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表題作新宿退屈男~快楽の祭典~

早乙女.美形な便利屋
竜野友紀.姿を消した兄を捜す元刑事

あらすじ

『必ず救い出すから、待っていてくれ…」元刑事の竜野友紀は、潜入捜査中に姿を消した兄を捜すため、新宿の便利屋、早乙女のもとで働いている。刑事時代、兄の捜査協力と引き換えに、早乙女に身体を要求されてから、そのまま肉体関係は続いているが、いまだ兄の確実な情報はつかめていなかった。そんな時、友紀はテレビで見たマフィアのボスに連れられた兄らしき人物を発見する。すぐに北京へと向かう友紀と早乙女だが…。便利屋の早乙女事務所VS大陸マフィア!国境を越えたラブバトルが始まる!
出版社より

作品情報

作品名
新宿退屈男~快楽の祭典~
著者
愁堂れな 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
シリーズ
新宿退屈男―欲望の法則
発売日
ISBN
9784812434697
3.1

(11)

(1)

萌々

(0)

(10)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
35
評価数
11
平均
3.1 / 5
神率
9.1%

レビュー投稿数5

オリンピックです

新宿退屈男シリーズ二冊目です。

友紀(ともきですが、早乙女にはユキちゃんと呼ばれています)が便利屋・早乙女で働くことになってから半年ほどしたある日。
春野が送ってきた北京五輪のレポート映像に、友紀の兄の姿が映っていて・・・。
いてもたってもいられなくなり、北京に行こうとしたユキちゃん。
そこに早乙女が一緒に行くと言い出して・・・。(パンダだそうです・・・)
そして北京では、日本代表選手が狙われていて、早乙女が警護をすると言い出します。


本題のユキちゃんのお兄さんですが、いつになったら兄弟は再会出来るのか。
ユキちゃんのお兄さんを連れ去ったという、香港マフィアのボス・王(ワン)主催の五輪での賭博が今回のメインの事件でしょうか。
にしても、ツッコミ所が多いのは相変わらず(笑)
恋愛は進展せずで。
緋襦袢は着こなしていたのですか・・・やっぱりサイズが気になります。女性がよっぽど身長が高い方だったのかなぁ?・・・。

キャラは良いのに、ストーリーがちょっとご都合主義すぎるかな。
でも、続きは気になるのですよ~。

1

激しさの中に優しさあり

元刑事の友紀は兄を探していた。
友紀は新宿の便利屋、早乙女と一緒にいた。
早乙女の知り合いが撮影した映像の中に、兄が映っていて北京へ行く。
北京でのオリンピックに、狙われる日本選手。
それを護衛しながら、兄を探して事件に巻き込まれていく。
友紀と早乙女の関係も・・・

0

お兄さんは?お兄さんはどうなったの⁈(笑)

新宿退屈男シリーズ第2弾。
第1弾の欲望の法則は、早乙女と竜紀の出会いから、
竜紀の兄の真相が解り、実は死んだと思っていた兄が生きている事が解り、そして兄を落としめた兄の親友?田崎の元では働けないと竜紀が警察をやめる所でお話が終わっていました。
今回はその半年後のお話で、
兄を見つけたい竜紀が「便利屋の早乙女」で所員として電話の応対をしてる所から始まります。

相変わらずお話はツッコミ所が満載エロ満載。
早乙女は読めない男というか、本能に忠実なんだか、実はしっかりしてるんだかの眉目秀麗な奔放男。
仕事そっちのけで竜紀を押し倒しちゃうし、
竜紀は竜紀で「ふざけんな!」と心の中では言いながらも感じすぎちゃって抵抗出来ず、最後はいっつも失神状態。
きっちり確認してないけれど、竜紀、毎回失神してんじゃないかな(笑)
関係ないけど、BL小説ってよく抱かれながら最後は失神してる人が多い気がする。
でも毎回はいないんじゃないかな(笑)

そんな早乙女と竜紀の元へ、早乙女の友達春野から北京五輪の取材で撮った映像が送られてきます。
そこにはなんと兄の姿が偶然写りこんでおりまして、
竜紀と早乙女一行は北京に向かいます。
早乙女一行とは、事務所で働く京、早乙女の乳兄弟で現在はお世話係の美人(よしと)、早乙女の悪友で現在は泣く子も黙るヤクザ『華龍会』組長の碑文谷。
京くんは可愛い顔していつも冷静な発言で、すぐ頭に血がのぼる竜紀をぐっと黙らせ、
美人はまるでドラえもんのようにいつもささっと必要なものを持ってくる、名前の如く美人(びじん)で寡黙な有能な秘書みたいな人、
碑文谷は結構力のある組の組長みたいなんですけどね、呑気に思いつきで来てる中国に同行して大丈夫なのかな?っと心の中でツッコミ。
で、中国に行くわけですが、話としてはなんにも進みません(おいっ!)。
お兄さんを1回見かけただけで、北京五輪をサカナに行われていた闇賭博をぶっ潰してきて終わり。
後は竜紀が自分の早乙女への気持ちを認めた位。
でも別に恋人に発展した訳でもなく…
おぉ〜い!お兄さんは?お兄さんの事はどうなったの?っで終わってます(笑)

お兄さんの事を知りたかった私としては消化不良ですが、今回もスピード感とツッコミ所が満載の話で面白かったです。
途中、竜紀が早乙女を庇って撃たれちゃうんですけど、その竜紀を心配してる早乙女がちょっとしっとりしてて逆に新鮮で良かったなー、早乙女の別の部分が見れて……
って怪我人相手に結局やってしまってるんですけどね(おい!)。でもそのシーンが私は結構好きでした。
後は闇賭博をぶっ潰しの取材をした友人春野。
その取材での大根役者ぶりが、なんかルパン三世のカリオストロの城の銭形警部みたい。前回もそういうシーンがありましたけど、春野は銭形警部とは全然違うキャラですけどね。
このお話に出てくるキャラクターって皆ルパンでも感じる親しみ易いキャラクターばかりなので読んでて正直ツッコミ所満載なんですけど、読んでて楽しい。
今回は第1弾よりはちょっと面白味が欠けちゃったけど、次巻も読んでみたいと思います。
早乙女と竜紀はいつ恋人になるのかなー(やってる事はもう充分恋人ですけど)。
後は何と言っても竜紀のお兄さん!お願いだからもう少しお話進めてくれ!っと気になってしょうがないです。

0

ラブの芽生え?

新宿退屈男シリーズ2作目。

野球ユニフォーム(上半身裸だけどw)を着てる表紙が新鮮です(﹡´◡`﹡ )
(でも野球は直接な内容に関係ないけどw)

1人はバットを片手に、もう1人は銃を片手に。
なんとなくコミカル風な表紙のイメージ通り、
マフィアが絡むお話だけど2作目もゆるっと楽しめました。

今巻の内容は1作目で匂わせてた通り
大筋はユキちゃん(受け)の兄の行方を追う形なのですが、
細々したエピソードを挟んで大きな進展もなく煙に巻かれたような読後感。

2作目は事件を追うというより、
ユキちゃんが恋の自覚を持ち始めることに焦点を当てているのかなと。
でも二兎追うもの一兎追えず…という印象が拭えないかな…。
事件のワクワクも、BがLしてる萌えも、どちらも中途半端に終わってしまった(・ω・`)

しかし2人の関係性は前作に引き続き楽しめました!
カッカして今にも飛び出そうとしてるユキちゃんをベッドに押し倒し、
「今のところは、快楽に流されておきなさい」と宥める早乙女(攻)。
エッチしてる場合か?!なんて読者のツッコミすら黙らせちゃうw

そんでユキちゃんをベッドではたっぷり可愛がるくせに
それ以外では自分優先でユキちゃんの扱いが雑になるのが笑える。
早乙女のわがままだけど憎めない愛嬌が良いです。

この2人の力関係は覆ることはなさそうですねw
ユキちゃんもなんだかんだで流されるの楽しんでるみたいだし(^w^)
今作ではまだまだ未満な関係だけど愛を語り合う時が楽しみ。

1作目に出てきた裏切り者の課長はもう出番終わりかと思ってたら
まだまだ絡んでくるようなので、その辺りの楽しみも増えました♪

0

舞台が中国へ。

新宿退屈男の2作目。~快楽の祭典~ってサブタイトルが笑えます(笑) エピソードとして、オリンピックが登場するからだってのはわかるけど、別にそんな内容でもないじゃん!って。

ストーリーは、1作めから続く友紀の兄探しについて。香港マフィアとかも絡んできて、隠された謎はどんどんややこしい方に行っている印象です。兄がえらいことに巻き込まれているらしいことは匂わせているのですが、なかなか核心にはたどり着けず…なんですよね。

友紀が直情型なのは分かっていますが、それにしても「元刑事」という能力が感じられないアホぶりに見えます。こんなんで今まで大丈夫だったんだろうかと心配になったり。

しかし、イマイチ盛り上がりに欠けるまま「次号へ続く」となっているような気もしました。今後盛り上がるといいなぁ。

余談ですが、途中、キャスターの春野さんがスポーツ賭博の謎を暴くところは、「カリオストロの城」の不二子ちゃん的な展開だったのですが、ちょっとスベリ気味でイマイチ笑えませんでした。

0

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