年始まったばかりだけどとても良い作品に出会えた!
いやーーー。
素晴らしい結末です!!!
読み終えて、コミックスを両手で頭上に挙げて大喝采!!!
ドキドキして、面白くて、ラストどうなるんだろうって気になって、急いでページをめくって読み進めたいのですが、全ページの作画が美くしいし、『ザ!ますらおの人魚姫』な、汐のたおやかさに惚れ惚れして何度も見惚れてしまいました。
まず、表紙をめくってすぐのカラー絵。
津之介と汐が水中で手を伸ばし抱き合ってキス。
あーーー。この結末をどうやって引き寄せるのかなぁと思いながらページをめくると不敵な笑みを浮かべる潮比三とスカル。
胸が締め付けられながらドキドキして読み進めました。
ストーリーが最っっっ高ーーーに面白いのですが、作画も凄すぎます!
下巻の最初、ACT7の汐のアップの顔『嬉しかった、、、』のとこ、そしてその数ページ後の汐が海中をぐんぐん泳いでいるシーンで後ろ姿の絵
見事です!!!
ACT8の汐の泣き顔アップにも見惚れました。
腕に浮かぶ『龍神の証』もリアル!
ACT10のページ一面のアップの汐の正面顔、
見開き(2ページ)全面に描かれている龍にはゾクゾクして自分の腹の奥がカーーーっと熱くなりました。
そこから一気にラストへ。
感動しました。
澪への汐の想いにも涙が出ました。
たくさんたくさん、素晴らしいとこ感動したとこ書きたいけど、ほぼ全部なので
やめておきます。
おまけ漫画など、りーるー先生のブログやXに掲載してくださっていますが、番外編などの同人誌を熱烈に希望します!
過去にいる津之介は、知ってしまうのです。
汐様が言ったあの言葉のウラにある、相手を思うが故に、交わしてしまった海底に住むおばば様との悲しい約束を…叶うはずだった恋が叶わぬ恋になってしまった………そんな過去を。
そしてその時代のいろいろな人物の気持ちが交錯していく様、愛が憎しみに変わる者もいる、真実の愛を貫いた者もいる。
津之介もおばば様と約束をする。
恋する人魚姫(♂)の最後は、おばば様との約束通りに収まる所に収まってハッピーエンドとなる話でした(安心した)
叶わぬ恋の呪縛から解き放たれた…あぁぁぁよかったよ、ホント良かった
つまり何をレビューしたいのかと言うと、それってどこの事だろう?と思う方は、ぜひ読んでみてください。ってことです。
何度か読むと、読む毎に、違う見方が出来るかもしれません。
上巻で、少しづつ謎が明らかになり、過去の因縁からの闘いが始まりそうになりますが・・・
過去を生き直すことによって今の記憶も変わっているというSFのような展開となり、一気に読み進みたい気持ちと、落ち着いて理解をちゃんとしないと、という気持ちで身をよじらせながら読みました。
身体をつなげ体液をもらったことで汐が神威を得て、変化、進化する様にはますます驚かされました。
綺麗な日本語表現に加えて現代っぽい言葉、超進化、そしてゲーム用語っぽい言葉、ハイパーメタモルフォーゼ、と3つの表現がされてるのも、さらにおもしろいです。
この物語はこのように、いくつもの見方、いくつもの表現が似合う、複雑なお話だと感じました。
決着をつけるために覚悟をした汐は、津四郎にすべてを忘れて平和に暮らせるようにと術をかけます。
アンデルセンの人魚姫のラスト、泡になって消える、忘れてもらうことを決意した人魚姫の切ない気持ちを思い出します。
しかし、津四郎は術をはねのけます。
「人間には魂ってもんがあんだよ」
「たとえ肉体が忘れても魂だけは忘れやしねえんだよ」
なんとかっこいい、なんとしびれる台詞、読んでいて身震いしました。
海の中で涙を流す汐の表情と台詞、気持ちを込めて畳みかける津之介の言葉。
めちゃくちゃしびれる告白シーンでした。
二次元、白黒のシーンなのに、ぱーんと脳内に水しぶきと光が舞う様が浮かびました。
500年物の悪霊に立ち向かうラストに向かっていく流れ、面々は、ゴレンジャーのよう、サイボーグ009のよう、HEROのOPのよう、と感じました。絵では並んではいないのですが、揃って悪に立ち向かっていく様子が、力強く感じて、とってもかっこよくぞくぞくしました。
そこから先は怒涛の展開、予想外に次ぐ予想外、どきどきしながらストーリーを追うのに必死になります。特に、津之介、津四郎、潮比三というつながりの濃い3人の関係、対立を追うのが難しいのですが、やがてすべてが解きほぐされていく様子は爽快でした。
そうしてすべてが解きほぐされ、津四郎の500年間に及ぶ覚悟と行動があったうえで結ばれた津之介と汐。
津之介と津四郎の関係と気持ち、思い、思い出、かみしめるように伝わってきて、涙が出ました。素敵な、とても素敵なラストでした。
巻末におまけ漫画が2つ。
本編とのバランス含めてすごくいいです。
あとがきで物語の説明裏側設定をたっぷり味わえたのも良かったです。
単行本で一気読みしたからこその味わいでした。
今作は、何度か読み返して、理解を深めていくとさらに味わい深くなっていくと思います。
年末まであと1か月弱の今、今年で最も感動した作品でした。
汐が鱗を渡した相手 津四郎
上巻ぐずぐず言いすぎましたが あたしの興味があるものがくれば必ずでちゃう 妙な前のめり がなかったわけじゃないんです
いやまぁ フルスイングで吹っ飛ばしたあれこれはありましたけれども
でもそこからはテンポよく読めたので結果オーライということにしていただいて
あの 相当ややっこしかったです 理解力ないので
とりあえずあたしのエンジンがかかった辺りをお復習すると 祖母から人魚の鱗を託された怪談師・津之介
人と化した人魚を元の姿に戻す『人魚還しの血』をもつ彼の危機を察し現れた汐
その出会いによってかつて恋仲にあった津之介を守護する津四郎の記憶が蘇り 時おり津之介を苦しめる
いっぽう津之介を狙うのが 五百年前を境に滅びた有力国衆だった岩井家に怨みをもつ人魚・澪
次々に登場する人物にこれ以上置いていかれてなるものかと相関図を作ったわけですが
いやもぉ よくわかんないですw
巡りめぐってとんだ呪詛に巻き込まれているのはわかるし 双子の兄である当主のご乱心 裏切りと嫉妬からの復讐もわかるんだけど 呪詛が津四郎の末代まで向かないよう願い払った対価
一族の禁忌を犯し人魚の血が絶えるのはやむ無し って言ってるのに汐も澪も生き長らえてる
確かに汐が何かした訳じゃないので 永遠の孤独を味わうように独り生かされたその哀れは美味しいんだけど
んんん
そもそもな話 これって津之介の恋なのか津四郎の恋なのか ってところなんですよね
お話は面白いです ただ 津之介自身が言ってるので間違えてはないと思うんですが 津之介は津四郎の生まれ変わりではない
ってことは 津之介の魂に宿るのか津四郎の想いに共鳴?感化?というか同化?してるだけ 本来の津之介の思いはどこにいっちゃってるの?
あぁぁ ごめんなさい ここを読まなきゃ始まらないんですよね きっと
そこはわかってもどぉにも 汐が絡むと津四郎が前面にでてくるというか 都度津之介が打ち消していく場面もありはするけど それがいつのまにか津之介の想いみたいになっちゃって
とは言え 個人的に面白く読んだ部分はいっぱいあるんです
潮比三と澪 このふたりの執念とか 呪詛を解くための死闘とか 明暗分けた双子の最期とか なんだけどあたしが読むには複雑すぎたみたいで
これが龍神の加護を欲した兄と忌み子として払われた弟の話でおさまっていたのならもう少し理解できたのかな とか
そのくらい津之介の存在が
ますらお そうね 一途に片思いを続け泡となって消える人魚はいなかったけど 強気で男前な人魚はいた 確かに
ただ 人魚によってそれまでの日々を忘れてしまったその後と忘れていたものを取り返すように思い続けた歳月を語る津四郎 あそこがよかっただけに尚更津之介必要だったんかな… って
いやもぉ ほんとごめんなさい
自分の理解力が足りないのはあります 500年プラス300年の孤独を考えれば現代に話をもってくるしかないのも 数百年続くこの恋を成就させるための器となる身体が必要になのもわかるんだけれど
ちがったな なんかちがったんですよ それが読みづらさになって こう
いいわけです ほんとごめんなさい ほんんんんっとごめんなさい
いくらオカルトものが好きでも 読解力も理解力もないあたしが読んではいけないファンタジーでオカルトものだったってことで 津四郎はよかったのよ津四郎ぉわ
下巻。
さて、現代では汐と津之介は「行方不明」の状態。
今は廃墟の心霊スポットとなっている月ヶ濱城跡で、時空の歪みにはまっているわけです。
時も超えて、津之介の意識は海の底の「おばば」と会い、全ての顛末を知ることに。
500年前、津四郎を守るために汐が愛を諦め孤独を選んだ事も。
下巻のクライマックスは、津四郎の記憶を覚醒させた津之介が汐をがんじがらめの孤独から解放し、澪の絶望と潮比三の執念が絡み合った「呪い」を解いていく!という部分。ここはある意味SFオカルトアクションもの的な。
龍まで登場して、月ヶ濱城に渦巻いていた潮比三の怨霊退治の顛末は、大量虐殺された人と人魚の番たちを浄化し、人間と人魚の異種恋愛成就へと終結していきます。
冒頭の「怪談」から想像もつかないスケールの大きい伝奇大河ストーリーへと展開して、迫力十分でした。上下巻それぞれ、トータルでも「萌x2」で。
