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9

こまどりは今際の目醒め 下

komadori ha imawa no mezame

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表題作こまどりは今際の目醒め 下

橘紀人
警察官、28歳
宗像慶臣
デイトレーダー

同時収録作品こまどりは今際の目醒め 下

仮)橘慎二
大学で民俗学を教える民俗学者、紀人の双子の弟
仮)宗像三輪
慶臣の双子の弟

その他の収録作品

  • 楽しい一日、あとがき、おまけ

あらすじ

行方不明となった双子の弟・三輪を探すため尼爾村に向かった慶臣。その村には霊能者が行方不明となっている事件の捜査に来ていた紀人の姿があった。洞窟に何かがあると考えた慶臣だが……!? “追う男”たちの命を懸けた恋愛譚、完結篇!!

作品情報

作品名
こまどりは今際の目醒め 下
著者
露久ふみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784403680328

ちるちる評価ランキング

9

4.7

(119)

(99)

萌々

(13)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
23
得点
568
評価数
119
平均
4.7 / 5
神率
83.2%

レビュー投稿数23

ついに完結

夜の帳で昏睡状態に陥った三輪をめぐる物語がひと段落しました。ハッピーエンドでよかったです。またら今際の目醒めのもう1つの重要なポイントは、慶臣に対して複雑な思いを抱える紀人がどういう落としどころになるのかというところでしたが、雨降って地固まるという形で紀人と慶臣もより一層絆が深まったように思います。これで終わりなのかなと思うと寂しいですね。まだまだ4人の物語が見たいと思いました。最後のえちシーンは、慶臣に対する紀人の要求度がちょっとずつ上がってるような…ますます紀人好みになってる慶臣ちゃんが見られました。

2

あああああ…

こまどりシリーズ終わっちゃった〜〜〜。
もっと読みたかった〜〜〜〜〜。
というのが最初の感想です。

私はどちらかというと現実的なお話の方が好きなので、同じくらいの時期に発売されたオメガより断然こまどり推しなのですが、満足度は甲乙つけ難く。

このシリーズはベースが殺人事件なので重めの話になってしまうから、ところどころいい塩梅で抜け感があって良いですね。
橘兄弟の武闘派なところも推しポイントの一つです。

で、肝心のお話なのですが、今回も田舎の信仰というか伝説をテーマに進み、冒頭から「2時間サスペンス、始まったな」などと思うくらいにはワクワクしました。
三輪のことも何も解決していなかったところから始まり、誘拐?失踪?事件が起こって、序盤からなかなか目まぐるしい。
紀人とのイチャイチャがあまりなく、そのままサスペンスモードに突入して、いよいよ三輪に辿り着くかってところで上巻は終わったのですが、下巻は事件解決編な為、これまたイチャイチャはあまりなく。
残念ではあるのですが、二人の心の距離がまた少し縮まって、というか慶臣が信頼していることを伝えられるようになって、読者の私としては成長したな、とほっとしたり。二人で過ごす時間が物理的に少なそうなので、一緒に住んでいても言葉で伝えるのはなかなか難しいのかなと思ったり思わなかったり。
そしてメインの三輪奪還は、そんな慶臣だから行動に移せたのかと思う反面、「いや、この子、夜の帳でも大概無茶してたな…」と。
行動原理が『弟を守る』過激派な慶臣だから、紀人くらいタフな警察官でないと身がもたないですね。
まさに破れ鍋に綴じ蓋。

二人のことにスポットを当ててレビューしましたが、本当にお話が計算されていてBL抜きにしても面白いので、読むのを迷っている方がいましたら『こまどりは夜の帳』からぜひ。一緒にこまどりワールドを楽しみましょう!

そしてたぶん、このシリーズまだ続くと思うので予言しておきます。
次回『慶臣の嫉妬で力が開眼し紀人が死にかける』
対戦よろしくお願いします!

2

こまどりは今際の目醒め 下

上下巻読みごたえがあって非常に良かった
4人で仲良く出かけたり、お家でご飯食べたり
そういう当たり前の幸せが描かれていることで癒されました

言わなくてもわかってくれる関係っていうのはどこか理想的であるけれど
実際には言わないとわからないのであって
そうすると、冒頭に何を話せばいいのかわからないと言っていたセリフが
後半、ぐっと効いてきました

複雑な環境下で育ったからこそわからない普通をこれから体験していく兄弟を
ずっと見守っていてくれる優しい世界であってほしなと願うばかりです

3

慎二と三輪のその後を…!

上巻に引き続き…

何者かに連れ去られてしまった三輪を追いかけて、
尼爾村にやってきた慶臣と慎二。
そこへ極秘裏に捜査を進めていた刑事の紀人も合流し…。

謎解きとしては犯人や人魚伝説の真相はそこまで予想外ではなく、
やっぱりコイツか…的な印象もなくはなかったけれど、
最終的に三輪も助けられ、慶臣にも何事もなかったのでよかった…。

そして、前作以降、ずっと眠り続けていた三輪が遂に目を覚まします。
事件解決後は警察の監視対象ということもあり、
慎二の実家に滞在することになった三輪ですが、
これまで散々不憫な目に遭ってきただけに
その無邪気な可愛さに沁みまくります!

慎二との関係はまだ友人以上恋人未満な感じではありますが…
結局のところお互いにどう想っているんでしょう?
とりあえず、慎二は生涯三輪の傍にいる的発言をしていたので、
特別なのはわかるのですが、それって庇護欲なのか、
恋愛的な意味での執着なのか…?
三輪も慎二に特別懐いているのはわかるけれど、
まだまだ俗世に染まっておらず生まれたてのひよこみたいな無垢っ子だし…
これで大団円なのはわかるけれど、この二人の恋模様にフォーカスを当てた
お話も読んでみたいなぁと思ってしまいました。

1

一緒にいよう。一緒に帰ろう。

待望のこまどりは今際の目醒めの下巻、楽しみにしてました。

個人的、各項目5段階で
健気 3
わちゃわちゃ 2
甘さ 2
エロ 1
な感じだと思います。

上巻に引き続き、紀人さん×慶臣さんのカプです。

昏睡状態だった三輪さんが姿を消してしまい、三輪さんの夢を手掛かりに、慎仁さんと一緒に三輪さんを探す慶臣さん。

消えた三輪さんの居場所。人魚の伝承。行方不明になる霊能者達。三輪さんと慶臣さんのことも手にかけようと狙っている者達。色々と気になることがありましたが、物語り中盤で、比較的あっさりめに解決しました。

意識が戻った三輪さんを救い出すことも出来て、物語り後半では、紀人さん以外の3人と紀人さんの両親とでご飯を食べたり、今度は紀人さんを含めた4人でお祭りに出掛けたりして、キャラクター達のわちゃわちゃ感が少し味わえます。

呪いという罪の意識に苛まれていた三輪さん。弟の三輪さんの為なら自身の命も厭わない慶臣さん。2人共健気ですね。そしてそんな2人を救う紀人さんと慎仁さんの言動が素敵なので、是非とも読んでほしいです。

1

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